人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2012/05/06 20:47:12|その他
ほろ酔いの追憶空し初夏の風




午後三時頃 雷の音とともに

夕立が来たが

しばらくしたら、

全く何もなかったかのように

太陽が照っておりました。



たまたま 手持無沙汰に

秋田の雪を飲んでいたのでした。




夕立の去り際のよし薄暑光


ほろ酔いの追憶空し初夏の風








  「半酔」

         (唐) 韓偓



  (一)

水向東流竟不廻  水は東に向かって流れ 

           ついに還らず

紅顔白髪逓相催  紅顔 白髪 互いに 

           相うながす

壮心暗逐高歌尽  壮心 暗に 高歌を

           追うて尽き

往時空因半酔来  往時むなしく 

          半酔によって来る



  (二)

雲護雁霜籠澹月  雲は雁霜をまもって 

           澹月を籠め

雨連鶯暁落残梅  雨は鶯暁に連なって 

           残梅を落とす

西楼悵望芳菲節  西楼 悵望す

           芳菲の節

処処斜陽草似苔  処処 斜陽 

           草苔に似たり






  「ほろよいのおもい」



         (訳詩)はぐれ雲



     (一)

川の水の東へ流れ 戻らぬように

紅顔も白髪へと 老いてゆく

壮大な心意気も 高歌とともに薄れ

追憶は空しく ほろ酔いのみ残る



      (二)

雲は 渡りゆく雁を守って淡月を包み

雨は 鶯暁とともに残梅を散らす

西楼にて憂望す 花芳の季節

夕日は まだらに草原を照らす


















2012/05/05 20:48:54|中文俳詩
状況好 初吃西瓜 好酒肴



















一本指のポーズ

ちょっと会わなかったら進歩のあとが

著しい 新技も身につけておりました。


よくしゃべるようになりました。

とてもたくましいのです。


今日は5月5日 端午の節句

鯉のぼりが 

あっちこっちで泳いでいます。


しかし わたしは れっきとした

女の子 なんですですよ〜



子供の日大鳥居にも鯉幟



八幡宮の大鳥居にもこいのぼりが

かかっておりました。






状況好 初吃西瓜 好酒肴


qing2kuang1hao3

  chu1chi1xi1gua1

    hao3jiu3yao2

頃はよし酒の肴に初西瓜




鯉魚旗 在游泳舞 天空高


li3yu2qi2

  zai4you2yong3wu3

    tian1kong1gao11

鯉幟高き風受け泳ぎ舞う




















2012/05/05 14:20:03|その他
トマトの天婦羅口中にはじけたり





スイカもらったよ〜 食べにこない〜

よ〜し とっておけ〜

かえってから行くからよ〜

っということで

待っていました初スイカ



頃はよし酒の肴に初スイカ




その後のメインデッシュは天婦羅でした

スイカと天婦羅はどうのこうの

いや 天婦羅と梅干はなんのかんの

誰がなんのかんのどうのこうのと

いおうがいうまいが

吾輩の真実はうまいかどうか

ただそれだけで決まるのである!



しかし

びっくりしたな〜

丸トマトの天婦羅が出てきたのであった



面白いことは面白いのだけどね〜

これ食えんのかな〜?

よ〜し

論より証拠 常試味道 毒見をしよう


善は急げ 天婦羅揚げたて

がぶり といっぱつ かぶりつく

するとどうだ 台湾の小龍包など

くそくらえ

このうまきこと極楽の滴る甘き露

仙人の天露の如し

口中に広がり 

思わず失神寸前でありましたよ〜



トマトの天婦羅口中にはじけたり


口中に甘し天婦羅トマトなり


はじけ散る甘き天婦羅初夏の味

















2012/05/03 9:32:03|
朝床や初夏の雨音心地よし




 「晩春 夜来の音を聞く」


雨が降っていて、いろんな音がする。

雨量が変動する。

風も吹いている、風向きが変わる。

風速も変動する。

雨が当たる場所が変わる。

雨音の強さが変わる。

風の音も混じっている。

まだ降っている、吹いている。

朝になると、車の走る音、

新聞配達のオートバイの音。

目を半眼にして、

鼻をむずむずすれば、

どこからともなく、うまいかおりが、、

遠く、新幹線の音も聞こえる。

全く寒くない、暑くもない。

神経をとがらせて、

目に見えないものを

想像し、感じようとしている。

どうやら吾輩は

座頭市の境地をつかんだようだ。

居合抜きも出来そうな気分になって、

腕を動かすと、ビュービューと

音がした。

雨はまだ降っているようだ。


晩春や遠音近音の響きあり





朝床尒     あさどこに

聞者遥之    きけばはるけし

射水河     いみづかは

朝己藝思都追  あさこぎしつつ

唱船人     うたふふなびと




朝床に 聞けば遥けし 射水川

朝漕ぎしつつ 唱ふ舟人

 (万葉集 4150 大伴家持)


朝の寝床で 耳澄ます

聞けばはるかに 射水川

舟を漕ぎつつ 歌う声


音を聞いて、そこから目に見えない

状況を想像する歌



朝床や初夏の雨音心地よし





(後記)

そういうおぬしが〜 市ならば〜

いったいあっしは〜 誰なんだ〜

お天とさんよ〜 お天とさんよ〜

鼻で知る夏〜 木の芽の匂い〜

しみじみと〜 しみじみと〜

雨のお〜  〜   中〜


          ありがとさんよ〜

           ありがとさんよ〜


















2012/05/02 6:29:21|俳句中心
ほら吹きじいさん世が世ならばと仏法僧






曇天ところどころで雨が降っている。

突如として日がさし晴れてきた。

東伊豆町に入ってからでした.

蒼く染められる海 夏兆す空



寝ころんでいると

鳥の声がよく聞こえる

老鶯 杜鵑 仏法僧 葦切 雀

そんなような鳥達の声らしい




乱鶯の声の飛び交う露天風呂



見つけたり鳰の浮巣の生卵






爺さんと酒を飲み交わし

その後 囲碁を打つ



ほら吹きじいさん世が世ならばと仏法僧



酒飲み碁じじいに負けてほととぎす




       とほほほほ、、、、、、






妄想 空想 夢想 奇想 暴想、、、




残り香は月下美人の膝枕



馬上行く王昭君の頬紅し



花魁道中通りしあとの落とし文



甚平や川中島の水の音



ほととぎすに座禅のときを断ち切らる



五月空また旅に出るはぐれ雲