人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2013/02/07 11:43:00|俳句中心
春一番格安券を手に入れる





昨日は全国的に雪の日でしたが、

我が纏の里は

春の雨が降るばかりでした。

雨が雪に変わって

吾が庭に舞い散る春の雪を眺めて

雪見酒といきたいものだ との

淡い期待は

淡雪にもならずに

泡となって消えました。

純白の淡雪よ〜





春の雪天気予報は肩すかし



注ぎおきしぬるい茶を飲む春の雨







「あどけない空のほんとうのこわい話」


吾輩が生まれる前の話である。

福島県の二本松に

智恵子という女性がいた。

彼女が彫刻家である詩人に嫁いで、

東京の文京区に住んでいた頃の話

彼女は言いました。


“東京に空はない、

本当の空を見たい”と、


詩人は驚いて空を見上げる。

そうして思う。


“むかしなじみのきれいな空だ。

どんよりとけむる地平のぼかしは

うすももいろの朝のしめりだ。”と、


彼女は遠くを見ながら言う。


“阿多多羅山の山の上に毎日出ている

青い空が智恵子のほんとうの空だ。”と


空、空気、水、色、臭い、、、、、、

動物である人間は

敏感に感じるものである。


昔、インドのボンベイへ

何度も行きました。その都度

牛糞のかわいた臭いがした。


近くは、中国九塞溝の飛行場、高地

なので、トイレの中で放水中

ふらふらした。


成都では、埃っぽいなかに排気ガス

の臭い、霞んだ空はスモッグの色。

成都は霧の都、しかし、霧とスモッグ

の違いはよくわかるのである。


今、毎日メディアを賑わしている

北京の空は、、、、、、、、、

なんともsora怖ろしい

深刻な話なのである。




春一番格安券を手に入れる









(後記)

お〜

またまた訪ねてきてくれましたね〜

ありがと〜


好い処へ嫁いだんですね〜

想像するに、もしや 九州

高千穂の峰へ天女の如く舞い降りた

とか?

そこから水平線が見えるのかどうかは

知りませんが〜


しか〜し

たしかに地球は一つ、空の空気や

海の水は独り占め出来ませんね〜

なかなか難しい世の中に

なってきましたね〜



春の空白雲に添う昼の月



            謝謝!










(再後記)

こんにちわ!  そうでしたか、

そちらの方面だったのですね〜


幕末には吾が大好きな坂本竜馬が

お龍さんと日本人初の新婚旅行に

行かれたところなんですよね〜


さらにさらに時代をさかのぼって、

神代の時代 天孫降臨の場所ですね〜

“天の八重雲を押し開き、

道を踏みわけ進み、日向の襲の

高千穂の峯にお降りになった!”とな〜


なるほど、日本一

美しい処だったのですね〜

失礼しました!


まあ東国原英夫なんちゅう例外も

いるが、彼はもしや、黄砂の影響?

顔の砂漠が広がってるようですね〜


そんなわけで、美しい高千穂の峯が

禿げちゃうようなことのないように、

中国の大気汚染をなんとしても、

食い止めなければなりませんな〜


国を超えて対策をとるべき事項です!

反日だとか反中国だとか

言ってるどころじゃあないんだよな〜




名人に定石なしと亀の鳴く


           
              謝謝!
















2013/02/05 19:00:00|
春雪のねがいをこめて鼻毛ぬく





関東甲信越も広範囲にわたって

大雪の予報。

困ったもんだな〜

チェーンを買っておかなかったからな〜

もし雪ならば家に籠るとなるのかな〜


だけど平塚近辺はそんなに寒そうで

ないから、雪にはならんと思うがな〜




もっとも、雪見酒というのも、

自分の家でやってみたいものでもある。




春雪のねがいをこめて鼻毛ぬく




どういうわけなのか、

鼻毛は白髪なのでありますが、




写真のペットボトルはモグラよけ

だということなのであるが?

効果のほどは、はたしてどうなのか?












