人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2012/05/15 18:52:28|その他
滝しぶきブラックホールの壺のなか   





ブラックホールに星が吸い込まれている

映像がNASAから公開された。

星がガス状になって吸い込まれている。

とても美味しそうにガスを食べている

ようにも見えるのだが、

ブラックホールとは霞を食って生きている

仙人のようだ。

なんとも不可解なものである。

何が不可解かというと入口があって

出口がないことだ、

吾輩の胃袋だって、なんでも入るけど

必ず、出てくるのだ。

そうとう変形変質はしているけれど、

出口があるから、すっきりするのだ。

ところがどうだ、ブラックホールは

入口だけで、出口がわからない。

これほど気持ち悪いものはないのである。

入口があれば、出口がないとね〜


吾輩はなにか解らないことに興味を

示す癖がある。

ブラックホールもその一つ

なに?

わからないからブラックホールだって?

たしかにね〜 ということは、、、

吾輩のまわりはブラックホールだらけって

いうことなのか〜



夏の雨ブラックホールに吸い込まる


滝しぶきブラックホールの壺のなか
   







   「琴と酒」

        (中唐)白楽天


耳根得所琴初暢  耳根 所を得て

            琴初めて暢ぶ

心地忘機酒半酣  心地 機を忘る

            酒半ば酣

若使啓期兼解酔  もし啓期をして兼ねて

            酔を解せしめば

応言四楽不言三  まさに四楽を言うて

           三を言わざるべし





   「琴と酒」

        (訳詩)はぐれ雲



琴を弾き初めれば

      耳は 大喜び

酒ほどよく進めば

      心は 小事を忘る

もし隠者啓期に

      酒の酔いを解らせれば

楽しみは三つではなく

      四つとなっていただろう







隠者啓期

このあいだ、孔子が太山で遊んだ時、

隠者啓期が琴を弾いているのに遇い、

行きがけの駄賃に、楽しみはなんですか

と聞くと、隠者啓期は三つの楽しみを

あげて答えた。 それは

人と生まれたこと。男であること。

九十歳の長寿を得ていること。

そうか〜

白楽天はそれに酒の酔いの楽しさを

加えたいわけなんですな〜

共感!共感!



卯の花腐し仙人に逢う酔の夢















2012/05/13 21:40:01|その他
エーゲ海の夕日を眺め冷やし酒




吾輩は気象予報士ではない。

だからいつも、現在と結果だけを

楽しんでいるのである。

そんなわけで、今日はええ天気でした〜

こんなええ天気だったのに、

吾輩は午前中はテレビで眼がつかれ、

午後は囲碁の日、白黒で眼が疲れ、

さらに、なけなしの脳もつかれ、

もう宵闇迫る時間となって、

それでも日が永くなったので〜

時間をもうけたような気になっている〜



纏緑道の側に植えてある牡丹の花は

ピンク 白 紅 ときれいですな〜



エーゲ海の夕日を眺め冷やし酒






 「端陽相州道中」


           (清)張問陶


杏子桜桃次第円  きょうし おうとう 

            次第に円なり

炎涼無定麦秋天  炎涼定まること無し 

            麦秋の天

馬蹄歩歩来時路  馬蹄ほほ 

            来時の路

照眼榴花又一年  眼を照らす榴花 

            又一年




あんずの実 さくらんぼ 

順々に丸く熟し

暑かったり 涼しかったり 

まるで出鱈目な麦秋の空模様

馬上に揺られて 一歩一歩 

来た時 通った路

わたしの目には映る 

ひと際鮮やかなざくろの紅い花

あ〜あ 

また一年が 過ぎてしまった






この漢詩は

作者が都(北京)での科挙の試験に

不合格になり、故郷の遠い遠い四川省

に戻る途中 河南省安陽市付近で

詠んだものである。これから更に南下し

長江に出て、舟で遡っていく予定の

ようである。

麦秋(初夏)のものうさと、

傷心の帰郷 そんな雰囲気が

でておりますね〜


ちょうど今頃 暑かったり、涼しかったり、

日本の今の季節に似ているようでもある。

時には、積乱雲が発達し、竜巻なども、、

捲土重来 来年も再チャレンジしようでは

ないか〜



麦秋の天馬蹄歩歩たる帰り路

















2012/05/12 15:20:36|俳句中心
落とし文吾輩にかと足を止め





河内川と金目川の間の桜並木を

歩くと、桜の実のたくさんなっている

木が一本ある。

実が大きくなったら、そうして真っ赤に

熟れたら、食べてやろうと、

毎年目をつけているのではあるが、

ど〜も佐藤錦にはなりえないようで、

いつの間にか、下の道を汚すだけで、

まだ一度も食べられないのである。

実にとっても、不甲斐ないと思って

いるに違いない。  しか〜し

ここの住人の小鳥達の餌には

十分なっておりますよ〜 

それでもね〜

ほんとうなら、

うまいうまいさくらんぼになって、

紅玉の光を見せたいとおもうのだが、、、、



薫風やさくらんぼにもなりきれず






落とし文

同じ土手を歩くと、木の葉をくるくる

巻きつけたものが落ちている。

風情、情緒のわかる日本人は

それらを落とし文と言う。

恥ずかしくか秘密の吐露か、公然と

言えないことを文にして落としておく

そのような艶文恋文に似せている

この葉の巻きつけを落とし文と言う。

人は言う 鶯の落とし文、不如帰の

落とし文、等々

烏の落とし文とは言わないようだ。

吾輩の前に落ちているこれは

誰からの落とし文なのであろうか?

