人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2011/01/20 8:38:01|Pre 旅 (旅行事前)
焼き芋や  龍門石窟  奉先寺(龍門石窟)



「洛陽」の次は「龍門石窟」なのかな

そこには超有名な大仏様がおわします

則天武后がモデルといわれている噂あり

写真で見る限り立派な美人ですな〜

この大仏様のモデルが

世界的に有名な極悪非道大殺戮者の

悪女にはとてもとても見えませんな〜


しかし、歴史の評価は裏表

かの秦の始皇帝や三国志の曹操など

偉大な事跡を残すほど悪く言われ

実際悪るかったのかもしれないが

それ以上の立派なこともやっている!

のですね〜

則天武后には逢ったことないので

知らないが違う良いこともやった

そうじゃあないですか〜



ここのお寺は奉先寺と言うらしく

かの盛唐の大詩人杜甫も訪れて

境内に泊まっていったそうですよ〜




「遊竜門奉先寺」

            (盛唐)杜甫



己従招提遊  既に招提(しょうだい)

          の遊びに従い

更宿招提境  更に招提の

          境に宿す

陰壑生虚籟  陰壑(いんがく)は

       虚籟(きょらい)を生じ

月林散清影  月林は

          清影を散ず

天闕象緯逼  天闕(てんけつ)に

       象緯(しょうい)迫り

雲臥衣裳冷  雲に臥せれば

          衣裳冷ややかなり

欲覚聞晨鐘  覚めんと欲して

          晨鐘を聞く

令人発深省  人をして

          深省を発せしむ




(招提)は梵語で寺院を表すそうです。






「悟りのとき」

            (訳詩)はぐれ雲



 寺を訪い  寺に泊まりぬ

 北の谷   風うつろなり

 月下の林  散光清く

 星座は迫る 天の宮門

 衣裳は冷ゆ 雲に臥すれば

 目覚めの時 朝の鐘鳴りて

 我が深省(しんせい)に

 悟りの響き



 
 星垂れて

     天の宮門

         寒玲瓏(かんれいろう)




 晨鐘(しんしょう)の

         悟りの響き

               星冴ゆる



 焼き芋や

         龍門石窟

               奉先寺






纏緑道が茶色になって

鳥たちが己がねぐらに帰る頃

サンセットショーが始まるのである!


              (写真)









2011/01/19 10:23:07|Pre 旅 (旅行事前)
柿樹  不長歳  冬風光(洛陽)


柿樹  shi4 shu4

  不長歳  bu4 chang2 sui4

    冬風光 dong1 feng1 guang1



柿の木は

       歳をとらない

                冬景色





写真は全て我が裏庭からの景色です。

現在のサンセットタイムが一番美しい!

見える木の枝は全て柿の木です。

毎年今の時分は枝だけでなにもなく

まさに枯れ木のごとし

柿の木は本当に歳をとらない仙人の如く

夕焼けの富士を眺めているだけなので

ございます!

あたかも永遠に歳をとらないかの如く









「陪族叔〜賈舎人至遊洞庭」 五首

                 (唐)李白



  其二

南湖秋水夜無煙  南湖秋水

            夜煙なし

耐可乗流直上天  なんぞ流れに乗じ

           直ちに天に昇るべけんや

且就洞庭賖月色  しばらく洞庭について

            月色をかりて

将船買酒白雲辺  船をもって酒を買わん

            白雲の辺




酒買いに

       白雲浮かぶ

              秋天へ

お〜い 舟をだして行こうぜ〜

月の光を辿っていけばすぐそこだよ〜





  其三

洛陽才子謫湘川  洛陽の才子

            湘川に謫せらる

元札同舟月下仙  元札舟を同じくす

            月下の仙

記得長安還欲笑  長安を記し得て

            また笑わんと欲するも

不知何処是西天  知らず何れのところか

            これ西天 






洛陽出身の若い秀才が罪を得て

洞庭湖のほうへ流されて

故郷をしのぶ詩です。


洞庭湖より

      望む故郷

            秋半ば
           


















2011/01/18 10:47:53|中文俳詩
中国語で 俳句を創ろう 冬麗(ふゆうらら)


我輩は3〜4年前から

俳句を中国語で創ってみたいと

閑に任せ 興にまかせ 酒にまかせ

たわむれに 遊んでいました。

作品と呼べるものではないが

数十首あるので本ブログの中での

カテゴリーを「漢俳句」として集めた。

今後この分類の中身を増やしたいと思う!


そもそも俳句とは

5 7 5 の17文字の中に

春夏秋冬の季節の言葉を入れて

人生を歌う 調べ美しき

日本が誇る世界一短い 

詩歌なのである!


また漢字とは

たった一字で数種類の意味を持つ

類稀な中国の誇る人類の宝なのである!

しかも発音に四声有り 

発すれば即ち美女の歌声となる!


世界一短い詩歌を世界一意味豊かな文字

にて表現すれば

世界一効率的な世界一上質な

詩歌ができる筈だと確信した訳です!


効率的と言うことは美しいことであり

心地よいものなのです!

心地よい詩歌の世界で遊びましょう!


本ブログで今日より追加したカテゴリー

 「漢俳句」を宜しく!