「左掖梨花」
       左掖(さえき)の梨花



           (唐)丘為




冷艶全欺雪  冷艶 全く

          雪を欺き


餘香乍入衣  餘香 たちまち

          衣に入る


春風且莫定  春風 しばらく

          定まるなかれ


吹向玉階飛  吹かれて 玉階へ

          向かって飛ばん







「左側の門に咲く梨の花」


         (訳詩)はぐれ雲



冷たき色気 なまめくや

まるで雪かと みまちがう


あふれあふれて こぼるる香り

懐の中へも 浸みいりぬ


春風しばらく 止むことなかれ

吹かれ吹かれて 花びらの


我が家へのきざはし

のぼりくる





梨の花つめたき色香溢れけり



春風に吹かれ吹かれて家の中



花びらのきざはし登るほろほろり



梨花散りてまるで雪かとみまちがう






まだ梨の花は咲きませんな〜



吾が庭には白木蓮の樹があるのだが、

これも

まだしばらくは燃え立ちませんな〜











(後記)

春のような陽気で風もあったのですか〜

いったいどちらのほうなんでしょうか?

おそらく、南房総地方

もしくは、南伊豆地方

それとも、南国土佐地方


蓮さんの居るところは

一体どこなんでしょう〜


もしかしたら、

小さい扇風機の入っている

炬燵の中地方だったりしてね〜

おっとそれは吾輩だよな〜


ここ纏地方は

朝から雨が降っていて、

予想通り雪にはならなかった。



鴉鳴く当意即妙春吹雪






またまた覗いてくださいね〜


          謝謝!




















2013/02/03 18:58:04|俳句中心
春炬燵 箱酒「月」を友とする





先日、宇都宮の餃子消費量が発表に

なり、浜松に負けて、二位になった。

どうやって測定したのか知らないが、

残念でしたね〜

吾輩の生まれは宇都宮の近くなので、

残念ついでに食べてきました。

だからゆえになので次は

一位になるでしょう!

二位ではだめなんでしょうか?


別にかまわんけどね〜

こだわりおたくでないからね〜

まったくこだわりに欠ける

B型人間なのである!


あさ雨がしとしと、但し異様に暖かい、

変な天気でした。それでも、宇都宮の

方は多少しまっていたかな〜


帰りの電車のなかから、空を仰ぐと

曇り空の西方にかすかな明かりが現れ、

滲みだしてきた太陽のありかが、

その滲みだした光が、徐々に徐々に

強くなって、蓮田を通過するころには、

眩しい眩しい太陽になっておりました。


ちょうどそのころ宇都宮で買った

缶ビールも空になっておりました。

以上はきのうのお話でございました。



明日は立春 故に今日は豆まき





にぎりしめにぎりめし食う春隣



冬惜しむ炬燵の中はすでにもう



春炬燵 箱酒「月」を友とする



日脚伸ぶ化天のうちを比べしも



ヒマラヤを越える鶴あり春の月





隣の家から子供の声が聞こえます。

ふくは〜うち〜

おには〜そと〜

笑い声とともに

そうして声がぴったりと止まり

夜の帳(とばり)がおりていく

のでありました。











(後記)

蓮さん!

ここにたどり着いてくれたことに

感謝します。

またぜひ お立ち寄りください。

暖かい香りが立春の日に

流れ込んでこられたような

心地よい気分のなかに浸っている

のでございます。

なんどでもいつでもお立ち寄りください。

ありがとう!



探梅やひろがっている紅い雲




             謝謝!






