クレオパトラか楊貴妃か、

西施 昭君 趙飛燕

はたまた 小野小町か小百合ちゃん

 


落とし文吾輩にかと足を止め


土手行かば踏んづけられし落とし文


















2012/05/11 20:01:48|その他
シアトルの夏バットは太くまた細く





イチローのバットは

あるときは細く あるときは太く

そうして 

あるときは長く あるときは短く

さらには

あるときは軽く あるときは重く

それはまるで

孫悟空の持っている 如意棒のごとし


そうして まあ 今シーズンの 

イチローの調子は いいせん行っている

のではないかな〜



シアトルの夏バットは太くまた細く


夏未明海の向こうの野球見る




ゴロゴロ!

雷が鳴っています。



夕立の来そうな予感MLB




竜天に登る というのは春の季語

それにしても北関東の竜巻は

すごかったようですね〜

竜の季節 雷の季節 集中豪雨

等々 什么的。


巨大積乱雲 スーパーセル発生

おりしも 

月の大接近スーパームーン も

相乗効果で竜が巨大化したようですかな〜


竜天にとともに

捩じれ国会も昇天しそうな雲行き



捩花やDNAは素直なり


理解に苦しむ現し世の捩じれ花



そんなこと言っていた実力者が

いますな〜









 「 友人会宿 」

            (盛唐)李白



滌蕩千古愁 滌蕩(てきとう)す 

         千古の愁

留連百壺飲 留連す 

         百壺の飲

良宵宜清談 良宵 宜しく

         清らかに談ずべし

皓月未能寝 皓月(こうげつ)

         いまだ寝るあたわず

酔来臥空山 酔い来って 

         空山に臥せば

天地即衾枕 天地 即ち

        衾枕(きんちん)なり








「 友人と宿泊 」

          (訳詩)はぐれ雲



洗い流そう 千古のうれい

飲み続けよう 百壺のさけ

これほどの極上の夜は 語り合うべし

月光はるか 眠るあたわず

酔いきたりて 空山に寝そべれば

天は布団で 地はまくら


千古の愁いを百壺の酒で飲みつくす



だが しかし〜

まだ 空山で寝るのは寒そうだな〜

せめて寝袋ぐらいないとな〜

しょうがない〜

いまから宿は探せまい

我輩はドライブインの駐車場で

車中泊としようかな〜



星涼しスーパームーンを一人占め



















2012/05/08 20:55:17|その他
新玉葱スライス薄くなおうすく





立夏が過ぎて

かなり夏めいてきましたね〜

長い長いゴールデンウイーク

遊び疲れている人も多いかと


我輩は最近テレビ観賞が多くなって

特にBS8チャンネルの

座頭市、三国志、にはまってます!

しかし、明日から定常予定にもどる

全てを見るのは難しい〜

しょ〜が〜ね〜な〜

おてんと〜さ〜ん〜

おてんとさ〜〜あ〜〜ん



新玉葱スライス薄くなおうすく







潮左為二    しほざゐに

五十等兒乃嶋辺 いらごのしまへ

榜船荷     こぐふねに

妹乗良六鹿   いものるらむか

荒嶋廻乎    あらきしまみを



潮騒に 伊良虞の島辺 漕ぐ舟に

妹乗るらむか 荒き島みを

    (万葉集 42 柿本人麻呂)



潮鳴り激しい 

伊良虞の島辺を漕ぐ舟に

あの娘も乗っているのであろうか

あんなに風波の荒い島のまわりなのに




持統天皇が伊勢に行幸したとき

都に留まった柿本人麻呂が詠んだ歌。

伊勢湾をのぞむ伊良湖岬、当時

この海は伊勢から東国へ向かう船旅の

重要な交通路でした。



我輩も今から四十数年前、東国から

伊勢市にある工場に転勤になり、

車で渥美半島の伊良湖岬から

フェリーに乗り、鳥羽に行き、

そこから伊勢市の工場へ行きました。

万葉の時代にもフェリーが走っていた

ようですな〜

島辺とは 神島か答志島、はたまた、

菅島か、、、、、、、、、


夏の潮三島由紀夫の島廻り