続人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。                かすみ食へどまだ仙人になりきれず
 
2015/06/20 22:33:00|その他
梅雨寒や湯殿で洗う扇風機





きのうはそぼ降る雨が冷たくて

寒かったですね〜

寒かったので 風呂に入って

浴室でそのまま

扇風機の羽根とカバーを洗いました

これで夏の準備の一部ができました

我輩 暑がりで寒がりなので

風呂から出て扇風機を組立てて

さっそく快適〜〜



梅雨寒や湯殿で洗う扇風機




今日はごご久しぶりに大磯の車屋へ

かも南蛮を食べてふらふらと

鴫立つ庵へ行って

それから吉田茂邸へも散策

けっこう良いところであった。





















2015/06/18 2:01:24|漢詩 俳句の参考
あじさいの数多のなまえ変化かな




今の花

土手を歩いても

知らない街へ行っても

我家の庭をながめても

6月の花は

あじさいのようですな〜


ネットを眺めていたら

あじさいは日本が原産地であるそうな

我輩日本原種の花はほとんど知らなくて

日本原種の花は雑草の花だけかな

などと思っていた


原種は日本各地に自生する額あじさい

原産地は日本でヨーロッパで品種改良

されたものを西洋あじさいと言うそうな


万葉集では「味狭藍」「安治佐為」

平安時代の辞書(和名類聚抄)では

「阿豆佐為」その他藍色が集まった意で

「集真藍(あづさあい)」

「厚咲き」が転じたものとか

花の色がよく変わることから

「七変化」「ハ仙花」などと

調べればきりがないが〜


中国にもあるそうな

それがなんと我輩も短期棲息していた

杭州市の招賢寺に唐の時代

きれいな花が咲いており

しかし誰もその名前を知らない


そのころ杭州にいた白楽天(白居易)が

「紫陽花(しようか)」となずけたそう

紫陽(しよう)とは漢代の仙人の名

白楽天にはこの上品な紫色の花は

仙界の香り高き至高の花のように

見えたのでしょう。


我輩も少なからず運命の奇遇を

感じるものである。

日本ではこの「紫陽花(あじさい)」が

最もポピュラーな表記となっている。






「紫陽花(しようか)」

         (中唐)白楽天



何年植向仙壇上  何れの年か

           仙壇の上に植え


早晩移栽到梵家  早晩移栽して

           梵家に到る


雖在人間人不識  人間に在ると雖も

           人はしらず


与君名作紫陽花  君のために名付けて

           紫陽花となす





あじさいの数多のなまえ変化かな





















2015/06/16 6:39:39|漢詩 俳句の参考
花柘榴おおきな口の三つ四つ





自転車乗りの練習をしております。

おとうちゃんに押してもらって

まだ乗れたことがないので難しいのです。

なんとか早く乗れるようになりたい!


来年は小学一年生になるので

入学までには乗れるようにがんばりたい


それでも

自転車乗りの練習よりも

どうしても水遊びの方が好きなので〜


おかあちゃんにおこられています。

はやくのれるようになりたいよ〜


家の近くに石榴(ざくろ)の花が

咲いています。

平塚に棲んでいるわたしの

朋友(ぽんよう)のに〜が〜

写真をとっていました。



そんなわけでしげしげと石榴の花を

眺めました。ポツリポツリと

ちいさな石榴のこどもみたいな実が

見えるのでたぶんこれが石榴の花かと

想定したわけであります。



花柘榴おおきな口の三つ四つ








「榴花(りゅうか)」

            (中唐)韓愈


五月榴花照眼明  五月榴花眼を照らして

           明らかなり

枝間時見子初成  枝間時に見る

           子初めて成るを

可憐此地無車馬  憐れむべし此の地

           車馬無く

顚倒青苔落絳英  青苔に顚倒して

           絳英落つ





「花柘榴(はなざくろ)」

         (訳詩)はぐれ雲


花ざくろ 

皐月(さつき)の空に まぶしくて


枝のあいだに 時にみる

なったばかりの ざくろの実


かわいそう 人の通りの絶えて無く

はなぶさ さかさに翻り(ひるがえり)


