人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2013/12/10 21:26:05|
寒山の卜居する山冬茜





雨風激しい予報であったが、

たいしたことはなかった。

夕方は晴れて来ましたね〜



冬茜土手を外れてずぼら飯



冬茜散歩帰りのずぼら飯











寒山詩 1、


重巌我卜居  重巌に

         我卜居す

鳥道絶人迹  鳥道

         人迹を絶つ

庭際何所有  庭際

         何の有る所ぞ

白雲抱幽石  白雲

         幽石を抱く

住茲凡幾年  茲に住して

         凡そ幾年ぞ

屢見春冬易  屢しば

         春冬の易るを見る

寄語鐘鼎家  語を寄す

         鐘鼎の家

虚名定何益  虚名定らず

         何の益かあらん





寒山詩 1、

         (訳詩)はぐれ雲



深山に巨岩の重なる処

我れ住居を占いをもって定めたる


空を飛ぶ鳥だけの通える

いまだかつて人の来たる形跡なき

静寂な処


ここの庭の外れで楽しむものは

白雲が無心に漂うだけで

巨岩の姿が見え隠れするのみ


ここに棲んで何年になるのかは

覚えてはいないが

春が来たかと思ったら

いつか冬の景色に変わって行くのを

何度かは経験した


世に住む人々の富貴栄誉の

夢を求めてあくせくしているは

それらはまことに儚くて空虚なもので

何の益もないものであると




寒山の卜居した処はどこだったのか

重巌 鳥道人跡を絶つ

白雲幽石を抱く  深山幽谷

白雲自ずから悠悠

自由無碍の境

こんな処が寒山にとっての

桃源郷だったらしい



寒山の卜居する山冬茜


















2013/12/04 15:41:36|俳句中心
ふとん干すついでに俺も干しにけり





もう十二月なんですね〜

日向ぼこが

至福のひとときとなりました。

ベランダに布団を干して、

目をしょぼしょぼさせて、

うつらうつらとつらるらうつらと

太陽の偉大さを肌身で感じるのです。



ふとん干すついでに俺も干しにけり 




白木蓮の葉っぱが残り少なくなって

ひらひらと靡いております。

日は低く、影は長くなって、

くっきりとのびる。



はらはらと葉っぱのゆれる十二月




ハワイで鮫の被害が急増しているらしい

アイソン彗星はもう見えなくなって

しまったのかな〜



諸行無常アイソンもまた冬の星




どこへ行っちまったのかな〜















2013/12/03 14:21:00|俳句中心
ほろ酔いや光の滲む冬の星


昨日は

小田原で玄鳥の俳句教室

終わってから、小田原の日本海で

忘年会


人はどうして酒を飲むのだろう〜

しかもさほど強くないくせに

今夜もそれなりに飲んでしまった〜

そうして家に帰り

炬燵に入って

もうこれ以上飲めねえ〜っと

そのまま寝てしまった〜



ほろ酔いや光の滲む冬の星








主宰講評

1、中途半端、

何をイメージするのか?

2、早朝に違和感、理屈の世界か

3、よくまとまっている。

秋のイメージか

4、焦点の当て方が面白い

5、親の願望、希望が感じられる。

6、リズムが悪い、

      切り方で意味が変わる。

7、何が光か?解り難い、

       まだまとまり不足

8、具象はいいが、光るが無理

9、舞台があって、踊らしてはだめ!

10、山茶花の役割?

他の花ではどうか

   詩から外れてしまう。

11、おおげさの割には

響いてこない。

   冬の蝶〜活発には

行かないのでは

12、全部言ってしまってる。光なし

13、の→や、

言いたいことがきっちりと

    伝わるように。

16、リズムが壊れている。

    俳句は575が基本です。

17、そのとうりだから面白くない、

    雄大といわれてもね〜

18、言い過ぎではないにかな?

