人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2012/08/05 11:14:56|その他
千形万象ついに空なり夏の雲







三歳になりました

とてもたくましく

食欲も旺盛です いろも黒いですよ〜




吾輩は、オリンピックのために

寝不足 不調 肩こり 飲みすぎ

なのでございます!




肩の骨けだるく重し雲の峰



寒山のまんまるの腹秋近し










「雲」

             (晩唐)来鵠


千形万象竟還空  千形万象ついにまた 

            空し

映水蔵山片復重  水に映じ山をかくし 

            片また重

無限旱苗枯欲尽  限りなき旱苗枯れて 

            尽きんと欲す

悠悠閑処作奇峰  悠悠 閑処して 

            奇峰をなす






千形万象ついに空なり夏の雲



のんびりと奇峰をながめ夏惜しむ


















2012/08/03 19:44:25|その他
揚げ花火写楽の描いた大首絵




今日はわりあい涼しい

昨日は曝暑 昼ごろクーラーをかけて

昼寝をしておった 

へそが出ておったらしい

夜になって 鼻から透明なウォーターが

ツー っと 一筋 垂れたのだ〜

そうして ときは移ってきょうになった

涼しいから ボー っと

そんなこと あるはずはない

しかし やっぱり 頭がぼ〜鼻もムズ〜

なけなしの惚けた脳で考えたそうして〜

これが有名な夏風邪なんだな とほほ〜

やっと気付いた もんなんだ〜



なんとのう夏風邪気味の虚ろかな




よ〜し こうなったら迎え酒

いいちこシルエットのオンザロック

ついでに風邪薬も飲んでおこう〜


惚けが呆けにかわって暈けになるころ〜

またまた眠ってしまったのです〜

今夜はまたやサッカーやバレーボール

夜も眠れず 昼寝して

たまには いい夢も見たいものだがな〜



揚げ花火写楽の描いた大首絵



体内のバランス崩れおけら鳴く

















2012/08/01 14:21:31|
狂った太陽日本を灼熱と化す





炎天下 庭の雑草 陽炎(かぎろ)いて



先日 いい加減に庭の雑草を刈った

余りにも伸びてしまったので

4〜5センチの草はひょろひょろと

残ったままもえている

赫灼(かくしゃく)と照る太陽に

緑の草が輝きもえて


透明の膨らんだ丸いコップに

角氷を積んで 焼酎を注ぎ込めば

氷は崩れてしばらくすると

熱量のバランスに基づいて

或る量の透明の液体が下方を占める


酔いがまわって その熱量が

我が体内に移動蓄積されるころには

脳も虚ろに目も朧

緑の草のあたりから 

ゆれてもえたつ蜃気楼 

黒揚羽までふらふらとふらふらと




垂れる汗力をこめて目をつぶる



石鹸で眼鏡を洗う脂汗



追うけいま逃げる一間縁台碁



シースルーツクツクボーシの袈裟姿



列をなす殿様ばったの謀叛かな



炎天下毛虫の歩む散歩道






いやああ〜 ひどい熱さですな〜

纏緑道の路を毛虫が一匹乾燥毛虫に

なりかかって、必死で歩いていました。

み〜んな ふらふらと命がけですな〜


ロンドンオリンピックの実況放送は

夜だから 寝不足でね〜

日本もそれなりにやってますな〜

まあ〜こう暑いと

どうでもよくなっちゃってね〜

そうは言っても今夜の種目は

何があるのかな〜


それがたのしみで〜 

それがたのしみで〜

おてんとさまを避けてあるくのさ〜

さあ今日の座頭市はどうかな〜









 「狂った熱さと旱魃と」


           (訳詩)はぐれ雲



清風の力も狂った熱さを殺せない

太陽の奴は翼をつけて山上を飛び

ちっとも降りようとしないのだ

人はみな川や海の水が涸れるのを怖れ

天の神々もみな天の川の水の

無くなるを懼れる

仙界である崑崙山の雪は消えること無く

遠き蓬莱には常に寒気が漂うという

崑崙山や蓬莱へ避暑に行きたいのだが

天下の人の全てを連れて行けないのなら

どうして自分一人だけ

冷涼な仙界で遊んでなんか居られよう



狂った太陽日本を灼熱と化す






 「暑旱苦熱」   暑旱(しょかん)

