人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2011/01/05 13:37:37|
正月や 空き缶だけの たまりゆく


「缶への嘆き」

空き缶がたくさんたくさんたまったよ

早朝 カラカラ カンカン音立てて 

隣の家も起きだして

資源ごみの日 出してきた!


ずいぶん飲んだ たまったね〜

置き場所満タン溢れ溢れて道路まで

日本全体 空き缶 缶カラ空だらけ


缶は一回開けちゃって

中身が全部無くなって

はいそれまでよ〜

もうこうなっちゃ

じゃま缶じゃがなそうじゃがな

しかし資源の少ない日本は 

いや人間は 

大切に大切に回収し

つぶして 入れる溶鉱炉 

まだまだ終わったわけじゃない

再利用が待っている


空き缶 缶カラ ダメカンなんて

馬鹿にするんじゃあありません

しかしそれでもどうしても 

やっぱり少し遅いかな〜


もういいだろうそろそろ溶鉱炉

何とかしてくれ 

かんさんよ〜




缶開けて

        口なめらかに

                 屠蘇気分




屠蘇(とそ)酒は唐の時代

元旦に飲む酒

薬酒であり、若い順から順番に

飲み初め最年長に到るのが当時の

飲酒の礼であったとな!

若者のエネルギーを

老人にも分かち与えて、長寿を祝う

意味を持っているそうな、そうして

最後の人は三杯続けて飲んだと

白居易の爺さんが言っていましたね〜




「七年元日対酒」

            白居易



三杯藍尾酒  三杯

          藍尾(らんび)の酒

一楪膠牙餳  一楪(いっちょう)

          餳牙(こうが) 

          の餳(あめ)

除却崔常侍  崔常侍を

          除却すれば

無人共我争  人の我と

          共に争う無し





藍尾酒(らんびしゅ)

最後の酒。最後に後始末する酒。


楪(ちょう)

木製のお盆


膠牙餳(こうがとう)

みずあめを固めたもの 固い飴

歯(牙)が丈夫であるようにとの

願いをこめて食べる。






「正月の祝い酒のマナー」

            (訳詩)はぐれ雲



最長老は最後の三杯飲み干して

お盆の飴をみんなに配る

崔さんを除いたら

我輩が最長老


屠蘇酒なる

       若者たちの

               エネルギー


最後は長老独り占め






たぶん 

一つの盃で回し飲みを

していたんでしようね!

楽しそうな情景が浮かんできます!













2011/01/04 12:13:14|その他
正月が 欠伸とともに 過ぎて行く

平塚は暖かいとは言えど、

さすがに朝晩は寒くなってきた!

しばらく冬籠りしていたが、

今日はすっきり晴れましたな〜

日本晴れ やっと目が醒めた感じ

明けましておめでとう!


我が家にもホットスポットがある。

少し前方にテレビがあり

手元にはパソコン

電灯からは紐が垂れており

引けば点いたり消えたり

左手にラジオCDラジカセ

リモコンの電池は切れてない  

中心メイン居場所は

昨暮にセットした炬燵なのである!

別の部屋に置いといたのだが、

持ってきて大正解!

手足を伸ばせば何でもできる!

眠くなれば、もぐりこんで、

うとうと すやすや

元旦は24時間 我がホットスポットに

入りびたり

まさにここは ユートピア 

猫になった気分なのだ!



ユートピア

         テレビを見てる

                   炬燵猫







一歳五ヶ月

とことこおっとっとと歩いていました!

tinamini俺 六十七歳三ヶ月





「春雪」

             劉方平



飛雪帯春風  飛雪春風を帯び

裴回乱繞空  徘徊乱れて空を廻る

君看似花処  君看よ花に似たる処

偏在洛陽東  洛陽の東にあり





昔(唐の時代)洛陽の東は

紅い桃の花や白いすももの花が

咲き乱れる美しい場所であった!

紅提灯などの輝く繁華街でもあって

それはそれは楽しい処であったと

我が朋友の李白さんがかつて

言っていましたなあ〜


劉希夷の詩にも

“洛陽城東 桃李の花 飛び来たり

飛び去って 

誰が家にか落つる”  がある。


ここ纏もすこしは似ているのかな〜



春ならば

      桃李(とうり)の花の

                  纏かな
















2011/01/02 13:52:08|その他
ますらをの  走る箱根路  明(あけ)の春


箱根駅伝をテレビでみている。

我輩もいっとき草鞋(わらじ)を

脱いでいたことのある

地元東海大学が

二位で頑張っていたが、芦ノ湖では

三位になっていた!

明日の帰りも頑張ってもらおう!



