人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2014/05/04 7:10:00|その他
茶柱を立ててグラスの小宇宙




おとといが八十八夜で

きのうは八十九夜で憲法記念日

そうして今日は九十夜でみどりの日である

明日は九十一夜でこどもの日で立夏である

あさっては九十二夜で振替休日である


ず〜っとゴールデンウイークである

これからもGWなのである

吾輩にはなんらかんけいなさそうであるが

なんとなく嬉しいのである


吾輩は基本的には休日が大好きなのである


どうやら夜は立春からはじまるらしい

今年の立春は2月4日でこの夜が一夜で

順に二夜、三夜、、、と、

そうして今夜は九十夜なのである




八十八夜にはいつもと違う方法でお茶を

いれました。

新茶ではありません、いつもの古茶です。

うつわは目の前にあったグラス

ポットの湯を少し入れ全体を暖める。

そこへ茶葉を一つまみ入れて

ポットの湯をボーっといれる

そうして茶葉の行動を観察して

楽しむのである。


最初は空気を含んだ茶葉は上に浮かび

やがて下に沈み

一本くらいの茶柱が立つ

これを見て

なんかよいことがあるぞと喜ぶのである

たわいのない日本人の習慣なのである


やがてグラスの古茶は

湯に色を付けて濃茶となる。

そうして飲み頃

熱燗を飲むがごとくにグラスを手に持ち

チビリチビリとね〜


吾輩はこのような濃いお茶が

好きなのである。


ときに口に入る葉っぱも一緒に飲む

これが体にいいのである。

薬効際立ちて長寿の仙薬と化すのである。




茶柱を立ててグラスの小宇宙   















2014/04/29 20:41:03|その他
黄金週間グルメの話題ばかりなり




ゴールデンウイーク

もう始まっているようですな〜

待つのが嫌い、並ぶのが嫌い、

さらに群れるのもきらいなのである。

渋滞なんてとんでもないことなのです!


わざわざこんなに混雑している世の中へ

でかける必要もない。


テレビを見ていると、

日本には人がたくさんいたんですな〜

あっちこっちとね〜

少子化なんてどこの国の話なんですかね〜


こっちあっちそっちとどっち〜

グルメがいっぱいなんですね〜

日本列島グルメに満ち溢れていたんですよ


日帰りグルメツアー、

うまいもの詰め込み放題買い物ツアー、


吾輩は食べ物は肉食系なので

ステーキ、焼き肉、串焼き、イカ焼き、

焼き鳥、壺焼き、冷凍マグロの詰め放題、

とんとろ、もう焼くだけで十分だよ〜


こういうのを見ていると

渋滞でも、人ごみでも、並んでも、

待っても、通行止めでも〜

行ってみたくなりますな〜


君子豹変す

まったく信念のないB型人間なのである。

さああ どっかへ行こうかな〜




  黄金週間グルメの話題ばかりなり



ウインナーを爆発させた薄暑かな  
    





ウインナーソーセージは爆発させて

腹が割れないとうまくないのだ

と思っているのですが〜 ??






(後記)


ほんとにね〜

こういう時には人は何処へ集まるのかな〜

景色のいい処、食べ物の旨い処、

有名な処、普段行かない処、

行ったことのない処、行くのに便利な処、

お金のかからない処、気分のよくなる処、

スクランブル交差点、道の駅、

お金の儲かる処、興味のある処、

その答えは一番正しい答えは

どうやら人は

人の集まる処へ集まるようですな〜


私も中途半端が大好きなんです〜

人っ子一人いない処も

うじゃうじゃ歩けないほど人のいる処も

時によっては大好きなのです〜

ほどよい人だかりも捨てたもんじゃあ

ないのですが〜


いずれにしても、もうすぐ夏ですね〜

暑いところもいいですね〜

しかし第一はうまいもののある処かな〜




黄金週間グルメ探してあっちこち   




   ありがと〜  5月1日 夜















2014/04/28 0:14:00|
うたたねの後も眠たし目借時




昨日は横浜で玄鳥俳句教室がありました。

主宰は都合で不参加。


帰り平塚の居酒屋で一杯やって、

バスで帰ったのですが〜

どうやら心地よくて眠ってしまった

ようでした。


バスの車内放送で“湘南めぐみが丘です”

吾輩は“徳延神社前”で降りる予定でした

ので相当寝ちゃったらしい。

慌てて降りました。


ここで逆行きのバスに乗ればよいなと

降りたバス停の反対側へ渡って、

バス停を探したが見つからない。


吾輩はこの辺は来たことがない、しかも

方向音痴ときたもんだ。

来た道を戻ってみたり、進んでみたり

又もどってみたりしたが見つからない。


このまま歩いて帰ってみようかと

坂を下って行った。が、、、、、

方向が全くわからない。


人通りもすくないし、店もない。

時間も9時近い。


するとジョギングのお姉さんが通ったので

聞いてみた。

“平塚方面行のバス停はどこにありますか

?”と

彼女指さす右のかなた。


ありましたバス停が平塚駅北口行

そうして時間は今日は土曜日

が〜ん! 最終バスはもうない。


ベンチに座って考えた

“さ〜ど〜すべ〜か〜?”