            熱きに苦しむ



               (北宋)王令




清風無力屠得熱  清風 力の熱を

            ほふり得るなく

落日着翅飛上山  落日 翅(つばさ)を

          つけて飛びて山に上る

人固已懼江海竭  人は固より已に江海

           の尽きんことを懼れ

天豈不惜河漢乾  天あに河漢の乾くを

            惜しまざらんや

崑崙之高有積雪  崑崙之高きには

            雪を積む有り

蓬莱之遠常遺寒  蓬莱之遠きには

            常に寒を遺す

不能手提天下往  手に天下を引っ提げて

            往く事あたわざれば

何忍身去游其間  何ぞ忍びん身去きて

            其の間に遊ぶに
















2012/07/28 20:01:08|その他
夜の秋ウイスキーを注ぎたして





ロンドンオリンピックが始まって

天候はますます熱くなって

それでも 夜も更けてくると

やっと涼しくなってきましたね〜

紅い半月がぼんやりと浮かんでいます

オリンピックは柔道の試合を

みています。

いまのところ 福見と平岡どちらも

勝ち進んでいます。



夜の秋ウイスキーを注ぎたして









「夏雲」

           (南唐)李中


如峰形状在西郊  峰の如き形状 

            西郊に在り

未見従龍上泬寥  未だ見ず龍に従いて

            泬寥に上るを

多謝好風吹起後  多謝す好風

            吹き起こりて後

化為甘雨済田苗  化して甘雨となり

            田苗をすくうを





 「 入道雲 」

         (訳詩)はぐれ雲


入道雲が峰のよう

西のはずれに湧きだした

龍にしたがい天空に

昇って消えることはない

よき風吹いてきた後に

雲は甘雨に身を変えて

田苗(でんびょう)すくう雨となる



入道雲化して恵みの雨となる





途中から 女子サッカーへチャンネル

を回しte E 〜

大接戦でしたね〜 スウェーデン戦

ついに 0対0 の引き分けでした!



汗切れtemo全てのボールを追いかけろ


汗溢れ力をこめて目をつぶる


夏の果て眼鏡のたまを洗いおる


線香花火白亭城で燃え尽きる



















2012/07/27 12:44:51|
独り酒拙を守って冷や奴





めちゃくちゃ熱くなっちゃって

まいったな〜

エアコンいれちゃいましたよ〜

それでもね〜

吾輩は武士である!

こんな時には



独り酒拙を守って冷や奴




身の程をわきまえて

我が拙なる生き方を貫くこととしよう!



庭の槿(むくげ)も半分しおれてしまい

朝のうちは水水しかったのだがね〜

この槿の花は真ん中が紅いから

底紅(そこべに)と俳句用語では言う



底紅の朝日を集む深く深く






「田園の我が家に帰る」

          (訳詩)はぐれ雲


若いときより つきあい苦手

生まれながらの 自然好き

誤って 俗世の塵の中

たちまち過ぎる 三十年

旅ゆく鳥は 故郷の林を恋い

池の魚は 故淵の水を懐かしむ

南野の荒れ地を 開墾し

つたない生き方 守ろうと

念願の田園に 帰りくる

〜〜〜〜〜〜〜

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「帰園田居」

         (東晋)陶淵明


 其一

少無適俗韻  若きより俗に適う

          の韻無く

性本愛丘山  性本(せいもと) 

          丘山を愛す

誤落塵網中  誤って塵網の中に 

          落ち

一去十三年  一去 

          十三年

羈鳥恋旧林  羈鳥(きちょう) 

          旧林を恋い

池魚思故淵  池魚は 

          故淵を思い

開荒南野際  荒を南野の際に 

          開かんとし

守拙帰園田  拙を守って 

          園田に帰る

〜〜〜〜〜  

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以上 拙を守る の

出典でした!




杖の代わりにバット振るICHI土用波



過ぎ去りしピカソの青や根無草