人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2011/10/10 21:53:53|その他
火鉢欲し甘えてみたい夜もある




昨日は寒露で十三夜だったようだ。

湘南平塚囲碁祭りの千面打ちを

眺めてから、娘の家で宴会。

酔っ払って、何かたくさん語ってた

記憶があるが、詳細は忘れたようだ。



*火鉢欲し甘えてみたい夜もある


*後の月月の記憶もなかりけり


*もう少し長く揚げよう竜田姫


*坂鳥や朝のうるさい新聞屋


















2011/10/09 13:34:00|中文俳詩
釣上鰮了馬上做裂鱠只用指





*釣上鰮了馬上做裂鱠只用指


diao4shang4wen1liao3

ma3shang zuo4lie4kuai4

zhi3yong4zhi3

*釣り上げし鰯はすぐに裂鱠


(さきなます)鰯は指だけで裂いて

勿論釣ったらすぐ

酢醤油 酢味噌 で口中へ

お酒が欲しくなりますな〜



俳句はポエムの一種である。

言葉 リズム 音程 等で

種種の感動を表現する最短のポエム


それを中国語で創ってみよう!

そんなことで 漢俳句 と名づけて

始めたものだが、心中思うのである。

我輩は大それたことを始めたのか

無謀なこと めくら蛇におじず

李白に対して漢詩で挑戦するような

曹操に対して手ぶらで立ち向かうような

陶淵明の向こうを張って

田畑を耕すような

身の程知らず恥知らずの大馬鹿者

なのではないか それに違いない!と


しか〜し

李白は我が朋友だし、曹操も大好きで

陶淵明はお酒の先生だから

許してくれるであろう。


俳句の先生や仲間だけが

一番手ごわいのかもしれないが

俳句は知的な遊びにして

楽しむことに意義があると

言っているから

それだけに共感して、

我がおもうことを

進めることにしたのです。




*中秋明月呀寒山拾得也有在


zhong1qiu1ming2yue4ya1

han2shan1shi2de2

ye3you3zai4

*寒山も拾得もいる良夜かな




*在火車旅行乱扔(放)栗子皮


zai4huo3che1lu3xing2

luan4reng1

li4zi pi3

*剝き散らす甘栗の皮汽車の旅




*吃鋇后游泳宇宙熱秋天


chi1bei4hou4

you1yong3yu3zhou4

re4qiu1tian1

*バリウムを飲み宇宙遊泳秋暑し




*中秋明月也有万有引力拉長手臂


zhong1qiu1ming2yue4

you3wan4you3yin3li4

la1chang2shou3bi4

*名月も万有引力手を伸ばす




ど〜も

感動が伝わらないようですね〜

まだまだまったくだめなのですかね〜

漢俳句 これからですかな〜

それでもあきらめず 

ながくながく続けることですかね〜

中国の人にネイテブな言語で

創ってもらえるといいのができるかも

こんど飲み屋で李白に会ったら

頼んでみようかな〜

奴も好きだからきっと喜んで

協力してくれると思うよ!



落穂拾い過去の俳句を読み直す














2011/10/08 9:41:45|俳句中心
藻に住む虫の音に泣くという釣り日和





藻に住む虫の音に泣くという釣り日和




夕方小余綾(こゆるぎ)の磯に

行ってみました。

磯というよりは浜ですが、

われから(藻に住む虫の音に泣く)の

泣く声を聞くために。

結構波が高くサーファーが

遊んでおりました。

投網を打つ者もいました。

われからの姿はありませんでした。

代わりに大きな魚が

海から跳びだして来ました!

びっくりしましたね〜 ボラのようです。



流木の打ち上げられし秋の浜




魚も木も水に浮かぶから

打ち上げられやすいのだろうな〜

自分勝手な理屈で納得!

波の泣き声は聞こえたけれど、

われからは泣いていない

ようでしたね〜



座頭市色無き風の音を聞く



色無き風 とは 秋の風 のことです。



江ノ電のカーブでいつも蚯蚓鳴く




蚯蚓鳴く は秋の季語です。



雀 大海(うみ)に入り蛤となる虚空かな




蛤は鳴かないよね?  

何 鳴かしてももいいよ だって?


「雀 大海(うみ)に入り蛤となる」

も秋の季語だって 面白いね!

そういえば雀みたい模様の蛤もある

よね〜 またまた納得!






 北京人和広東人、、bei3jing1ren2
              he2guang3dong1ren2


北京人 侃 主義、、bei3jing1ren2

            kan3zhu3yi4

広東人 談 生意、、guang3dong1ren2

            tan2sheng1yi4

北京街頭 口号 多、bei3jing1
              jie1tou2kou3hao4duo1

広東街頭 広告 多。guang3dong1
              jie1tou2guang3gao4duo1






    北京人和広東人


   北京人は主義を語る

   広東人は商売を話す

 北京の街頭にはスローガンが多い

  広東の街頭には広告が多い




北京のスローガン見物ツアーや

広東の広告見物ツアー 等の

激安ツアーを企画するのも一興かもな!