青い苔のうえ 点々と落ちて

紅いはなぶさ 点々と転々と
 
























2015/06/10 23:55:00|自作 詩
穀象を虚空蔵菩薩といふ漢




昨日は梅雨入りで

今日はかんかん照りの夏日

なかなか気象予報は難しいですな〜

金田公民館で俳句

百円ショップの扇子が活躍しました

エアコンは入りましたよ

中央公民館のエアコンは入りません

でしたね〜

同じ市内の公民館でもそれぞれで

事情がちがいようですな〜


日本には甘味、塩味、辛味、酸っぱ味

それに うま味というのがある

このうま味が日本食の命らしい

このうま味は だし で創る

このだしがクローズアップされて

ブームになっているようですな〜

出し汁の出し から

昆布で出しをとる 鰹節で出しを

鶏がらで出し 魚の粗で出しをとる

いろんな出しがある


なかには話のだしにする 

だしに使う そうして だめ出し

等と脇役のような使い方が

多かったが、、、


このだしが今や主役に躍り出て来て

だしブーム


だしそのものを飲む

喫茶店ならぬ喫だし店だって

たしかにね〜

コーヒーの代わりにだしを飲むのも

いいですね〜

だしソムリエ、だしパーテイー、

だし道楽、だし女子、だし飴、

だし離乳食、何にでもだしがつく


そんなことで今夜はだしをだしにして

夜越しの酒と行きましょう〜

だれだ! そのへんでだめだしを

しているのは?


いずれにしてもこの日本はグルメ天国

豊富な味に溢れかえっておりますな〜

吾輩はB級グルメが大好きで

歯の具合が悪くなって

工事が始まってから、日本の食が

気になって奇になって喜になって

樹になって気の狂わんばかり

とほほほほ〜

流動食グルメなんつーのを発明しよう

かな〜 カレーライスまでは食える

ようになったのだが〜



にっぽんのだしのうまみや夏料理


穀象を浮かべ流して米を研ぐ




穀象(こくぞう)が

夏の季語になっております。






1995.1.16.

 「夢を見ながら」

            はぐれ雲



夢を見ながら生きて来た

夢を見ながら生きている

夢を見ながら年老いた

でも今まだまだ夢の中


達成されねば夢のまま

夢のままでは浮かばれない

ただもののままでは終わりたくない

そういうことで夢を見る


夢をみながら生きている

いつか成るいつか成るぞと夢をみる

夢をみながら生きている

幼い時から夢を見て

一つ一つ夢を見て


夢の中で生きてきた

夢は現れ又消える

一寸の間消える夢

消えてしまうと焦りだす

俺はまだまだ生きるんだ


夢を見ながら生きてきた

夢を見ながら長いこと

夢を見ながら生きてきた

生きてる証に夢を見る

まだまだまだまだ夢を見る


夢と俺とは寄り添って

長い間生きてきた

今更夢を離せるか

夢はおいらの生きがいさ

体力気力が衰えて夢が俺から消えるとき

その時や俺も消えるのさ


夢を見ながら生きていく

ただもので終わりたくないから夢を見る

夢を見ながら生きていく

気力闘志が満ち溢れ

我が世の春を夢に見る






(後記)


米研ぎ仕事人さま


穀象虫に反応してくださりとても嬉しい

あの可愛いい虫を水を流してしまうのは

ほんとうに虚空蔵菩薩さまに申し訳なく

反省しきり


我家の厨にはむかしから虫が侵入する

たぶん我輩B級グルメに目が無いので

実験して創作する我家のB級グルメの

品々に虫たちの鼻舌味覚が反応して

来ざるをえないのでしょうね〜


いろんな虫たちがその惹きつける香りに

そのつかんで離さない魅力に

そのどうしても舐めざるを得ない

味の誘いに抗しきれずやってくる訳です


そうは言っても吾輩もいっぱしの

必殺仕事人そう簡単には見逃さない


そうですね〜 思い出せば最初に

来てくれたお客様はゴキブリ大王でした

半年ほど壮絶なバトルを繰り返しました

最初のころは見つけしだいに

叩きつぶしましたね〜

次はプッシュプシュ虫よけスプレー

なにをやっても絶滅はしなかった〜

ゴキブリホイホイも二度ほどやったが

だめでしたね〜

そうして最後のとどめは

クリエイトで買ったブラックキャップ

これで絶滅完璧でした!


