人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2012/06/04 21:20:27|紀行
アバターの鳥に乗り岩めぐる夏




武陵源と鳳凰古城6日間 その3



天子山ロープウエイで天空の路へ

映画アバターのイメージ舞台と

なったという 奇山 石柱 の林立

ロープウエイの駅に そんな

アバターのポスターが掛って

期待を いやがうえにも

湧き立たせるのである。



アバターの鳥に乗って、

自由自在に山々の間を縫って飛ぶ、

な〜るほどね〜

アバターの舞台は ここだったのか


そう言えば 西遊記 の舞台にも

なっている との 別の石の標識も

あったな〜



アバターの鳥に乗り岩めぐる夏



アバターの鳥か 

觔斗雲(きんとうん)

どっちでもいいけど 欲しいな〜

そうして 自由気ままに遊びまわり

たいものですな〜



















2012/06/04 15:43:08|紀行
山滴る仙境の峡(かい)を行く




武陵源と鳳凰古城6日間 その2


やっぱりそうでした!

張家界は張良の隠れ家だったようです。

若いガイドに 質問すると

“対!”と言っていたから間違いない。


そもそも、張良とは紀元前の大昔の人、

秦の始皇帝の暗殺に失敗し、

うらぶれていたころ、黄石公という

隠士に出会い、沓(くつ)を捧げて

真心を示し、兵法の奥義を授かった。

秦の始皇帝亡き後、漢の高祖(劉邦)

の功臣となり、韓信(かんしん)、

蕭何(しょうか)とともに

項羽を破り天下をとったが、

その後劉邦よりはなれ、

武陵にて仙人になったと伝えられる。


ちなみに、黄石公もこの旅で行く

黄石寨という地名で残っているから

嬉しいもんだ!



先ずは

宝峰湖という宝のような湖を舟で

遊覧しながら、宝のような峰を

見上げて、少数民族の歌を聞く。



山滴る仙境の峡(かい)を行く



















2012/06/04 13:24:42|紀行
桃源郷を行く大自然の奇武陵源



武陵源と鳳凰古城6日間 その1




吾輩は犬である!

しかし、その辺で人間に飼われている

かっこいいだけの犬ではない。

吾輩はれっきとしたプライド高き

野良犬なのである。


旅が好きで、風のまにまに流れゆく

さすらいの流れもの

そんな旅が好きなのであるが〜


また、中国の方へ行ってきました。

添乗員という強そうな女がおりました。

かわいい顔でテキパキと

自分の夢に燃えて、責任感のある

言動に好感がもてました。


彼女いわく、

行動をしない人が後悔など言えない

よね〜  そんな言葉で一転機が

あったと 話をしておりました!


そういえば、吾輩は五十年ほど前

宮本武蔵の五輪の書のなかに、

我がことにおいて、後悔せざる事。

という字句を発見し、

現在も自分の行動規範としているのです。


しかし、今回の旅で、なまいきなかわいい

添乗員に逢い、そうだな〜 っと

納得したのである。

後悔をするな  というよりは、

”満足は行動にあり!”と

我が行動規範を変更することにしました。

吾輩も人よりは行動的であると


感じるのではあるが、なお 更にね〜

コマッチャン サンキュウ〜




桃源郷を行く大自然の奇武陵源

















2012/05/28 10:58:34|Pre 旅 (旅行事前)
桃源郷いずこに問わん夏夕





中国語を学ぶ会の 餃子総会 は

盛大に行われました。

とても美味かったですよ〜



まことに勝手ながら

明日より、しばらくブログを休みます。

桃源郷をさがしに旅に出ます。

「張家界」 「武陵源」 の方へ

行ってみます。    

              再見!




 「張家界」

前漢の功臣張良は、

漢成立後

劉邦が次々と功臣を粛清していくのを見て、

この地に逃れ、仙人になったという。

張家界 とは

張良の隠れ家というような意味かも。

なるほど、秦時代末の争いを避けて

桃源郷を創ったのは

張良だと言うことらしい。

なんとかして、

桃源郷を見つけてみたいものだ!