「箱根八里」

箱根の山は天下の嶮

函谷関もものならず

万丈の山 千仭の谷



羊腸の小径は苔滑らか

一夫関に当たるや、万夫も開くなし



大刀腰に足駄かけ

八里の岩根踏みならす

かくこそありしか往時のもののふ



箱根の山は天下の嶮

蜀の桟道数ならず



羊腸の小径は



山野に狩する剛毅のますらを



かくこそありけれ、近時のますらを






年新た

       天下の嶮を

                一目散







「蜀道難」

              李白



噫吁噫嚱 危𠥼高哉  ああ危ういかな

              高いかな

蜀道之難 難於上青天 蜀道の難きこと

              青天に上るよりも

              難(かた)し



不與秦塞通人煙

西當太白有鳥道

何以横絶峨眉頂

地崩山摧壮士死



青泥何盤盤

百歩九折巡巌巒



連峯去天不孕尺   連峯天を去ること

             尺にみたず

枯松倒掛寄絶壁   枯松さかしまに掛って

             絶壁に依る

飛湍暴流争喧櫂

砅崖転石万嶽雷



一夫当関      一夫 関に当たれば

万人莫開      万人 開くなし




蜀道之難難於上青天  蜀道の

             難(かた)きは

             青天に上るよりも難し

側身西望長咨嗟   身をそばだて西望し

             長く咨嗟(しさ)す






詩「箱根八里」の原典は

李白の詩だったんですね〜




絵双六(えすごろく)

       上れば下る

            天下の嶮(けん)





















2011/01/01 0:18:07|その他
纏の地 八坂神社へ 初詣



       全世界の皆様及びGM8の皆様




            謹賀新年

       明けましておめでとうございます

       本年もよろしくお願いいたします

           2011年 元旦




          恭賀新禧、吉祥如意!
       (新年のお喜びを申し上げます

      思い通りの良い年になりますように!)


         祝您心想事成、万事如意!
          
    (願い事が万事思うように成就しますように)


          祝您事業蒸蒸日上、歩歩高!

    (事業のますますのご発展をお祈り申し上げます!)





  初詣をしてきました!

  我が氏神様であり、すぐ近くにある八坂神社です!

  これで今年も安泰かな〜

  八坂神社は かの有名な須佐之男命を

  祀っている神社です。

  八岐大蛇(やまたのおろち)に

  強い酒を飲ませ退治した英雄です。




    酒飲んで

             八岐大蛇

                       冬の虹



    熨斗烏賊(のしいか)の

               半分残る

                      寝酒かな














2010/12/31 14:43:14|
時をなんとか  捕まえようと  大晦日


もとより時に終わりはない

途切れることもない

目印もなく ただ過ぎていく

ところが高等動物である人間様の

脳によると 時もうっかりしていられない

“今日は今年最後の日、大晦日だよ〜”

かってに決められちゃっている。

時には目印もスピードメーターも

ついていないのに

何として決めたのだろうね〜

今日が最後で明日から

年が変わるんだと〜

すごいね〜人間と言う奴は

もともと何もないものに印をつけて

ここからは次の年だよ〜

時にとっちゃあ〜 

たまったもんじゃあないよ〜

そもそも時なんてないんだよ

あるのは今と過去と未来だけ

思い出と希望だけなのさ

そうしてむずかしくてわかんないのが

瞬間と永遠 まあ便利だから

わかんなくても勝手にわかったふりして

使っているけどね〜

時と言うのは永遠の過去から永遠の

未来へつながっているだけなんだね〜

それを人間どもは勝手にぶった切って

勝手に速いとか遅いとか

いってるだけなんだよね〜



我輩にとっても

かつて時は大切だった時が

あったけれど

一生懸命時を金に換算していたね〜

時は金なりとか言われてね〜


今になっておもうと

どうでもいいことだったんだと

やっと気がついて

時と言うものがほんの少し

判ってきたような気がするのだが〜




白昼夢

        うまそうでない

                   狸汁




皇居の狸が大幅に増えているそうな!

スカンクよりはましかな〜

しかし狸汁は食いたくないな〜

闇汁の方がましだよな〜




モロヘイヤ入り

         フルーツミックス

                   日脚伸ぶ








光が天から降り注ぎ

海面を輝かせております。

身の引き締まるような

神々しい風景です!  (写真)






降り注ぐ

        澄んだ光の

                 大晦日






「除夜作」

              高適



旅館寒燈独不眠  旅館の寒燈

             一人眠れず

客心何事転凄然  客心何事ぞ

            うたた凄然(せいぜん)

故郷今夜思千里  故郷今夜

             千里を思う

霜鬢明朝叉一年  霜鬢(そうびん)

             明朝また一年







「大晦日」

          (訳詩)はぐれ雲



旅先で一人 除夜を過ごす

いよよますます 寂しさつのる

故郷はきっと

遠地の我を思っていよう

老残になっても年をとる

明朝一年



旅先で

      眠れずに聞く

               除夜の鐘