つぎのお客様は蟻さんですかね〜

蟻さんは吾輩大好きなんです

蟻さんのような真面目な働き者はね〜

でも

そうは言っても我厨に列を作って

入られてはね〜

最初は手加減して手で叩いたり

お湯をかけたり酒をかけたりしたけど

だめでしたね〜

最後の必殺は昔ながらのキンチョール

でしたね〜

我厨へ入る蟻の道

その外側の蟻の道を見つけて

この道をキンチョールでぶった切り

まして これで蟻とも断絶成功!


そのほかいろんな虫がいたけれど

最後に残ったのがこの穀象

これには原因がはっきりしている

その気になって絶滅しようと

思ってないからである

計量付の米櫃を使っているのですが

毎日使うわけではない

週に1回ぐらいかな〜

むかしはおばあちゃんの直伝の

唐辛子を何本か入れとけば

穀象は居なくなるのだが〜

米櫃そのものを使わずに

袋から計量カップで量れば済むし〜

虫もすこしぐらい家にいないと〜

1種の虫さえもつかないような

魅力のない人間にもなりたくないので〜

容認しているのでございます!


米に関わる夏の季語には穀象のほかに

米搗き虫がいます。この虫も魅力的で

ひっくり返してテーブルの上に置くと

ペッキーンと跳ね上がるのである。

穀象の代わりに米搗き虫を

米の中に入れておけば米をわざわざ

研がなくても済むかもしれませんね〜


 
  6月13日21時39分 

         必殺穀象仕掛け人



穀象を虚空蔵菩薩といふ漢



             謝謝!
















2015/06/08 22:58:00|自作 詩
走り梅雨阿倍仲麻呂天仰ぐ




昨日は囲碁の総会

我輩は撫子囲碁クラブに所属する

例年酒弁当が出てから囲碁大会

当然総会のないようもある

いつも自転車で行くことにしている

新しい人がたくさん入りました

強い人もたくさんおります

来年正月の市民大会が楽しみです



石捨ててきれいな容五月晴




そうして今日は中国語

いろいろ新しい知識を得て楽しい

ここ纏も梅雨にはいったようです



走り梅雨阿倍仲麻呂天仰ぐ




雨が降って花水川も水量が多い



紫陽花もどんどん色を濃くして

おりますな〜






1995.2.26.

  「夢」

           はぐれ雲



幼い時から夢を見た恐い夢から楽しい夢を

空を飛ぶ夢美味いものたらふく食う夢


川で泳ぐそうして下半身が冷たくなって

きずいたら大寝小便そっと

パンツを脱ぎ捨てて端の布団にくるまった


幼い時から夢を見た夢はだんだん実現し

旅に出られた外国も

夢が大きくなる頃は本当の夢を見なくなる


老いて脳みそ固まって

夢を見たいと思っても全く夢を見なくなる

夢を見ないと生きられぬ

夢を見ようと努力する

それでも夢は見られない


小さい時は夢を見た

毎日毎日夢を見た

続きの夢も見たもんだ

こんな夢を見たいなと思えば

そんな夢を見た


夢見る子供が大きくなって

夢の見られぬ老人に


だけど老人考えた

見られぬ夢なら現があるさ

現を夢にしてしまえ

どうせ一つの人生さ


次から次と夢を見る

一つ夢見りゃ次の夢

夢か現か現か夢か

夢と現が一つになって

人生全てが夢なのさ〜