ブラックホールに星が吸い込まれている
映像がNASAから公開された。
星がガス状になって吸い込まれている。
とても美味しそうにガスを食べている
ようにも見えるのだが、
ブラックホールとは霞を食って生きている
仙人のようだ。
なんとも不可解なものである。
何が不可解かというと入口があって
出口がないことだ、
吾輩の胃袋だって、なんでも入るけど
必ず、出てくるのだ。
そうとう変形変質はしているけれど、
出口があるから、すっきりするのだ。
ところがどうだ、ブラックホールは
入口だけで、出口がわからない。
これほど気持ち悪いものはないのである。
入口があれば、出口がないとね〜
吾輩はなにか解らないことに興味を
示す癖がある。
ブラックホールもその一つ
なに?
わからないからブラックホールだって?
たしかにね〜 ということは、、、
吾輩のまわりはブラックホールだらけって
いうことなのか〜
夏の雨ブラックホールに吸い込まる
滝しぶきブラックホールの壺のなか
「琴と酒」
(中唐)白楽天
耳根得所琴初暢 耳根 所を得て
琴初めて暢ぶ
心地忘機酒半酣 心地 機を忘る
酒半ば酣
若使啓期兼解酔 もし啓期をして兼ねて
酔を解せしめば
応言四楽不言三 まさに四楽を言うて
三を言わざるべし
「琴と酒」
(訳詩)はぐれ雲
琴を弾き初めれば
耳は 大喜び
酒ほどよく進めば
心は 小事を忘る
もし隠者啓期に
酒の酔いを解らせれば
楽しみは三つではなく
四つとなっていただろう
隠者啓期
このあいだ、孔子が太山で遊んだ時、
隠者啓期が琴を弾いているのに遇い、
行きがけの駄賃に、楽しみはなんですか
と聞くと、隠者啓期は三つの楽しみを
あげて答えた。 それは
人と生まれたこと。男であること。
九十歳の長寿を得ていること。
そうか〜
白楽天はそれに酒の酔いの楽しさを
加えたいわけなんですな〜
共感!共感!
卯の花腐し仙人に逢う酔の夢
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