人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2014/03/07 9:33:37|俳句中心
地虫出づ心の中にむづむづと





昨日はよい天気でしたね〜

大晴天

暖かく春の陽気

白い富士山がとてもきれいに見えました。

しかし富士山の頂部はさすが3000M

を超える高さ

寒々とした吹けたような容の白雲が

掛かっておりました。

また北方には丹沢連峰がくっきりと

峰々の尾根の稜線の輪郭に

白糖を軽く振りまいたように

白雪が見えるのも

たいへん荘厳でありました。



ところが一夜明けて

今朝雨戸を開けたら雪が降っております。

一定の時間的間隔をおいて、

一定の平面的間隔も保って降っております。

淡雪です、

まだぜんぜん積もってはおりません。

見るのに最適の降り方です。

時もよし、そう卯時の酒ですよ!

今日の予定は特になし。


“卯時の雪見酒”といたしましょう〜

酒は月桂冠“月”があります。

肴はそうですね〜

シャウエッセンと白ネギでも焼きますか〜

一人ではちょっともったいないので

卯時の酒の大好きな

陶淵明さんに電話をしました。

“今淡雪が降っている、雪見酒を楽しもう

ぬしの大好きな卯時の酒をともに

飲もうではないか?

有空ならば琴を抱いて来たれ!”

その返事は

“我有空 有空 馬上去 謝謝!”

ということで、すぐ来るそうです。



淡雪や卯時の酒を酌み交わす




陶淵明さんは琴は持っているのですが

弾けないのです、いつも琴を抱えて

弾くまねだけ! 他の人にはなんにも

聞こえない。不過、しかし、本人だけ

には聞こえるようである。






今週初めに小田原で俳句教室

今回は袋回し まあまあ山脈と大差なし

やり方はちょっとだけ違うけれど

終わってから宴会さらにからおけ

楽しいひと時でございました。


帰りの電車で句友にアドバイスされた

首の痛さが治らないと言うと

整骨院ではまずいのではと

それもそうだなと納得して次の日

市民病院へ行ってみてもらいました。

整形外科です。そこから紹介で脳神経科

で検査をしてもらう、CTスキャン検査

異常なし、さらにMRIの検査もしますか?

というので、せっかくだからやっておこう!

ところが大変混んでおり来月予約した。

さらにレントゲン写真で骨の写真を撮って

再度整形外科へ

特に異常はみあたたず

結局処方は 痛み止め 胃の薬 

筋肉緊張緩和薬 さらに炎症抑制塗り薬

を薬局でもらい

各種薬を真面目に飲んで塗っていたら

かなりよくなってまいりました。

まああとは」MRIの検査をすれば

心配はなくなるのでありましょう!

結構長く生きているので確率的には

昔からある脳の弱さの問題点以外は

もんだいなさそう〜



養花天かすかにゆれる酒の旗


舌鼓花菜漬には発泡酒


春陰や盗人のごと酒を酌む





昨日は啓蟄だったのですな〜

どうりで、いろんな虫達がうろうろ

しておりましたね〜



地虫出づ心の中にむづむづと

















2014/03/01 19:28:00|俳句中心
春の闇大王烏賊の浮き上がる



冷たい雨が降っています。

こうもりをささなくても、

それほど

濡れそうもないあめだったのですが、

自転車片手運転こうもりさしていきました。

整骨院へ

左耳の後ろの方がまだ痛いのです。

首はかなり回るようになったのですが、

角度によって痛む

痛みの内容がいろいろあるのである。

脳天の方へ響くようなもの

固まった筋肉をかき回すような鈍痛

無理して首を曲げると鎖骨に

つながる筋が鎖骨を引っ張る反力が

首の骨をこすり得も言われぬ不快感

この不快感が

そのうち快感に変わるのでは

とせっせと整骨院へ通うのである。



骨と筋と神経が

それぞれの役割を認識して

集団的自衛権を

発揮しているようである。

思いっきり首を回したいのだが

神経の働き、筋肉の突っ張り具合い、

骨のがりがり状態がスクラムを組んで

勝手に神経識別圏を決めたり、

公船を出したりしても無駄なのである。

集団的抑止力も効いており

無法に首を回せるわけはないのである。





春の闇大王烏賊の浮き上がる



霾(つちふる)や湘南平に犬吠える




霾(つちふる)