漢俳句

      まだルールなし

                冬うらら






未眠   wei4 mian2

    酒独斟   qiu3 du2 zhen1

          寒衾   han2 qin1



眠れずに

      一人酒酌む

              貧どてら





独斟   du2 zhen1

    一杯酒   yi1 bei1 qiu3

          三余   san1 yu2





独り酌む

       一杯の酒

               三余かな







寒波くる

     オンザロックに

              チョコレート








連我   lian2 wo3

  帯着什么  dai4 zhao1 shen2 me

      花粉症  hua1 fen3 zheng4






俺だって

      何か持ってる

               花粉症






晒太陽  shai4 tai4 yang2

  生命線 sheng1 ming4 xian4

          很暖 hen3 nuan3




晒太陽は

寒冷時晒太陽で太陽にさらす意味で

何をさらすのかって?勿論人間を

さらすのさ寒いからだよ暖かく

なりたくてね〜肌を直接さらせば

効果大 いわゆる日向ぼっこの

ことです!




日向ぼこ

        生命線が

                暖かい



それはそれは長生きしそうですね〜














2011/01/17 3:59:22|Pre 旅 (旅行事前)
寒鰤の  琥珀に迫る  薄紅(洛陽)




我が日常もいつものパターンが

戻ってきたようである。

今日は囲碁の日 撫子公民館 三戦す

帰り マックスバリュー(スーパー)で

寒鰤(かんぶり)の造りを仕入れる

切り口琥珀色にして皮のほうから

ピンク色の美しいしまが迫り来る

いかにも上質の脂がのっているように

見える。すばらしい旬の色だ!

高知県産 ただし養殖物


一切れ口に放り込めばそのうまきこと

天にも昇るごとし

南国の旬の香り 口中に満ち

早くも春の訪れを感じさせる。


天然だろうが 養殖だろうが 今が旬

我が見立てに狂いなし!




我が見立て

        美しきものの

                  うまきかな








“中国語を学ぶ会”の方も

今春の中国旅行の旅程が決まったようだ

洛陽 嵩山 太源 五台山 大同方面

しばらくは これらの地に関わる

漢詩を拾い集めて楽しむとしよう!





「春夜洛城聞笛」

               李白



誰家玉笛暗飛声  誰が家の玉笛ぞ

             暗に声を飛ばす

散入春風満洛城  散じ春風に入り

             洛城に満つ

此夜曲中聞折柳  此の夜曲中に

             折柳を聞く

何人不起故園情  何人か起さざらん

             故園の情





「折柳」〜「折楊柳(せつようりゅう)」

漢 横笛曲名 旅立つ人を送る際に

楊柳の枝を折って贈る という習俗から

別離 旅愁 望郷 悲愁 孤独 寂寥 

等の情が詠われることが多い。









「春夜の洛陽にて笛を聞く」

              (訳詩)はぐれ雲



だれぞ吹く   玉笛(ぎょくてき)の音

流れ行く    闇夜の街を

春風に     響く調べは

溶け込んで   広がり満ちる

曲中に     折楊柳を聞かば

何人さえも   切なく咽(むせ)ぶ

沸き起こる   郷愁の情



春の闇

        洛陽故城に

                  笛の音







あ〜あ また炬燵の中で寝てしまった

これじゃあ身体にいいわけないよな〜



炬燵より

        顔だけ出して

                    朝ぼらけ





寒の水

        咽を潤し

                    胃に到る






やはり咽喉が乾くのですな〜

これもまた生きてる証か朝ぼらけ!























2011/01/15 8:36:26|俳句中心
どんどやき  かみ一枚の  天に舞う


佑ちゃんフィーバー すごいですね〜

裕ちゃんも草葉の陰で

びっくりしてるかもね〜

仲間だけでなくて

確かに何か持っていますね〜


なんの俺だって何かは持ってるさ〜

なんだとなによなにをなんだよ?


昨日ビールを飲んだ後胃がむかついて

頭痛になった

胃薬を飲んでみた が 頭痛治らず

その後 頭痛薬を飲んでみた

すこしは良くなったようだが今市市

原因らしきものを考えてみた

わからない

ああでもないこうでもないいろいろと

考えた挙句 ハット気づいた!

俺は持っているんだ! と


花粉症を持っているんだ と

今年の花粉は

歴史上稀にみる大量発生の予報

今から準備しておくとしようかね〜




俺だって

      なにかもってる

                花粉症





今日は一月十五日小正月です。

小正月には正月の飾り物などを三本の

青竹に掛けて焼き上げる行事がある

それを どんど焼とか詐欺長おっと

まちがった左義長(さぎちょう)と言う。

なぜ左義長か?

それは正月の遊びに「打毬(だきゅう)」

という木の毬(まり)を

木のステッキで打つ遊びがあり 

そのステッキを

「毬杖(ぎちょう)」と言った

三本の毬杖を立てて縛って

その周りに正月の

飾り物を掛けて焼いた事が想像される。

だから三毬杖(詐欺長さぎちょう)と

言ったとか 

徒然草180段(以下記)にもあり。


さぎちやうは、正月に打ちたるぎちやう

を、真言院より、神泉苑へ出だして、

やきあぐるなり。「法成就の池にこそ」と

はやすは、神泉苑の池をいふなり。




左義長を

       徒然草に

              見つけたり


(法成就の池)

昔空海が竜女を勧請し祈雨の法に

成功した神泉苑の池。




白昼夢

     皇居の堀の

            狸汁