20、説明にこだわり過ぎて

無理がある。

21、小さくまとまり

過ぎちゃってる、

    クルーズはいかんな〜

22、意味の切れ目と読みの切れ目は

    別でもよい。

降りしきる→くどい

23、冬雀→無難な季語だが

物足りない。

24、見上げる→いらない語、

まとめ方

25、ペンの光や→光に無理あり

創り過ぎ

26、落ち着いた感じに

季語がよく合ってる

27、句材から詩情が感じられない。

28、犬も家族の一員だけど、俳句の

    世界ではあまりね〜

29、リズムが整っていない。

30、蛇笏で成り立っている。

31、一滴がど〜もね〜頭の中で創り過ぎ

32、きどりが無くてよい。

33、姑と在の使い方に違和感

34、焼きつける必要があるのかな?

35、季語、茶の花が離れ過ぎか

36、無理のない景色である。

37、詩的でない、

言葉の選びかたを、

38、類想

39、ありきたりか、

40、色をだすなら、

特別新しいことでmoない。

41、特別な景色ではない。

人に感心させる

    にはど〜もね〜

42、41、と同様、

切り口を如何するか

     他人がエッッ!と思う処を



次回は3月3日(月)袋まわし
















2013/12/01 20:34:55|その他
土手をそれ飲み屋の客や冬の星




神奈川県には大山(おおやま)という

名山がある。かたちがすこし富士山に

似ている。

ほんとうの富士山は西の方にみえる。

赤富士になるのは朝日の当る時なのかも

知れない。

太陽が西に没する夕日の位置は現在は

富士山の左の方なので

少しは赤っぽくなる。


大山が富士山に向かって話しかけた。

「日出づる処の大山、日没する処の

富士山にもの申す、つつがなきや?」

富士山応えて曰く

「なにをぬかすか青二才わが気高く白い

この姿を見よ、

つつが虫などつく筈はない

日本一の世界遺産なるぞよ」


富士山は力が入って少しは

赤くなってきたようでござる。

大山は静かに青い色でございました。


ちかくには新幹線が通っているが

わが携帯電話についているカメラでは

なかなか撮りにくい

シャッター速度が遅いからだ

しかし動体視力と指の反応を

駆使してついに射止めた。

予測して

事前にシャッターを押すのである。

新幹線は速いな〜



土手をそれ飲み屋の客や冬の星





日の暮れるのはとても早いものである!
















2013/11/30 10:28:47|
くしゃみ出ずなみだの出たる日差しかな




アイソン彗星が見えた!

っと思ったら飛行雲でした。


いやああ〜 今朝は寒かったですな〜

垂れる洟水が氷柱になるような気がして

大きなくしゃみが二発大爆発!


こんな日の昼間は好い天気

真っ青な空 冬の強烈な日差し 

またくしゃみがでそう

でそうででないくしゃみのかわりに

なみだがむずむず



くしゃみ出ず涙の出たる日差しかな





防空識別圏を勝手に決める国があって

大国がこそ泥のようなことをするし

指導者の脳味噌がスクランブル状態に

なっているんじゃあないのかね〜

どうせやるなら

アイソン彗星にスクランブルをかける

ぐらいのことをやって欲しいもんだね〜


こんど我が朋友の李白に会ったら

先輩として なんとかしろ! っと

言っとかねばならんかな〜






「秋浦歌」その十五


        (盛唐)李白



白髪三千丈  はくはつ

         さんぜんじょう


縁愁似箇長  うれいによって

         かくのごとく長し


不知明鏡裏  しらず

         めいきょうのうち


何処得秋霜  いずれのところよりか

         しゅうそうをえたる





 「秋浦の唄」その15


        (訳詩)はぐれ雲



おらが白髪の毛の長さは

 三千丈にもなっちまったんだよ〜


愁いが多かったからにちげえねえ

 こんなになっちまったのは〜


澄んだ鏡のなかにいる

 おらがあたまちゃんよ〜


いったいどっからかなんだかんだかよ

 白い霜が降っちまったのは〜





などど橋のたもとの焼鳥屋で

李白のおっさん歎いていたが〜

あっしには関係ねえことでござんすよ!




木洩れ日は紅葉色なり小春凪