歩いて帰るか〜しかし〜かったるいな〜

方向のじしんもないし〜


しょうがないから長女に電話して

待っていた。


かなり時間が経って〜


軽自動車がトコトコきて

助かったもんでした。


爽やかな風が流れて、

天気もよかった一日でした。



薫風をボトルに入れてかき回す





写真は鎌倉の牡丹の続きです。







「 偶睡 」

           (明)高啓



竹間門掩似僧居  竹間 門はとざされて

           僧居に似たり


白荳花開片雨余  白荳 花は開く

           片雨の余(よ)


一榻茶煙成偶睡  一榻(とう)の 茶煙

           偶睡を成し


覚来猶把読残書  覚め来れば猶とる

           読残の書





 「 うたたね 」


         (訳詩)はぐれ雲



竹林の中 門は閉ざされ

ひっそりとして 僧侶の寓居のよう


白い豆の花が咲いている

通り雨のあと


立ち昇る 茶をいれる湯煙り

ながめておれば ついついうたたね


目が覚めてみると

まだしっかりと持っていたんだよ 

読みかけの本を




うたたねの後も眠たし目借時 
      















2014/04/22 20:45:01|その他
池の水牡丹豊かに重そうに





雨戸を開けると久しく見ないすっきりした

よい天気なのである。

身体が反応しました。喜んでいるのです。


顔洗って、飯食って、お茶飲んで、

その後は一連の決まったお勤め

動作を繰り返してさらにすっきりして


ちょっと前の路の川井と言うバス停

待つのが嫌いな漢が待っているのです。


どうせ世の中そううまくいく筈はない

やっぱしな〜


遅れてます、5分経って、10分経って

15分すぎて、やっと来たバスに乗って

平塚駅へ

何処へ行こうかな〜 バスの中で考えた

そうだ鎌倉にしよう、どこでも

いいのである。

電車はすぐ来た

大船で乗りかえて北鎌倉駅で降りた。


それからあとは〜

あしのむくままきのむくままなのである。


まずは円覚寺の山門にあいさつして

鎌倉街道を鎌倉に向かって歩く


長寿寺で片手をあげて たのむ と

圓應寺では賽銭をあげてよろしくと

六文銭がなかったので百円で

三途の川を渡って

閻魔大王様に両手を合わせて

助けてくれ〜っと


鶴岡八幡宮まで近かったですな〜

牡丹庭園が見どころでした。

いろとりどりの牡丹が今が盛りと

萌えあがっておりました。



池の水牡丹豊かに重そうに




八重桜も重そうに咲いておりました。

そうして帰りはしとぴっちゃん

雨が降り始めました。








(後記)

そうして今日は暖かく良い日でした。

オバマさんがイエスアイキャンと

言いながらやってきました。

さ〜て〜

どうなるんですかね〜

TPPは吾輩にとってはなんでも

安くなれば大歓迎なんですけれどね〜


     ありがと〜 23日夜







 







2014/04/21 0:28:14|
読みかけの本吹き落したる春の風




今日は穀雨(こくう)です。

いやもう昨日のことになってしまいました。


二十四節季の一つ、唐詩歳時記によると

苗を植えかえる時期であり、恵みの雨が

穀物のうえに降り注ぐ。

浮き草が初めて生じ、鳴鳩(いかるが)

がはばたき、載勝(ふくどり)が降りて

桑の枝にとまる。牡丹の花、とび、

楝(おうち)の花が次々と咲いていく。

まさに春たけなわであり、農家の人たち

は養蚕の仕事で忙しい。 だそうな!



久しぶりに囲碁を打ってきました。

久しぶりなので、本当に久しぶりなので

ダジャレも出なくなっちゃって

しゃみせんも弾けなくなっちゃって

ず〜っと頭は掻くためにある。

ひどいめにあってまいりました。


家で炬燵の中で考えていた手抜き定石も

出ませんでしたね〜

何に於ても手抜きはいけませんですな〜

明日から“真面目君”となまえを

かえましょう。

そうは言ってもね〜




穀雨降る手抜き定石研究中


酔いざめに冷えた古茶飲む独居かな


空の色の幽かな緑穀雨かな





実は今テレビで「舟を編む」と言う

映画を見ていました。大渡海と言う

大辞典を編む話で、主人公の名前が

“真面目君”でした。

恋人の名前が“かぐや”で宮崎あおい

が演じていました。



春風をボトルに入れて振ってみる




ハイボールの新しい創り方でした。




けっこう味のあるよい映画でした。




穀雨に関わる漢詩と拙訳を載せます。






「 老圃堂 」ろうほどう


        (晩唐)薛能 せつのう



剣ス瓜地接吾盧  剣スが瓜地

           吾が盧に接す

穀雨乾時偶自鋤  穀雨 乾く時

           たまたま自ら鋤く

昨日春風欺不在  昨日 春風 

           不在を欺く

就床吹落読残書  床について吹き落とす

           読残の書








「 穀雨の晴れ間のできごと 」


         (訳詩)はぐれ雲



庵のそばには瓜畑

剣スさんの真似をして

晴耕雨読の年金暮らし 


穀雨の晴れ間は瓜畑

気の向くままの農作業


庵に帰れば 春風め

わたしの不在をいいことに


読み残しの大切な本を

吹き落しやがった

ベッドの下へ




読みかけの本吹き落したる春の風





“剣スさん”とは

秦の時代に東陵候の爵位を授けられた

名士。秦の滅亡後は望まれたが

仕官せず長安の都の東門(青門)の

外で瓜を作って暮らしたと言う。



“老圃堂”は

作者の書斎の名前。

「野菜作りの老人の部屋」の意。








(後記)


こんばんわ〜

晴耕雨読いいですね〜

家庭野菜でも作ってのんびりとね〜

しか〜し

現実は狭い庭の草取りすらもできないで〜

しかもときには髭ぼーぼー

はなげぼーぼー

なかなか詩人のような心地よい

きぶんにはね〜

それでも心の状態だけは

豊かに、ゆったりと、楽しく、あろうと〜

心がけているわけであります。



目借時読みかけの本拾い上ぐ





やっぱり

ぐ〜たらがいちばん心地よいですかな〜


      ありがとう 21日夜