2013/01/29 19:19:00|
春泥を踏みつけてゆく天邪鬼





暖かい日でした。

もうすぐ春ですね〜

金目川の土手を歩くと

下萌えの柔らかい土が脚に優しい


つらつら椿がさざなみの上に並んで

おりました。

つらつら見ると、

それなりに水面に映えて

きらきらときれいなのでございました。



川の上の つらつら椿 つらつらに

見れども飽かず 巨勢の春野は

          (万葉集 56)


椿の種類は多いんですね〜

山椿 藪椿 白椿 紅椿 乙女椿

八重椿 玉椿 花椿 散る椿 落椿

それに つらつら椿 等々




つらつら椿さざなみのつらつらと



下萌の地球の土を踏みしめん



下萌やさざ波の音近すぎて




紫陽花の枯れ花を折々見かけるが

これもまたそれなりに

錆色にまとまって

一つの宇宙を成しているんですね〜




紫陽花の枯れ花艶に輝いて





かもめがとんびのように輪を描いて

あっちこっちで飛んでおりました。

そうして 疲れると〜

鴉のようにたくさん電線に止まって

日向ぼっこのようでした。




ゆく末の夢を描いて春の海









「答武陵田太守」


          (唐)王昌齡



仗剣行千里  剣によって千里を行く

微駆敢一言  微駆あえて一言せん

曾為大梁客  かつて大梁の客となれり

不負信陵恩  信陵の恩にそむかじと








 「 いち 」

          
         (訳詩)はぐれ雲



剣を仗ついて 千里をあるく


つまらん身ではごぜえやすが


一言いわせてもれえやす


かつては大梁にわらじを脱いで


一宿一飯のお世話になりやした


信陵君のおなさけで


今ではおてんとさんの下を


歩けるのでごぜえやす


信陵君のご恩を裏切るなんて


ぜったいにありやせんでごぜえやす


ただただ


お役にたちてえと お役にたちてえと


いつも思っているのでごぜえやす






信陵君は魏の公子


貧乏な隠者の候贏(こうえい)を尊敬し

丁重に待遇した。のちに秦の軍隊が

趙を攻め、魏は援軍をだしたが、その

大将は形勢を眺めているだけで、趙を

救おうとしない。 そこで信陵君は、

候贏(こうえい)の献策に従い、魏の

大将から指揮権を奪い取って

秦軍を撃退した。「史記」信陵君伝より


「いち」という食客が候贏(こうえい)

であったのかどうかは誰もしらない。

ただ言えることは「座頭」であった

のは間違いなさそうである。




春泥を踏みつけてゆく天邪鬼




もうすぐ節分ですな〜







 (後記)

確かに犬は飼い主ににるらしい、

いや、飼い主が犬ににるのかも、

先日、土手を歩いていたら、

黒い眼鏡を掛けた犬に出くわした。

ぎょっとして飼い主の顔をみたら、

両眼の周りに

真っ黒い痣をつくっていた。

あとで名前を聞いたら、亀田大毅だと

言っとった。眼はどうしたのか?と

聞いたら、妹の姫月ちゃんにやられた

らしい、正月の福笑いでね〜




亀鳴くや眉をひそめし阿修羅像



天の邪鬼秋篠寺の春の闇




天の邪鬼は千年もの間四天王を支えて

いるんですね〜


            謝謝!


           

















2013/01/27 20:33:03|
なにごともなかったごとくふゆのくも





「あるじぇりあのほし」



みずのありかが ゆれている

ながれていれば さざなみが

ちょろりちょろりと しゃべりだす



みずのありかが たゆとうて

ぐるりめぐりて いざようて

ゆらりゆらりと さだまらず



みずのありかは たぎりおつ

いきょうのなみだ すなにしむ

ほとばしりいでて すなにしむ



ほししたたりて あかいくも






なんにもいえない

くやしいできごとでした





なにごともなかったごとくふゆのくも









「長楽少年行」


          (唐)崔国輔



遺却珊瑚鞭  遺却す 珊瑚の鞭

白馬驕不行  白馬驕りて 行かず

章臺折楊柳  章台 楊柳を折る

春日路傍情  春日 路傍の情







「珊瑚の鞭」


        (訳詩)はぐれ雲



珊瑚で飾った 鞭忘れ

わがまま白馬は 動かない

ならばと 柳を折りとりて

路傍で兆す あだし心





下萌やさざ波の音ちかすぎて