人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2014/11/28 7:07:39|俳句中心
時雨来コーヒータイムとなりにけり







早朝の定点観測



異様に暖かい

東の空には雲多し

庭の白木蓮の葉は黄葉と言うか茶葉

まだ散りだしていない

どうだんつつじは紅葉、以下同上まだ散らず


くしゃみが4発天に向かって発射された

同時に洟水も飛び散った


ほんとうに鴉がいなくなった

わがくしゃみに反応するもの居らず




くしゃみ三発黄葉の人天仰ぐ







(追記)



目隠しのカーテンが明るく光り出して

気温もあがって

どうやら晴れ、小春日和のようである。

そうして

時が流れ、雲が流れて

雲に覆われた空の数か所ある切れ目より

薄日が射して

その場所がまたおおわれたりして

纏の空はすこし明るくなったり

暗めになったりして

めぐるめぐるいちじだいはすぎて

そうして にじだいになって


急に寒くなって

暗くなってきて

音もなく雨が降ってきました。

ちょうどよいじかんになりました。




時雨来コーヒータイムとなりにけり




















2014/11/23 18:09:00|俳句中心
片時をますます深く冬紅葉







居士林にて座禅をくむ冬もみじ




居士林(こじりん)は円覚寺の境内に

ある座禅堂です。

案内によれば明治のころより

在家の人の座禅(居士禅)が

円覚寺では盛んになり、山岡鉄舟、

鈴木大拙、夏目漱石など多くの居士たちが

参禅しました。

その後大正11年に居士林が座禅道場

として開設された。が、大正15年に

焼失。復興運動があり、昭和3年に

柳生新陰流の剣道場を移設して

今にいたる。


堂内には不動明王が本尊として祀られ

「頭燃を救うが如し」の扁額が

掲げられている。

居士林の庭には冬の紅葉が

燃え盛っておりました。

また行ってみたいとおもいます。



漱石のごと座禅組む石蕗の花



方丈の庭に1本冬紅葉







(後記)

お帰りなさい!

常夏の鵝鑾鼻や台南を満喫してこられ

歴史の一端も覗いてこられて

鄭成功にも逢ってきてよかったですね〜


一生二、二生三、三生万物 ?????

一見して、欲張りな私が解釈するならば

一生を二度生き、二生を三度生き、

八生も生きれば万物ウンのツキ

さよ〜なら〜


そんなところでしょ〜か!


そんなわけで悟りとは真逆の方向へ

まっしぐらに突っ走っているような

気がして

この生々しい生き方に少しでも

ブレーキをかけたくて

坐禅なんぞに興味を持っているのです。



片時をいよいよ燃えて冬紅葉





      謝謝! 24日18時半











2014/11/22 22:18:04|俳句中心
免許更新高齢者の春支度






自動車運転免許証の高齢者講習がやっと

終わりました。

吾輩の誕生日はほぼ2カ月近くまえ

免許の更新手続きは

とうに終わったのですが、

高齢者講習を受けないと

免許証はもらえない、

講習会をやる自動車学校が混んでいて

やっと今になってしまった。

講習はお話と適性検査と運転実習。

適性検査はいろいろあったが、

信号がかわったら、アクセルがブレーキ

を踏む、黄色はあくせるを離す。

これが一番おもしろかったな〜

実際の運転とはかなり違うけれど

ゲームとしてはおもしろいもんだ。


というわけで新しい免許はゲットしました。



免許更新高齢者の春支度 




金曜日の話でした。



早朝にごみを出して来石蕗(つわ)の花 





角の石蕗の花がピッカピカで

迎えておりました。

朝焼の日は好天気!

そのとおりでした。















2014/11/19 8:14:06|
山門の木組確かや散紅葉




今日も快晴

ここのところ午前中は快晴

午後になって曇りがちの日々


写真は北鎌倉の

円覚寺の山門と方丈の庭です。

紅葉が散るのはまだ早いようで

あるが。




山門の木組確かや散紅葉



方丈の庭に一本散紅葉
  






「送王十八帰山、寄題仙遊寺」      

王十八の山に帰るを送り、仙遊寺に寄題す


           (中唐)白居易



曾於太白峰前住  かつて太白峰前にて

           住まひ
    

数到仙遊寺裏来  しばしば仙遊寺裏に

           到りて来る
    

黒水澄時潭底出  黒水澄める時は

           潭底出で
    

白雲破処洞門開  白雲破るる処に

           洞門開く
    

林間煖酒焼紅葉  林間に酒を温めて

           紅葉を焼き
    

石上題詩掃緑苔  石上に詩を題して

           緑苔を掃く


惆悵旧遊復無到  惆悵す旧遊また

           到る無きを  
    

菊花時節羨君迴  菊花の時節

          君の帰るを羨む






「君と遊んだ菊の酒」


     (訳詩)はぐれ雲



かつて住む 太白峰麓 

しばしば遊ぶ 仙遊寺


黒川澄めば 淵の底見え 

白雲の切れ目に 洞門見える


林の中の紅葉焼き 

酒壺入れて温め酒


石上の緑苔はぎとって 

即興の詩を書きつけたなあ〜


悲しいことだ 

その旧遊の地へ行けないことは


菊の花咲くこの季節 

山へ帰る君が羨ましい
  





太白峰

長安西郊にある山。


仙遊寺

長安西郊にある寺。白居易が地方長官

であった頃、この寺でよく遊んだ。




林間に酒を温めて

           紅葉を焼き

石上に詩を題して

           緑苔を掃く
  



のフレーズが日本で超有名

平家物語、徒然草、

その他多くの和歌にも影響を

与えている。


もしかしたら白居易が

熱燗や紅葉の出典なのかも?


















2014/11/18 11:34:02|俳句中心
水面の幾何学模様枯蓮(かれはちす)







冬の歳時記をながめていたら、

その植物の項をながめていたら、

散る 〜(なんちゃら)、

寒  〜(なんとか )、

枯  〜(ぽんぽこりん)、

等々が目立つ


こういう言葉を日本人は好むようだ

植物だけではなく

人間に対しても

人間が枯れてきた、散りぎわがよい、

枯れ木も山の賑わい、 等々


人間としての謙虚さをわきまえている

そういうつもりなのだが

ときには諦めきれない生の自分がいて

とんでもない真逆のことを

言ってしまい考えてしまう吾輩

反省後悔後ろめたさに苛まれ

夜も眠れず昼寝している


そんな時に

憧れる珠玉の言葉の数々が

冬の季語の中に多いようだ


そんな中でも



シンプル、無機質、自然のまま、

生活感の全くない静寂

そうゆうものに化す自分に

憧れているのかもしれない!




水面の幾何学模様枯蓮(かれはちす)




昨日はブログのネタ探しと

俳句のネタ探しに

鎌倉の円覚寺と鶴岡八幡宮へ

行ってきました。

家に帰ったら鎌倉に居住していた

大先輩の訃報が届いておりました。