人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2012/09/10 9:21:05|俳句中心
芸術の秋吾はトイレで考える





白露を過ぎた後の日曜日、

相変わらず激しい残暑が続いています。

前から決まっていた上野での吟行

へ行きました。

金田公民館で行われている

山脈という俳句会です。

俳句をやってみたいという人は是非

金田公民館を覗いてみてください。

きっと大歓迎されるはずですよ〜

吾輩もおります、

我輩はまだお茶くみですが、

毎月 第二水曜日 第三、四、木曜日

午後1時から4時までです。



ということで吟行は平塚駅集合

しかし

バスの時間とバス時間のバラツキから

早過ぎて着いちゃったので、

なんとかバックスコーヒー店で

時間をつぶし

みんなで上野へ向かったのでした!


上野駅では公園口から上野公園へ

まずは国立西洋美術館の前庭へ

ここで、ロダンの地獄の門を見て、アダム、

イブ、ヘラクレスの弓、さらには

考える人のポーズを眺めていたら、

催してきてしまいました、久しぶりに

電車に乗って、胃が緊張したようなのです。

あわてて前の東京文化会館の

トイレに入って

吾輩か 考える人 になってしまいました〜


スッキリして出てきた、いや出してきた、

のでありますが、これからの吟行

思い遣られます!




芸術の秋吾はトイレで考える



ウサインのクサイポーズやヘラクレス




















2012/09/08 12:11:06|俳句中心
脳味噌の溶け出しそうな残暑かな

昨日は 白露(はくろ)だったようです。

露が白く結ぶころ、ようやく秋らしい

気候となる。  と あるが、

しか〜し 現実は 残暑まだまだ激しく

盛夏を遥かに超える気候ですな〜




脳味噌の溶け出しそうな残暑かな









 「月夜憶舎弟」

             (盛唐)杜甫


戍鼓断人行  戍鼓(じゆこ)

          人行たゆ

辺秋一雁声  辺秋 

          一雁の声

露従今夜白  露は今夜より白し


月是故郷明  月これ故郷のごとく

          明らかなり

有弟皆分散  弟あれども

          皆分散す

無家問死生  家の死生を

          問うべきなし

寄書長不達  寄書

          長く達っせず

況乃未休兵  況んや乃ち未だ兵を

          やめざるをや




杜甫には弟が四人いたようである。

玄宗皇帝が楊貴妃にうつつをぬかし、

楊貴妃の兄弟一族達の横暴に

世が乱れ出し、辺境に現れた安禄山

による大乱が長く続いた。

この戦時に遠くある弟たちを想う

杜甫の気持ちを詠ったものである。

杜甫四十八歳の

白露(はくろ)の日でした。




露今宵より白し雁の声


辺秋や故郷を想う老詩人





平塚の住みたい地域ベスト10

第一位に

川向うの雄 纏 が選ばれました!

第二位は何処かって?

それは 明石町 です。

どっかへ出かけるのに便利だからね〜




どしゃ降りやネットのなかの秋を見る


独居の友を抱えて今朝の白露かな


西空に向かって吠える白露かな


白露の日片手に持ってカンチューハイ



   

你怎么説 ?

海辺潮来潮往 真叫我心迷茫々




















2012/09/04 20:26:50|俳句中心
さむらいジャパンの監督にイチロー



プロ野球選手会 WBC不参加を撤回

よかったな〜

これでイチローの監督の

可能性も残ったか



昨日は玄鳥俳句会の小田原教室に参加

終わってから、駅前の“日本海”で

主目的の飲み会 

どうやら 日本海は定着したようである。

小田原は魚が美味い!酒も!



残る暑さ小田原に在る「日本海」





どうやら日本にも新しい季節が出現

したようである。

気の狂ったような残暑と豪雨の季節

これを秋の一部とは秋の季節感とは

違和感がある。

ここで新しく出現した季節を

“激暑と豪雨”の季節としよう!


今年から一年は四季ではなく

五季となったのである!

