続人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。                かすみ食へどまだ仙人になりきれず
 
2015/09/19 16:54:00|漢詩 訳詩
ランドセルに人気集まる赤蜻蛉





ランドセルに

とても人気が集まっている。

例の爆買い!の対象になっているそうな

なにか世界のランドセルになったような


小学一年生から〜使う以外

の用途もたくさん


ファッションとは面白いものですな〜

いや使うととても便利なものらしい


そうは言っても中国語の勉強に

ランドセルを背負って行くことは

吾輩にはちょっとできませんな〜



ランドセルに人気集まる赤蜻蛉   



一個だけ確保しました予約すみ

一月に入る予定だそうな








「秋詞(しゅうし)」


          (唐)劉禹錫



自古逢秋悲寂寥  古より秋に逢えば

          寂寥を悲しむ


我言秋日勝春朝  我は言う 秋日は

          春朝より勝ると


晴空一鶴排雲上  晴空 一鶴

          雲を排して上れば


便引詩情到碧霄  即ち詩情を引いて

          碧霄に到らしむ




「白鶴雲を突き抜けて」


         (訳詩)はぐれ雲



人は言う

      秋は寂しく憂鬱だ


吾は思う

      秋は春より遥かに勝る


晴れた大空

      一羽の鶴の

      雲を開いて飛翔する


清冽極まる秋の気に

      詩情たちまち引き出され

      一気に昇る青い空




なかなか秋空、青天、

詩のような空はあらわれませんな〜


シルバーウイークというネーミングが

なんか気になるのだがな〜

これじゃ〜毎日がシルバー天気

ような気がしてね〜

ブル〜スカイウイークとかにすると

気も晴れるのだが〜


それでも

予報では明日の天気はよさそうだ!


















2015/09/12 21:19:00|その他
雑草のごと秋韮の花美しく





我家の庭には

韮(にら)が増殖しておる。


当初は食べるために植えたのではあるが

いまはほとんど食べてはいない


目立つのは花咲くとき

いまがそのとき


庭の手入れはほとんどしない

自然のままである

いわばやつらにとっては戦国時代

弱肉強食なのである


韮はけっこう逞しい

雑草にも負けないようである


我家の庭では多くの植物が

自然淘汰されて滅びて行ったのであるが


韮はいまのところ勝ち組である

吾輩は動物も植物も勿論人間も

逞しいのが大好きなのである〜


宮本武蔵やイチローや澤穂希や

吉田沙保里などみ〜んな大好きですな〜

韮(にら)ちゃんもその一人に

はいるかも〜


餃子はやっぱり韮餃子ですな〜




雑草のごと秋韮の花美しく



















2015/09/11 9:09:14|漢詩 訳詩
邪馬台国をみにゆこう秋日和





早朝の纏の空


久しぶりの秋の空

うろこ雲、鰯雲、鯖雲、野分雲、

そんな秋の雲らしい雲がかがやいて

すこし朝焼けの色がついて

鴉が鳴いて何処かへ声が消えて行った


今朝はまともに米の飯を食った

そうしてのんびりとテレビを見ていたら

予想通り晴れてきましたな〜


そうして秋の雲らしい雲が

すっかりなくなってしまい

そらの高さがどんどん増して

そう秋の空があらわれたようですな〜


卯時の酒をやってしまったもんで

酔いがまわって

眼の酔いも回ってすこぶる心地よい


きもちよく力が抜けて

気持ちよくしこりがばらけて

きもちよくかすみがかかって



牛の声の聞こえるような秋のそら


邪馬台国をみにゆこう秋日和




すこし眠くなってきましたかな〜






「 偶睡 」

           (明)高啓



竹間門掩似僧居  竹間門はとざされて

           僧居に似たり


白荳花開片雨余  白荳花は開く

           片雨の余(よ)


