人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2010/12/05 18:29:56|その他
清少納言  炭もてわたる  朝(あした)かな


早朝から暖かい

師走とは思えない気候です。

今日は公民館で囲碁を打ってきました。

帰りに本屋へ旧暦の載っている手帳は

ないかなと探しに行きました。

見つからなかったですね〜


四季の美しさ

冬はつとめて。雪の降りたるは言うべき

にもあらず、霜のいと白きも。

また、さらでも、いと寒きに火など

急ぎおこして炭もてわたるも、

いとつきづきし。昼になりて ぬるくゆるび

もていけば、火桶の火も白き

灰がちになりて、わろし。



なんて言っているか なんとなく

わかりますね〜 早い話が〜

早朝の寒いうちがいいのだ と

言っているようである〜

昼間ぬるく なってしまうと〜

ぬるかん になっちゃうとね〜


清少納言もマイペースですね〜

囲碁がうまかったようですよ〜



今日の話は清少納言の枕草子から

でした〜





夜が更けて

       冬らしくなる

                首の凝り



最近は

       トクホンチール

                山眠る




















2010/12/04 19:06:06|その他
冬日和 床屋へ行って ひと眠り


朝から冬晴れ 昼頃ぽかぽか

毛が伸びているので床屋へ行く

うつらうつらと眠っていたら

眉毛の下も剃りますか〜

いつも聞かれるのである。

爺さんそうとうの年のようだからな〜

てもとがおぼつかない

しかし長年やっているんだから

大丈夫なんだろうな〜

顔剃りは最後のほうの工程だからな〜

ど〜も 眉の下は剃りたくないらしい

剃るのにきまってるのに

いつも聞くからな〜

自身がないのかな〜

おお〜 こわっ〜

まあ〜そのときはそのときだ〜

かってにやってくれ〜

いつも まな板の鯉なのであ〜る!

爺さん 力もなくなったのか

ハンドの電動マッサージ器をもちだして

首筋 上腕部 などを やってくれた

気持ちよかったな〜

爺さん自分の手でやるより

こっちの方が気持ちいいぞ〜

帰り 床屋の前の道より

真っ白な富士山が よ〜く見えました!

空気が澄んでいるんだね〜 写真







冬うらら

       床屋がえりに

                 飯屋へと






国会はいつの間にか

終わっていたのですね〜




ねじれ国会終わったが

         なんも決めずの 

                 冬籠もり




ぬる管いらず

       持てないほどの

                熱燗にせよ






何?ぬる管どころの話じゃあないって?

それじゃあ〜 何なの〜


カラカン カンカラ アキカン

ニゲカン ズルカン シラカン 

シランフリカン ナカズトバズカン

ツブレカン ケラレカン

イキアタリカン バッタリカン ヤマカン

ノーカン アンカン アキレカン

オソカン カメカン ノロマカン

マダラカン ボケカン ウスラカン

オモイツキカン ナガツズキセンカン アキッポイカン

ナニスンカン ナモセンカン ナライランカン

ダガヤメンカン ナラヨウコウロデトカシチャオウカン


なんとなんと ずいぶんあるんだね〜

まだまだあるって?

それなら おしえて〜





(後記)

コメントありがとう!

たしかにね〜 ひどすぎますね〜

みっともなくて 

やりきれなくなってしまいますね〜

無言無実行無能内閣に成り下がって

しまいましたね〜

仙人の仙が泣いていますね〜

お前が責任者だ! 

意識もないようですね〜


        謝!謝!
























2010/12/03 21:33:00|
なんとまあ  集中豪雨  冬の雷


明け方 集中豪雨の音により

目を覚ます。びっくりしましたね〜

隣の家では屋根の工事中

大変だろうな!

