続人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。                かすみ食へどまだ仙人になりきれず
 
2015/08/16 22:04:05|自作 漢詩
秋の海訪ねてきたる撞木鮫




湘南の海にハンマーヘッドが30匹

茅ヶ崎沖で発見だそうな

平塚沖にもいそうだな〜


今日は日曜日 囲碁の日である。

午後から3局打って

久しぶりに左脳大回転


ここのところ撫子囲碁クラブも

新人がどんどん増えて

高段者がどんどん増えるのですね〜

ますます面白くなる

法華の太鼓なのでああ〜る〜


囲碁も左脳右脳前頭葉と

それぞれにさらに

アドレナリンもわんさか噴出してね〜


刺激を与えシェーキングして

新陳代謝を

はからなければならなくなって

いいかげんな吾輩だって懸命なのじゃ〜

まだまだ遊んでもらわんとな〜



囲碁が終わってから行ってみた。


海がみたかった

ハンマーヘッドもみたかった

平塚は茅ヶ崎の隣だから

平塚にも泳いでくるだろうと

目を凝らして眺めていた


だけど考えてみたら

どんなに目を凝らしてもだめだった

わがはいの眼は

近眼遠視乱視老眼でそのうえ

テレビパソコンタブレットスマホ

なんぞとデスプレイと言う

デスプレイを見まくっているので


弱視でもあり夢視なのである

まさに秋の夢視なっちゃっている

ハンマーヘッドにもヘッドハンター

にも逢わず


我家で一杯やっているのであります。



秋の海訪ねてきたる撞木鮫




撞木鮫(しゅもくざめ)

しゅもくとは仏具の鉦叩き棒のこと

ハンマーの形をしていたらしい!





「西湖新秋」25

       2005.9.18.

             はぐれ雲


西湖周縁入新秋  西湖の周辺

           新秋に入る

入海在中一片悠  入海在中

           一片の悠

四面依然天気好  四面依然として

           天気好し

白堤長路汗珠流  白提の長路

           汗珠と流る








西湖の周辺 秋に入り

人ごみの中にも のんびりとした

落ち着きが感じられる

今日も依然として 天気よく

白提の長い路をあるけば

汗珠となって流れる



















2015/08/10 2:56:49|自作 詩
秋立つや富士の峰には毛が立って





小道を北の方へ歩いて行くと

右手に八坂神社がある

小さな社ではあるが我家にとっては

鎮守の社である

そこを通り過ぎて中層のマンションの

処で纏緑道にぶつかる

右へ行けば金目川の土手

そこから纏緑道は結構長く

そう左の方へ行けば樹木の木陰を

緑道が続く

蝉しぐれの降り注ぐ下を歩いて行く

ときおり蝉しぐれは

法師蝉に主役を取って代わられる

二度ほど代わられて

新幹線のガードのところで

纏緑道はつきて

ガード下をすぎればまだ青い稲のそよぐ

豊かな田園地帯が現れるのである

左手の丘の斜面は家がびっしり建つ

日向が丘団地

その右手の方に富士山がみえる

さらに右の方に丹沢連峰

続いて神奈川の名峰大山へと繋がる

のである。


異様な光景を目にしました

何と富士山に毛が生えているのです

白い雲の毛が〜

いがぐり頭に白毛が5〜6房

突っ立っているのでございます

怖いですね〜恐ろしいですね〜

すっかり案山子もいなくなって〜

八咫烏でさえも震えておりまして〜



秋立つや富士の峰には毛が立って




とにかく強烈な熱さでしたな〜

どうやら富士山が抵抗勢力になっている

ようでして〜









「ある道」

        2014.8.30.

           はぐれ雲


伸びすぎた雑草が寄りかかってくる

秋風が吹き始めた 

いつもの土手の道


豊かな流れの 澄んだ音

橋脚に落書き

何年も同じ落書きを見ている


人と犬 そして 人 人

食いつくされた太陽


クレーンが一基対岸に見える

働いているのかいないのか


寝不足の心が

漫ろ神にとりつかれたように

ふらふらと ふらふらと


そうだったのか〜

今日は日曜日だったのか〜

太陽の悶えて沈む愁思かな




















2015/08/08 20:57:00|漢詩 俳句の参考
こんな日は死んでるがよし残暑かな




今日は8月8日立秋です。

歳時記によれば

立秋の日の朝を“今朝の秋”と言い

立秋の日を“今日の秋”と言う。


そうして

立秋の日の早朝酒を飲むことを

ただ“卯時の酒”とだけ言う。


立秋は酒には関係ないようである。

そうです“菊の酒”は9月9日です。

しかもむかしは旧暦だった。


ほんでもって

“卯時の酒”は白楽天で〜

“菊の酒”は陶淵明でしたね〜


なんでもいいけど

朝から暑いのです。テレビが報道する

無理をしないで特に年寄りは〜

熱中症にならないために〜

こんなところで頑張ってもしょうがない

すなおにすなおにね〜



エアコンのスイッチ入れる今朝の秋




水を沢山飲んで〜っと言われてもね〜



今朝の秋卯時の酒は月桂冠




朝だけではなかったですね〜

ますますひどくなります。

灼け付くような、燃えつくような、

熱風が襲いかかってまいります。

図書館へ本を返しに行って、

また眺めるだけの本を借りてきました。

まいりましたな〜

まるでほっけのたいこ

状態でございます。

もう家籠りですな〜



こんな日は死んでるがよし残暑かな




今日は立秋無理して秋を意識して

いるのです。

意識しているだけで、涼しくなるような

そうでもないような

またエアコンを入れて〜







「卯時酒」卯時(朝6時頃)酒を飲む


          (中唐)白楽天


(一)

仏法讃醍醐 仏法は醍醐(だいご)