一榻茶煙成偶睡  一榻(とう)の茶煙

           偶睡を成し


覚来猶把読残書  覚め来れば猶とる

           読残の書





「 うたたね 」


         (訳詩)はぐれ雲



竹林の中 門は閉ざされ

ひっそりとして 僧侶の寓居のよう


白い豆の花が咲いている

通り雨のあと


立ち昇る 茶をいれる湯煙り

ながめておれば ついついうたたね


目が覚めてみると

まだしっかりと持っていたんだよ 

読みかけの本を




うたたねの後も眠たし目借時


















2015/09/08 23:56:00|自作 漢詩
秋の空雲と風とやえとせとら


極端化する季候

今日本が襲われているのは

猛暑、台風回数、豪雨、竜巻、寒暖差、

暴風、スーパー台風、等々

先週土曜日か、

タモリの番組でやっとった

いろんな現象が

重なり合って巨大化する、

それらの中で赤道を周回する雲の群れ

MJO(マッテンジュリアン振動)が

注目されている。

MJOが海水の温度の変動による蒸発

エネルギーや大気の変動と重なって

種々なる現象が起こるそうな

スーパー台風の発生も

アメリカでは大干ばつ地帯に大雨が降り

大洪水の発生などと

そのうちゴビの砂漠やサハラ砂漠も

熱帯雨林地帯に変わるとか

地球温暖化も

それらを助長しているのかも



秋の空雲と風とやえとせとら




なんちゃって俳句何ぞを創ってなんか

いられなくなるかもね〜

今地球の気象が面白い

今の俳句よりも

面白くなるかもしれませんな〜

角川歳時記よりも

地球気象マッテンジュリアン歳時記

なんてね〜


台風の影響で大雨かとの予報も

纏の夜は静かになって真空状態の

ごとし








        54
「回憶」(回想)

     2006.10.29.

            はぐれ雲



一杯対水威士忌   ウイスキーの

            水割りを


喝酒悠閑在房間   部屋で静かに

            飲んでいる


秋深粛静黄昏時   秋も深まり穏やかな

            夕暮れ時は


下酒采是只回想   思い出だけが

            酒の肴ぞ





歌に飽き 話に飽きて なおも行く
        
    心の乾き 果てしなく


客もなく 独占夜の 歌の苑

    一人帰る 平海路の 金曜日





平海路とは

当時住んでいた中国浙江省杭州市の

西湖に近いホテルの前の道路名である。














2015/09/05 15:20:03|自作 詩
足下のそらのはじまり葉月かな




久しぶりにめしを炊く

やはり自分で炊いて 

その炊き立てのめしはうまい 

さらにその香りがそそるのである〜


ちゃわんによそり辛子明太子を一本乗せ

永谷園のさけちゃづけをばらまいて

ポットの湯を再沸騰させて

ゆっくりと注ぐのである〜


これがそそられますな〜

何と吾輩も生きている

そんな感覚なのですな〜


そこで冷蔵庫から金麦をとりだして〜

カポカポと喉をうるおし

茶碗の湯がさめるのをしばし待つのである

吾輩も隣の猫と同じ猫舌なのである〜


今頃になって晴れてきましたな〜

晴れたとは言っても 薄ら晴

北京の秋晴れにはかないませんな〜



足下のそらのはじまり葉月かな  




明日は熱海で吟行

晴れればいいんだがな〜






 「 くさいはなし 」

     2014.6.17.

           はぐれ雲


ガラリの向こうは白く明るい

車の排気音がする

タイヤが砂利をじゃりじゃりと

月ぎめの駐車場となっている


ガラリの向こうは下屋になっていて

仕切りは半透明の波型とたん

晴れているのか曇っているのか

ここでは判然としない


確かに判然としない日である

早朝から蒸し暑い日であり

たぶんこもるような薄曇りだったはず

家の中では湿度が60%超え


ここは我家の書斎兼

瞑想空想迷走夢想苦想妄想の楽園なり

腹の具合の悪化にてほんとに臭想事もある

トイレ兼用の憩いの場


蒸し暑し心頭滅却涼しかり

そういうことなんでございます

吾輩はここに籠って本を読む

中隠というよりは中ウンなのかも〜