我が家では風呂沸かし器の制御が

おかしくなって代理店に来てもらった。

生あったかい気温で

何か台風模様ですな〜




阿里山の  

       甘い実を食う  

                  枇杷の花




冬雲の

       五六個浮かぶ

                  屋根の上






曹操 の一番有名な漢詩は何と言っても

「短歌行」でしょう。

この詩は かの有名な“赤壁の戦い”

の時に詠んだと謂われています、、が

さてどうでしょうか!

一部を紹介します。








  「 短歌行 」

               曹操



対酒当歌  酒に対して 

         正に歌うべし

人生幾何  人生 

          幾何(いくばく)ぞ

譬如朝露  たとえば 

          朝露(ちょうろ)の如し

去日苦多  去る日は  

          はなはだ多し



慨当以慷  概(がい)してまさに 

          もって慷(こう)すべし

憂思難忘  憂思は 

          忘れがたし

何以解憂  何をもってか 

          憂いを解かん

唯有杜康  唯  

         杜康(とこう)あるのみ

 〜 〜

 〜 〜(省略)

 〜 〜


月明星稀  月明らかに 

          星稀に

烏鵲南飛  烏鵲(うじゃく)

          南に飛ぶ

巡樹三匝  樹をめぐること

            三度

何枝可依  何れの枝にか

           依るべけん



山不厭高  山は高きを 

           厭(いと)わず

海不厭深  海は深きを 

           厭わず

周公吐哺  周公 

           哺(ほ)を吐いて

天下帰心  天下 

           心を帰せん




“杜康(とこう)”

初めて酒を造ったとされる伝説上の人物。

酒の異称。


“山不厭高〜”

「管子」形勢解篇にある“海は水を辞さず、

故によくその大を成す。山は土を辞さず、

故にその高きを成す。明主は人を厭わず、

故によくその衆を成す。” にもとずく。


“周公吐哺〜”

周公丹が天下の人材の登用に熱心で、

一度食事をする間に三度もいったん口に

含んだ食物を吐き出して、士と応接した

という故事。






酒飲まば

       大いに歌え

                歳の暮れ



世を見れば

       悲憤慷慨

                湯気の立つ











2010/12/01 21:42:14|俳句中心
ざれごとに ざれているかな 寒昴(かんすばる)



昨日は小田原で

玄鳥(我々の属する俳句結社)の主宰を

招いての俳句教室がありました!

参加しました。


季語にはこだわるべきかもしれない。

しかし

句意と季語との関連 付き具合が難しい

つきすぎだ!

あわない季語だ!

なかなか

季語の選定がむずかしいのである!




論いわば

        理屈であると

                  冬銀河








  「欹湖(いこ)」

            (唐)王維



吹笙凌極浦  笙(しょう)を吹きて

          極浦(きょくほ)をしのぎ

日暮送夫君  日暮 夫(か)の君

            を送る

湖上一廻看  湖上一度

          廻看(かいかん)すれば

山青巻白雲  山青くして 白雲巻く





  「笙を吹く」

        (訳詩)はぐれ雲



   笙を吹く

   日暮れ

   客を送れば

   湖上 振り返る

   緑の山

   白雲 浮かぶ




   ゲゲゲの〜

   イクメンにも〜

   縁はなく〜

   何ももっていない〜

   師走空





 「吹笙」

春秋時代 秦の穆公(ぼくこう)に

弄玉(ろうぎょく)という娘がいた。

その頃 笙史(しょうし)という美少年

がいて彼も笙を巧みに吹いた。二人は

結婚して、弄玉は夫に学んでますます

吹笙が上達した。

やがて二人とも仙人になり

連れ立って 天に昇ったという。

この伝説から笙を吹くのは

仙人のすることという

イメージができた。

王維自身も浮世を離れて

山中で笙を吹き気分をだして

いたのではなかろうか?




