晴れた青空が
はんぶん白っぽくなっていて
春の霞か霾るか
いくぶん匂う排気ガス
春の空西山の雨願いつつ
望潮ボール取り出す伊達公子
客の居ぬサッカー場や花蘇芳
「 江南春 」 こうなんのはる
(晩唐) 杜牧(とぼく)
千里鶯啼緑映紅 せんりうぐいすないて
みどりくれないにえいず
水村山郭酒旗風 すいそんさんかく
しゅきのかぜ
南朝四百八十寺 なんちょう
しひゃくはっしんじ
多少楼台煙雨中 たしょうのろうだい
えんうのうち
「江南の春」
(訳詩)はぐれ雲
鶯は啼く 千里の果てまで
若葉さす 赤い花に映え
水辺の村にも 山辺の街にも
春風に 酒の旗がはためいて
かつて栄えた南朝の
四百八十もの寺々の
どれほど多くの高楼が
春の煙るような小糠雨の中に
おぼろに見えていることか
江南
長江下流の東南の地域。杭州、蘇州、
鎮江、南京、、、、など
この詩では仏教の栄えた
南京(建康、金陵)を中心とした地域か
南朝
南北朝対立の時代に建康(南京)に都を
置いた宋、斉、梁、陳の諸王朝。これに
先立つ呉、東晋をくわえた六朝。
四百八十寺
数多くの仏寺。南北朝時代から唐代は
仏教が盛んであったが、特に梁の武帝は
篤信者として知られ首都建康では
五百余の寺院と十余万の僧尼を数えた
と言われる。
酒旗の風杜牧の春はおぼろなり
花の雨南朝四百八十寺
(後記)
ありがとうございます、おかげさまで
体調もかなりよくなり、
首の回りもだいぶ良くなってきました。
このカタクリは野生のカタクリではなく
近くにある農園で咲いておりました。
何か別の目的があって栽培している
ようであります。
もしかして漢方薬?
カタい頭がクリクリと
回るようになるとか〜
カタコリが又クリクリと
解れるとか、たしかに色は紫ですね〜
紫色の犬なんて見たことはないけれど〜
もしいたとすれば
それはそれは高貴な品種貴種というか、
宝珠犬しかも耳がクリクリ
なんてしていたらも〜
そうしてそのうえひっくり返って
いたなんて言ったらばもう〜
世界に誇るカタクリ犬となりますかな〜
そういえば我実家で飼っていた犬は
柴犬でしたな〜
紫と柴、大きな違いですか〜
まるで、額田の女王と芝刈り爺さん
の差ぐらいありますね〜
吾輩の身体もかなりがたがきてまして、
まだかすかな春の風にも
首のしこりをきにする感じです。
がたのきた雨戸の音や春の風
謝謝!
|