「汾水のほとりにて秋に出会う」
(訳詩)はぐれ雲
つめたき風は 白雲か
はるばる万里 旅をして
いま汾水を 渡るとき
枯れ葉舞い散る 風景に
情緒はちじに 乱れける
もの悲しきは 秋の声
聞くにしのべん 枯れ葉なり
秋の声万里の涯で聞きにけり
たぶんこの作者は南国生まれの
人なのでしょう。
万里を旅するだって?
そうとう遠いのでしょうね〜
なんせ万里だからな〜
「汾水」とは
黄河の支流にて山西省の
ほぼ中央を流れる川である。
汾河とも呼ばれる。
汾河といえば、
漢の武帝(第七代皇帝劉徹)の
「秋風の辞」を想起する。
“秋風起こりて 白雲飛び
草木黄落して 雁南に帰る
〜〜〜
佳人をおもうて忘るるあたわず
楼船を浮かべて汾河をわたり、
〜〜〜 〜〜〜
少壮いくときぞ 老をいかんせん”
更に有名なのは“汾酒”である。
白酒及び緑酒がある。
汾河のほとりにある杏花村という
村で現在も造られているそうな。
二年ほど前 山西省を旅行した時
五台山近辺?で“老白汾酒”を
飲んだのである。
杏花村で杏の花の咲く頃
緑酒(竹葉酒)も
是非飲んでみたいものである。
杏花村を訪ねてみたい思いが
つのるのである。
酒飲まば老白汾酒杏花村
ぬっと出る小田原提灯夕月夜
蟻を見てふと体長を比較せり
しかし大和の国の纏の里の昼時は
熱いですな〜
汗だらだらビールを買いに行きました。
ついでに下町のナポレオンも、、
明日はさらに暑くなるそうな!
まいりましたな〜
外出するのは危険であるから、
家の中で、ナポレオンと大きな話でも
しているにかぎる。
李白が居れば、なおよろしい。
“我が辞書に不可能の文字はない。”
“白髪三千丈うれいによって
かくのごとく長し、、、、、、、”
どっちもどっちじゃあのう〜
石鹸で眼鏡を洗う残暑かな
法師蝉高麗神社の長き路
もとうた(原詩)
「汾上驚秋」
蘇廷(そてい)
北風吹白雲 北風 白雲を吹き
万里渡河汾 万里 河汾を渡る
心緒逢揺落 心緒 揺落に逢い
秋声不可聞 秋声 聞くべからず
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