忘年会

      我が名呼ばれる

                 ネオン街





師走行く

      李白の

               千鳥歩きかな





鰤大根

      駅地下で買う

                酔っ払い







広報車

      師走の街の

                尋ね人






















2010/11/28 17:33:17|
障子閉め  小鳥の声を  聞きいたり





まじめな者に対しては好意をもち

馬鹿まじめには可愛いいと思い

くそまじめになると面倒くさくなる

そうして

まじめくさった奴に対しては

はらがたってくる!



「狼よ落日を斬れ!」午前中DVDを見て

午後 囲碁を打ってくる。

今日は心を入れ替えて

“考えることだけ”を目的にして

打ってきました!

三連勝でした。



帰り 居酒屋の近くで

食料品を買って、発泡酒を買って

準備OK!

我輩は基本的にまじめ、ときには

ばかまじめ、またあるときには

破れかぶれ!一般的にはいいかげん

ふらふらとすぐ意志をへんこうする。

人はいい、よすぎて自分で困っている!

今夜はまじめに家の中で飲む 予定






「秋胡行」3

            曹操



願登泰華山 願わくは泰山崋山に登り

神人共遠遊 神人と共に遠きに遊ばん

願登泰華山        同上

神人共遠遊        同上

経歴崑崙山 崑崙山を巡り

到蓬莱   蓬莱に到る

飄颻八極  八極までも飄颻いて

与神人倶  神人と共にせり

思得神薬  神薬を得て

万歳為期  万歳を命の期間としよう

歌以言志  歌いて以って志を言わん

願登泰華山 願わくは泰山華山に登らん







「とこしえの命」

           (訳詩)はぐれ雲



泰山華山に登り

神仙と共に遊びたい

崑崙の山山を巡り

蓬莱に到る

天地のはてまで漂いて

仙人とめぐりあう

仙薬を手にいれて

とこしえの命を得たい







仙薬は

       何処にあるや

                 冬銀河 










四時更逝去 四時はこもごも逝き去りて

昼夜以成歳 昼夜もって歳をなす

四時更逝去       同上

昼夜以成歳       同上

大人先天  大人なるもの天に

           先んずれども

而天弗違  天は違わず

不戚年往  年の往くを憂えず

憂世不治  世の治まらざるを憂うのみ

存亡有命  生きるも死ぬもさだめ有り

慮之為愚  これを憂うは愚かなり

歌以言志  歌いて以って志を言わん

四時更逝去 四時はこもごも逝き去りて






「人の生死に運命(さだめ)有り」

             (訳詩)はぐれ雲



春夏秋冬 こもごも変わり

昼夜連なり 年暮れる


有徳の人 天に先んじて動こうが

天は これには叛かない


我はいま

年の過ぎ行く速さには嘆かない

世の乱れの治まらないのを嘆くのみ


人の生死には運命(さだめ)あり

これに嘆くは愚かしき


歌おうそうして志を述べよう

春夏秋冬 次々変わる




虎落笛(もがりぶえ)

          人の命に

               限りあり







「秋胡行」

  曹操の想い    (はぐれ雲)


三老公という長寿の翁に出会い

問答を通して仙人に憧れ

心の迷いを除こうと深山に入ったが

仙人にはあえず あう術もない


ならば 斉の桓公のように賢人を得て

大業を立てたい。

されど 矢のように過ぎ行く時の流れ

焦り と 悩み 長生きしたい!


泰山 華山 を歴遊し 崑崙山をめぐり

蓬莱に行こう!

不老不死の仙薬を得て

とこしえの命をものにする!


しかし あきらかに人の命には限りあり

天の運命(さだめ)のままである

冷徹な現実に引き戻される!


幻想と現実を行き来する心の葛藤

行ったり来たり 

いかにも女々しいようではあるが


これが

悪逆非道 冷徹無比 泣く子も更に泣く

あの三国志の英雄豪傑

憎ったらしい悪役曹操の現実なのである。


横朔の詩人 曹操 の真骨頂

人間曹操の魅力が迸り出ている

詩の一部なのでした。





乱世に

        遊仙の夢

                  寒造