テーマパークではなくて

本物の桃源郷をみたいのである!



 「武陵源」

張家界市は、湖南省の北西部にあって、

この市の中央部にある 武陵源

が1992年にユネスコの世界自然遺産に

登録された。

盛唐の詩人 王維がこの地を陶淵明の

桃源郷になぞらえて詠んだ 詩「桃源行」

により有名。

陶淵明の桃花源記によれば、桃源郷

へ迷い込んだ漁師は 武陵の人とある。

もしや 武陵源は桃源郷の源なのかも、

そう、そうに違いない!





   「桃源行」

            (盛唐)王維


漁舟逐水愛山春 漁舟水を逐い、 

           山の春を愛す。

兩岸桃花夾古津 両岸の桃花 古津を

           さしはさむ

坐看紅樹不知遠 坐に紅樹を看て

           遠きを知らず

行盡青溪不見人 青溪を行き尽くして

           たちまち人にあう

山口潛行始隈隩 山口より潛行すれば 

           始めは隈いく

山開曠望旋平陸 山開け曠望

           たちまち平陸

遙看一處攢雲樹 遙に看る一處雲樹

           むらがるを

近入千家散花竹 近づいて入れば 千家 

           花竹散ず

樵客初傳漢姓名 樵客初めて云う 

           漢の姓名

居人未改秦衣服 居人未だ改めず 

           秦の衣服

居人共住武陵源 居人共に住む

           武陵源

還從物外起田園 還た物外に從って

           田園を起こす


月明松下房櫳靜 月明かにして松下 

           房ろう静かに

日出雲中雞犬喧 日出て雲中鶏犬

           かまびすし

驚聞俗客爭來集 俗客ありと驚き聞いて

           争って来たり集まり

競引還家問都邑 競い引いて家に還って

           都邑を問う

平明閭巷掃花開 平明 閭巷花を

           はらって開き

薄暮漁樵乘水入 薄暮 漁樵 

           水に乗って入る

初因避地去人間 初め地を避くるによって

          じんかんを去り

及至成仙遂不還 更に神仙を問うに遂に

           還らず

峽裡誰知有人事 峽裡誰か知らん人事

           有るを

世中遙望空雲山 世中遥かに望めば

           雲山空し

不疑靈境難聞見 靈境の見聞し難き

           を疑わざるを

塵心未盡思鄉縣 塵心未だ尽きずして

           郷縣を思う

出洞無論隔山水 洞を出でて山水を

           隔つるを論ずる無


辭家終擬長游衍 家を辞して終に長く游衍

           せんと擬(ほっ)す

自謂經過舊不迷 自らおもう 經過 もと

           迷わずと

安知峰壑今來變 安んぞ知らん峰壑

           の今や変ずるを

當時只記入山深 当時ただ記す 

           山に入ること深く

青溪幾曲到雲林 青溪幾度か

           雲林に到りしを

春來遍是桃花水 春来たればあまねく

           これ 花の水

不辨仙源何處尋 仙源をべんぜず

           いずこにか尋ねん





桃源郷いずこに問わん夏夕

















2012/05/27 5:47:47|
蓮の花盗ってこぎ行く舟の跡



今日は 中国語を学ぶ会 の総会

と 餃子 の会 がある。

天気はよさそうだ。



蓮の花盗ってこぎ行く舟の跡







 「池上二絶」其二

           (中唐)白居易


小娃撐小艇  小娃 

          小艇にさおさし

偸採白蓮廻  ひそかに白蓮を

          採りてかえる

不解蔵蹤跡  蹤跡を

          かくすあたわず

浮萍一道開  浮萍 

          一道開く







 「花泥棒」

          (訳詩)はぐれ雲


かわいこちゃんが 小舟にのって

花をとる 白蓮(びゃくれん)の花

ひそかに盗って 逃げていくが

小舟の跡は 消せません

浮き草のなか 一本道が開いている





花さそふ 比良の山風 吹きにけり

こぎ行く舟の 跡見ゆるまで

   (新古今和歌集128 宮内卿)




白蓮の花のひらいて水の路