吾輩は大根おろしが好きで、よくおろし
ている。
味は辛いほど好きなのである。
昨日の新聞に〝大根おろしの辛み”に
関する記事が載っていた。
それによると、大根の細胞の中には
辛み成分のもと と 酵素 が含まれて
いるそうで、擦ることで細胞がこわれ、
辛み成分のもと と 酵素 が混ざり
あって反応し、辛み成分 が出来る。
これが辛いらしい。
擦り方では、「怒って擦ると辛くなる」
そうな、
それは急いで力を入れて擦ると
細胞の壊れ方が激しくなり、より反応が
進むからだとか。な~る ほどね~
だから吾輩が擦ると辛くなるのか~
なお、大根の場所で言うと、先っぽの
方が辛い、そうして、皮の近くの方が
辛いそうな。これは、害虫は辛いのが
嫌いnaので防御のためだとか。
なお大根君の話としては、ストレスが
強いと辛くなるそうな。 例えば、
石や硬い土があってまっすぐ伸びられ
なかった大根、夏場水がすくなくて、
喉の渇きすぎた大根 等等は
辛くなるそうである。
よ~し 原因がわかったから、
辛く擦るために、
あまり切れないおろし金で、
気が狂ったように、力いっぱい
怒りいっぱい スピード感をもって
擦りまくって、擦りまくって ね~
八百屋へ行ったら、曲がりくねった、
ひねくれた吾輩みたいな大根を
買ってくることにしよう!
つぶれたおろし金も買ってこようかな~
大根の辛さ際立つおろし金
「 菊花 」
(中唐)白居易
一夜新霜著瓦軽 一夜 新霜
瓦に付いて軽し
芭蕉新折敗荷傾 芭蕉は新たに折れて
敗荷は傾く
耐寒唯有東籬菊 寒に耐えるはただ
東籬の菊のみ
金粟花開暁更清 金粟の花開いて
暁 更に清し
「 菊の花 」
(訳詩)はぐれ雲
一夜明けると 初霜が
瓦(かわら)に付いて うっすら白し
芭蕉は折れて 破れ蓮(やれはす)の
葉も傾いて なさけなし
寒に耐えるは ただ一種
東籬の菊のみ ここに在り
黄色の花は この朝(あした)
さらに清らに 咲き誇る
霜降は先日
10月23日でした。
旧重陽の日でしたね~
東籬の菊 は言わずと知れた
陶淵明の漢詩「飲酒 其乃五」の一句
〝菊を採る東籬の下、悠然として
南山を看る”からとったようです。
菊はもとより
日本の代表的な花ではあるが、古代に
中国から渡来したと言われる。
菊には延命長寿の滋液が含まれると
言われ、菊酒が平安時代より
嗜まれたそうである。
なお九月九日重陽の日は「菊の節句」
といわれ、それに間に合わなかった
菊を 残菊、残る菊、十日の菊
等といわれる。
残菊をすこしつまんで卯時酒
現在 秋の雨がポツリポツリと
降っております。
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