霾(ばい)、霾(よな)ぐもり、

霾風(ばいふう)、霾天(ばいてん)、

黄砂、黄沙、

ちょっと昔は11PM,

最近はPM2.5

さらにスギ花粉 等々

1つを除いてminnna春の季語です。















2014/02/21 18:52:00|その他
ほろよいや手摺のうえに春の月




三日前より整骨院の客となり、

毎日通っている。


十日ほどまえに寝違えて

それはそれはひどいめに遭ったのです。


ときが過ぎれば治るはずだと

たかをくくって

トクホンチールを塗るだけで

よくなったつもりでいたのですが、


実はますます悪くなるのである。

痛みは脳天から下がってきて

耳の下から首の下

ぐるっと一周広がって、


肩の筋肉もかたまっちゃって

えもいわれぬ不快な痛みが辺りを覆い

それが肩から上を動かすたびに

現れて身体を動かすのにも恐る恐るの状態


車に乗りにくく 自転車に乗って

四十肩の時に行ったことのある

整骨院へ行ったのである。


さすがプロやりますな〜

暖めて超音波で刺激を与え

吾肩筋肉は吾意志に無関係に

ピクリピクリと勝手に動き出すのである。

大昔実験をしたことのある

カエルの足の筋肉状態となるのである

肩が跳びあがるのである

びっくりしましたね〜


最後に整骨師があらわれて

説明しながらすこしづつ少しづつ

もみほぐし動かしてくれるのだが

筋肉だけでなく 整骨だから骨も

動かして固まっているのを少しづつ


カエルの筋肉から

わが心象風景は骨の標本となってしまい

カタカタコトコト 操り人形状態

まで行けばいいのだが〜

そうはいくかのがんもどき〜


それでも通うごとに気持ちよくなって

少しづつ少しづつ

首も回るようになってくる気分になって

もうすぐだ〜


カタカタコトコト夜な夜な歩く

シャリコウベ

そのうち橋の袂の焼き鳥屋へも

行けるようにもなるかもよ〜



まあ現在の吾心境は〜

国破れて山河ありですかな〜




丑三つの春のトイレの水の音





わからぬものに己の身体

特にわからぬ神経構造

さらにさらにわからぬこと

それは吾脳みそのはぐれ雲状況か




春の闇うづく脳みそ漏れ出して



春愁や乾ききったるしゃれこうべ





現在の吾輩にとって

乾ききったるしゃれこうべは

理想的状態の象徴なのである。

一夜干しの脳みそなんて

喰えたもんじゃあないからな〜


まあ 

しばらくはじい〜っと我慢の

男の子なのである〜




(後記)2/28

そうですか、犬や猫には鎖骨がないから

首や肩の痛みはないのですか〜

そうですか、鳥にも鎖骨がないから

40肩にはならない〜

な〜るほどね〜

わたしは鳥になりたい〜

そうして

広い空を飛んでみたい〜


なんと! 首つりを1.5年も

やったのですか〜

首が回らないくらいのことなら、

いいほうなのですかね〜

いやいや首が回らなくなって首つり

そんな悲劇は考えないようにしましょう

なんせ今は春なのですから


吾輩は首つりはまだやったこと

ないですな〜

いがみつりやぼらつりはやったこと

ありますが〜

そろそろ桜鯛の季節ですかね〜




ほろよいや手摺のうえに春の月



ああ春なのに首の神経まだ痛む



              謝謝!



















2014/02/18 20:09:55|俳句中心
浮き氷オンザロックの果てなりし




坊や〜よい子だ〜寝んねしな〜


まだ雪が残っている

きらきらと輝いて

融けた水も輝いて

高いところにある残雪からは

一滴一滴

大きくなって輝いて落ち

また大きくなって輝いて落ちる



残雪の一滴ごとの光かな




雪のかたちは種まき爺さん

北アルプスのどこかの峰の

残雪だそうな



残る雪種まき爺さん土をまく




雪の下にはいろんな色がある

赤 茶色 若緑 青 それに黒

み〜んな 春の色



躓きし江南の野の雪間草




雪が濡れて輝いている

融けた水も輝いている

雪間の草も輝いている



雪解水側溝大河の音のする



ものの芽の顔を出すかな片目あけ



雪の下より盗人の頬被り



金麦がきれてしまって

買いに行くのが面倒だから

ウイスキーのオンザロックを飲む

残った氷だけをそのままに置いとくと

氷が解けて少しだけ浮いている



浮き氷オンザロックの果てなりし




面倒だからその中へまた

ウイスキーをとぼとぼとぼとぼと入れて

またがぶりと〜


















2014/02/15 11:28:00|その他
糸游や雪の断面流れ落つ



捜査に無駄はつきものだ!

ズーズー弁の発音は

東北だけに限ってはいない〜


吹雪が降りしきり

断続的に猛獣の吠えるような声がして

ときには人工的なたたき音が聞こえる

ガオ〜  ガオ〜  ガオ〜ツ 

バタ〜  バタ〜  バタ〜ン

寒い ひどく寒い


寒いから風呂を沸かして入る

ただし

寒いからだけの理由で

風呂に入っている訳ではない


風の言葉を聞くのが楽しいのである

我家の風呂は風の通り道に面している

湯船の縁に首を載せて

じ〜っと目をつぶっているのである


びゅ〜  びゅ〜  びゅ〜ん

うを〜  うを〜  うを〜ん

ほどよく癒される言葉


意味のない言葉もあるものである

聞いていると

すとれすなどというものが

全くなくなってしまうのである

脳がまっさらになり

心地よくぽっかりとあながあいて〜


風呂から出て炬燵に入って

テレビのスイッチを入れると

ソチオリンピックのニュースが多い

そのまま眠ってしまったようである


昨夜の吹雪嵐が一転して

とても静かな日になっております

濃いコーヒーを入れて

どぼどぼとウイスキーを加え

口に含めば

その芳醇な香りは春の目覚めの如し




雨戸の外の真っ白な庭春日燦





テレビをつけると“砂の器”の映画

の中で“座頭市がさいころを

振っている”テレビを見ている場面

もう昼近い




糸游や雪の断面流れ落つ      





午後になって晴れてきて

暖かい 好天気〜