人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2014/03/24 17:14:05|俳句中心
花の雨南朝四百八十寺





晴れた青空が

はんぶん白っぽくなっていて

春の霞か霾るか

いくぶん匂う排気ガス




春の空西山の雨願いつつ



望潮ボール取り出す伊達公子



客の居ぬサッカー場や花蘇芳









「 江南春 」 こうなんのはる

    (晩唐) 杜牧(とぼく)



千里鶯啼緑映紅 せんりうぐいすないて 

       みどりくれないにえいず

水村山郭酒旗風  すいそんさんかく 

         しゅきのかぜ

南朝四百八十寺  なんちょう 

        しひゃくはっしんじ

多少楼台煙雨中  たしょうのろうだい 

           えんうのうち






「江南の春」


          (訳詩)はぐれ雲



鶯は啼く 千里の果てまで

若葉さす 赤い花に映え


水辺の村にも 山辺の街にも

春風に 酒の旗がはためいて


かつて栄えた南朝の

四百八十もの寺々の


どれほど多くの高楼が

春の煙るような小糠雨の中に

おぼろに見えていることか





江南

長江下流の東南の地域。杭州、蘇州、

鎮江、南京、、、、など

この詩では仏教の栄えた

南京(建康、金陵)を中心とした地域か


南朝

南北朝対立の時代に建康(南京)に都を

置いた宋、斉、梁、陳の諸王朝。これに

先立つ呉、東晋をくわえた六朝。


四百八十寺

数多くの仏寺。南北朝時代から唐代は

仏教が盛んであったが、特に梁の武帝は

篤信者として知られ首都建康では

五百余の寺院と十余万の僧尼を数えた

と言われる。





酒旗の風杜牧の春はおぼろなり



花の雨南朝四百八十寺








(後記)


ありがとうございます、おかげさまで

体調もかなりよくなり、

首の回りもだいぶ良くなってきました。


このカタクリは野生のカタクリではなく

近くにある農園で咲いておりました。

何か別の目的があって栽培している

ようであります。

もしかして漢方薬? 

カタい頭がクリクリと

回るようになるとか〜

カタコリが又クリクリと

解れるとか、たしかに色は紫ですね〜

紫色の犬なんて見たことはないけれど〜

もしいたとすれば

それはそれは高貴な品種貴種というか、

宝珠犬しかも耳がクリクリ

なんてしていたらも〜

そうしてそのうえひっくり返って

いたなんて言ったらばもう〜

世界に誇るカタクリ犬となりますかな〜

そういえば我実家で飼っていた犬は

柴犬でしたな〜 

紫と柴、大きな違いですか〜

まるで、額田の女王と芝刈り爺さん

の差ぐらいありますね〜


吾輩の身体もかなりがたがきてまして、

まだかすかな春の風にも

首のしこりをきにする感じです。



がたのきた雨戸の音や春の風





             謝謝!











2014/03/21 22:30:29|俳句中心
白木蓮鼻に風吹くばかりなり





首の動きもよくなってきて

天を仰ぐことも可能になってきました。

白木蓮が満開です。

スギ花粉も飛び回っているようですね〜




白木蓮鼻に風吹くばかりなり




天気は良いのか悪いのか

天空高く風は速いようである。


満開の白木蓮はゆったりと健康的にして

悠然と天を仰いでおります。

いちぶ黒ずんだ天空の雲も堂々と動く。


寝違いの首の痛みも消えて

体調に余裕があってこそ

しかも時間のよゆうがたっぷりとある時

全て目にするものの美しく

春の色となって

自然にみちる詩境を感じられるようである。



透き通る頭の骨や花大根







「 春夜 」      

       (北宋)蘇軾(そしょく)



春宵一刻直千金  しゅんしょういっこく 

            あたい千金

花有清香月有陰  花にせいこう有り 

            月にかげ有り

歌管楼台声細細  かかんろうだい 

            声さいさい

鞦韆院落夜沈沈  しゅうせんいんらく 

            夜ちんちん




鞦韆や地球は回る常(とこ)しえに





鞦韆(しゅうせん)