これで万葉の時代からの日本の

美しい四季は

“美しくも激しい五季”と

変わったのである。

歳時記も直しておかなければ

なりませんな〜



螻蛄鳴くや激しき季節空奪う




















2012/09/01 21:31:02|俳句中心
大雨や庭で秋刀魚の泳いでる





今日から9月です。長月 菊月 色取月

秋刀魚月 摺り大根月 等々 と言う。


昼頃突如として大雨がきた。

かなり激しくなって、更に涼しくなって

テレビの画像が揺れ出して、

大雨のために電波障害がおきたようだ。

30分から1時間ぐらいだったかな、

豪雨はすっかり通り過ぎて、

爽やかな風が吹いている。

雲のところどころが白く透けてきて、

空全体が明るくなってきた。




露の玉ときの利をえて輝きぬ





木蓮の葉や枝に雨の滴が垂れ下がり、

それらがみんな銀色に輝いて、

自然の美を主張しておりました。




大雨や庭で秋刀魚の泳いでる




大量の水落ち来るやおけら鳴く




おけらは泳げるのかな〜

たぶん泳げるとおもうよ。

走ったり、飛んだり、跳ねたり、

地中にもぐったり、なんせ奴は

万能選手だからな〜

オリンピックでいえばトライアスロンと

十種競技をプラスした競技にも

出られそうだと思うよ、

どうして泳げないことがあろうか、

決してない!


しかし、涼しくなりましたな〜

水の力はすごいものだ!

太平洋を秋刀魚が泳いできましてね〜

豪雨とともに我が庭に落ちてきて、

食べてくれ、食べてくれ! と

いうもんでね〜



初秋刀魚豪雨とともにやってきた






















2012/08/30 18:15:31|俳句中心
杭州の滲むネオンや穴惑





激しい残暑が何日も続いて、

金目川の水も細々となってしまい、

白鷺の長い脚もますます細くなる。

法師蝉の鳴くテンポも

どんどん速くなって行き、

最後には断末魔の声を漏らして

止むのである。



鳴く声の速くなってく法師蝉




この蝉は鳴き終わりの最後に

何を漏らすのでしょうか?


蔓が天空を横へ伸びて行き、

その向こうに素月(白い月)が浮かぶ。


この白十字の雑草は何と言う

花なのでしょうか?

秋の土手に輝く白十字の花

川の水とともに花も少ない土手

そんなところで目立つ花なのです。


それにしても、暑いですな〜

こんなときはクーラーでも入れて

思い出に耽って

秋の気を少しでも感じるとしよう!



五台山の遠き坂路鳥渡る


黄山の一杯飲み屋月鈴子


杭州の滲むネオンや穴惑


錆鮎の苦みを舐めて酔ひにけり




月鈴子(げつれいし)〜

鈴虫のことです。


穴惑(あなまどい)〜

夏活動していた蛇は晩秋に穴に

入って冬眠する。しかし、まだ

穴に入らず徘徊しているものもおり

それらを 穴惑 という。


錆鮎(さびあゆ)〜

秋も半ばを過ぎると産卵のために

川を下ってくる。これを落ち鮎といい、

産卵期になると刃物の錆びたような色

の斑点が身体に現れるので錆鮎と言う。




ロンドンパラリンピックが

始まりましたね〜

頑張ってもらいたいですね〜

吾輩もそれなりに考えて、

あの坐頭の市つぁんにどこかの

競技に出てもらいたいと考えた。

サイコロを振る博打の競技はないしな〜

居合抜きで酒の入った徳利を切る

こんな競技もないしな〜

匂いを嗅ぐ競技もね〜

利き酒なんかもないだろうしな〜

棒高跳び 

だけどあの杖は短過ぎるしな〜

ホッケーなんかならいいかもな〜

魚釣り競技もないしな〜

上陸競技は?船の体当たり競技だって?


ほんとうなら

按摩技能競技にしたいのだがね〜


どんな競技がいいか?

誰かおしえてね〜




太陽のあまりに近し鵙の贄








(後記)

市っつあ〜ん〜コメントありがとう〜

以前 沼田の宿であったきりだが、

今はどちらで草鞋を脱いでいるんですか〜

時には纏の宿にも寄ってくださいよ〜

そうですか〜 この白い花は

仙人草というのですか!

市っつあ〜んは按摩の仕事 時には

人の命も助けて、時には地獄へ送って、

それで薬草には詳しいのですかね?

変毒為薬ね〜

自然の力はすごいもんですな〜

毒食わば皿まで、良薬は口に苦し、

良薬苦口利於病、忠言逆耳利於行。

たしかに市っつあんは花が好きですな〜

仙人草 いい名前ですな〜白十字よりも

ず〜っといいね〜


竹の春昨夜の星を拾いけり



星の名前は仙人草〜

それが嬉しくて〜

そこが嬉しくて〜そこがないのさ〜

sitamatinonaporeonnなのさ〜


            謝!謝!