         をたたえ

仙方誇瀣 仙方は瀣(こうかい)

         を誇る

未如卯時酒 いまだしかず

         卯時の酒の

神速功力倍 神速にして

         功力の倍するに


(二)

一杯置掌上 一杯 

         掌上に置き

三嚥入腹内 三嚥(えん) 

         腹内に入る

煦若春貫腸 煦(く)すること

         春の腸を貫く如く

暄如日炙背 暄すること

         日の背を炙る如し


(三)

豈独支体暢 あに独り支体暢(の)

         びるのみならんや

仍加志気大 なほ加ふ

         志気の大を

当時遺形骸 時に当たり

         形骸をわすれ

竟日忘冠帯 日をわたり

         冠帯をわする


(四)

似遊華胥国 華胥(かしょ)の国に

         遊ぶににて

疑反混元代 混元の代に

         返るかと疑う

一性既完全 一性既に

         完全ならば

万機皆破砕 万機 皆

         破砕せん






  

醍醐(だいご)〜仏説 最上の美味

 乳から酪(ラク、バター)を製し、

 酪から酥(ソ、クリーム)を製し、

 酥を製して醍醐とする。

 五味の第5 最高の味。オイル様。

 仏教の最高真理にたとえる。


瀣(こうかい)〜仙人の食物として

 六気が言われている。

 春は朝霞を食い、夏は正陽を食い、

 秋は淪陰を食い、冬は瀣を食う。

 これ等に天玄の気と地黄の気を

 加えて六気とする。

 瀣は北方の夜半の気であるという。


煦(く)す〜蒸すこと。


暄(けん)〜日のあたたかなこと。


華胥(かしょ)の国〜黄帝が

 昼寝の夢に華胥氏の国に遊んだ。

 その国には支配者が無く、

 その民は嗜欲無く、愛憎無く、

 利害も無かったという。


混元の代〜

 天地開闢(てんちかいびゃく)

 以前の代。

 混沌としている原始時代。





「早朝の酒」

         (訳詩)はぐれ雲



仏法では醍醐が最高に美味い

仙人は六気を食らう

しかし 

卯時の酒に勝るものなし

回りが速く心地よい



一杯手のひらにのせ

三口飲んで腹に入るや

たちまち春が腸を貫くごとく

太陽が背中をあぶるがごとし



五体のびのび

志気ますます盛んにして

たちまち生きてる身をも忘れ

世俗の仕事なぞ吾が興より全て消えさる



そは無欲の国に遊ぶに似て

原始のときにもどったごとし

本性のみしっかりあらば

何がこようと打ち勝てる


















2015/08/03 22:52:04|自作 詩
夏の夢異常に赤く月燃えて



夢という映画を見ていたら

いつの間にか眠ってしまった

ヒューヒューとやけにうるさいので

夢ごごちの中で目が覚めた

映画の筋はまったくわからなくなってて


すこし濃いめのコーヒーを入れて

もちろんブラック

コーヒーを飲んで苦いコーヒーを

しばらくしたら


すっきり目が覚めて

冷房がはいっていて夢はまだ続いている

そうとう長い映画のようだ

面白そうな映画なのであとでもう一度

見てみよう。


長い映画を最後まで筋をおってみるのは

たいへんなことである。

もっとも途中寝ていたので、どれほど

長かったのかのかわからないのだけれど

まだ夢は続いているようなので

この辺でSw消して、またあとで〜



夏の夢異常に赤く月燃えて 




東方の低いところに異常に赤く異常に

大きな異常な月が出ておりました。









「紅い月」

      2010.8.23.

             はぐれ雲



暦の上では   処暑なれど

どこまで続く  熱帯夜

異常気象の   地球には

今夜も浮かぶ  紅い月


塾田津(にぎたづ)の月 夢一夜

額田王(ぬかだのおおきみ)立つ浜に

潮満ち来れば  時ぞ今

旅立つ先は   紅い月



残暑炎熱    果てしなく

夜になっても  熱い風

酔後のように  雲間の

月は熟柿の   紅さかな




街中は酔ふがごときの溽暑かな



















2015/08/02 15:13:00|自作 詩
雷の臍の焼き鳥茶碗酒



コーヒーが無くなったので

買いに行く MaxVaiueへ

どれが我がのぞむコーヒーかわからず

探し回って

豆と、粉はドリップ用

ただ入れるだけですむコーヒーはどれか

とさがしまわった

勿論我望むものは入れるだけのものさ

ありました〜

袋に書いてある能書きを見ると

T二乗ACMI焙煎

匠な技で焙煎時間と温度をコントロール

やわらかい日本の水だから より一層

コーヒーの香りがひきたつ とよ〜

日本の水でたくみに香る!

AGF Blendy


そうかいそうかいと 買ってきて

すぐに試してみるのがいいところ

なんにでも興味を持ってやってみる


グラスに水入れその中に

入れてみましたBlendy

何と!かきまわさずとも融けちゃって

氷をぶち込み飲んでみた

好極了!



香り立つアイスコーヒーブレンデイ 




ということで

よはまんぞくでありました。






「雷の徘徊」

     2014.8.1.

           はぐれ雲

雷が鳴っている

稲光がする

雨は降っていない

異様に蒸し暑い


雷は動き回る

停滞もする

昼間は南の方にいた

夜になって


閃光とともに雷が落ちた

八坂神社の方である

その後二三度音だけが轟いた

雨は降っていない


蒸し暑いのでエアコンオン

雷さんは西の方で

ごろごろと転がっていたが

南の方へ行っておとなしくなった


どうやら近づいたり遠のいたりして

我家の周りを一周したようだ

またやってくるかもしれない

ステルス戦闘機は飛んでいない




雷の臍の焼き鳥茶碗酒