ぶらんこのことです。














2014/03/18 11:54:30|俳句中心
長閑かさや猫の顔より馬の顔




駆け込み需要が強まっている。

東北日本海側に低気圧があり、そこへ向かい

南方高気圧の熱風が吹き込み

纏地方では春の嵐俗にいう春一番が

吹きすさんでおります。

今のところ晴れていますが、雲の流れ速く

晴れの濃淡の変化が急であります。

風雲急にして午後より雨の予報も

ちらほらと

纏気象台には有能な予報士がいないため

かなりおおらかなアバウトな予報がされて

そうです春一番はいつですか今でしょう〜

今吹いている春風が春一番なのですよ〜



がたびゅうと嘯きわたる春一番




吾茅屋は音の出やすきこと楽器のごとく

しかもそれは打楽器と下手な尺八か

音の出せないフルートのように

がたがたぶーぶーぴゅーぴゅーと〜

やかましきこと春の猫とねぼけた犬が

喧嘩をしているようなのであります。

それでも暖かいから気分はとても

長閑な春気分なのですね〜



長閑かさや猫の顔より馬の顔




囲碁の打ち方も手がどんどん緩んで

猫や犬の顔よりも馬や麒麟の顔になって

しまうのです。

これらの顔は囲碁の技術用語でして

3個の石がつくる3角形がだんだん長く

なる形を言う。一番短いのは猫の顔

長くなるにつれて犬の顔、馬の顔

一番長いのは麒麟の顔となるのである。


吾輩がよく使うのは馬の顔ですかな〜

最強の力を発揮しますな〜

そうです、必殺仕事人の八丁堀の中村主人

もちろん俳優は藤田まこと

あれくらいの馬の顔が一番長閑で強い

のですな〜















2014/03/15 21:24:17|俳句中心
木瓜の花首の痛みのまだ消えぬ




車で帰ってきたら

庭の木瓜の花が夕日に映えて、輝いて、

いろんな表情を見せてくれました。


木瓜の花にもいろいろあります。

花木瓜、緋木瓜、白木瓜、更紗木瓜、

うすら木瓜、斑木瓜、ときどき木瓜、

うそ木瓜、だまし木瓜、真面目木瓜、

忘れ木瓜、もうきりがないからやめよう〜


吾庭の木瓜は赤いから緋木瓜だとおもう。




木瓜の花首の痛みのまだ消えぬ





まだ車庫入れは不自由ですな〜

かなりよくなったのだけれどね〜


今の時期は日差しが強いのですかね〜

翳がくっきりとして

携帯カメラの色がどうもね〜

自分が見える色とちがうんですな〜

もっともどっちの色が正しいのかは

吾輩にはとんとわからんのですが〜




飲み過ぎて死んだふりする木瓜の花















2014/03/10 20:15:00|俳句中心
啓蟄やほぞを噛むならあたま掻け




昨日はひさしぶりの囲碁を打つ

吾脳内に棲息していた

橘中の仙がどこかへ

行ってしまったようで

読むとか数えるとかが面倒になって

下手な考え休むに似たり〜

などど悪態をついたり

石を捨ててきれいになろう〜

などとうそぶいたり

死んだふりのホットケーキ

などとよそ見をしたり

ほぞを噛むなら頭掻け〜

などと安易に走ったり

これらもみな首の痛みのえとせとら

橘中の仙がどこかへ疎開してしまった

ことに因があるのかな〜



啓蟄やほぞを噛むならあたま掻け




もし橘中の仙が吾脳の部屋のどこかに

おればもちょっと

じっくりと考えることを楽しめる

のであるがな〜



変幻自在に捨石をして春うらら



蛇穴を出づ蝮はいまだ壜のなか