侃〜分解すると、

イ+口+川 で

川の流れのように堂々とのびて、

ひるまぬ意味を表した。

強悍の悍、剛健の健 と同系


談〜分解すると、

言+?(さかんな)で

さかんにしゃべりまくること。

啖(舌をぺろぺろさせて盛んに食べる)

と同系 そういえば そんな中国人

いっぱいいるよね〜



     









2011/10/05 22:03:58|俳句中心
悠然として南山をみる秋の暮



今日は旧暦9月9日、重陽の節句です。

菊の節句、重九 ともいう。

三国志の曹操の息子 曹丕(魏の文帝)

の手紙には。

「歳往き月来たり、たちまち又九月九日

九は陽数たりて、日月並びに応ず。俗に

其の名を嘉して、以って 長久 に

宜しと為す。」

人々は小高い丘に登り、菊酒を飲んで

邪気を払った。

重陽は長久延寿の日である。


今夜は中国語の勉強をしてきました。

まだ雨が降っています。

菊酒の代わりに韓国のどぶろく

マッコリで一杯やってます。

乳酸菌の酒と書いてある。

だから甘いのか、

紀元前一千年から韓国の

農民たちが楽しんでいたそうな

なんか菊酒よりも長生き出来そうだ!


菊酒 重陽といえば 

やっぱり 陶淵明さんの漢詩ですね〜

我輩の大好きな漢詩です。



悠然として南山を見る秋の暮



ですな〜









  飲酒

     其五      陶淵明


結庵在人境 庵を結んで

         人境に在り

而無車馬喧 しかも車馬の

         かまびすしき無し

問君何能爾 君に問う何ぞよく

         しかるやと

心遠地自偏 心遠く地自ずから

         偏なり

採菊東籬下 菊を採る

         東籬のもと

悠然見南山 悠然として

         南山を見る

山気日夕佳 山気

         日夕によく

飛鳥相與還 飛鳥

         あいともに帰る

此中有真意 このうちに

         真意有り

欲弁既忘言 弁ぜんと欲して

         既に言を忘る





   (訳詩)はぐれ雲


人里にいても

      雑音気にならず

どうしてなのかと

      問われれば

心が世俗より離れていれば

      環境は僻地に変わるのさ

庭に咲く

      菊を採り

悠然として

      南山を見上げる

山のけはいは

      夕方が素晴らしい

鳥は連れ立ち

      ねぐらに帰る

これらの営みの中に

      人のあるべきすがたがある

説明しようとしたが

      どうでもいいことさ忘れたよ




忘憂の物に菊をうかべる宴(うたげ)かな


菊の香の五臓六腑にしみわたる








   飲酒

      其七     陶淵明


秋菊有佳色 秋菊に

         佳色有り

?露摘其英 露をまとうて

         其の花房を採る

汎此忘憂物 此の忘憂の物に

         浮べて

遠我遺世情 我が世を忘るるの

         情を遠くす

一觴雖独進 一觴独り進む

         といえども

杯尽壺自傾 杯尽きて

         壺自ずから傾く

日入群動息 日入りて

         群動止み

帰鳥趨林鳴 帰鳥林に

         おもむいて鳴く

嘯傲東軒下 嘯傲す

         東軒の下

聊復得此生 いささか復た

         此の生を得たり





   (訳詩)はぐれ雲



秋菊が見事な色に花開く

露珠を置くその花びらを摘む

憂いを忘れる酒に浮べて飲めば

世情を離れた想いが一層深まる

独酌でちびりちびりと

杯が空になれば自ずから手が動き

酒壺もひとりでに傾く

日が暮れてもろもろの動きが止み

鳥たちも鳴きながら林のねぐらに帰る

詩を吟ず東軒のもと

また人生の真意のままに過ごし得た




入れてみる今夜は菊を杯に


思いのままの人生と菊の酒







(後記)

今夜も中国語でした。

記得慢、忘得快。

覚えるのは遅くて、忘れるのは速い。

それでどうなる秋の空。

だけど面白いから続いてる。


いいですね〜

またどこかへ行きましょう!

旅に酒あり 酒に歴史あり 

歴史に地あり 地に人あり

人に酒あり 酒に味あり

味を求めて旅に行きましょう!


           謝!謝!


















2011/10/03 19:09:49|俳句中心
仰臥して宇宙に遊ぶ夜長かな




いい香りが漂ってきます

何処へ行っても

もしここに曼珠沙華が咲いていなかったら

そうして金木犀の匂いが漂ってこなければ

まるで春爛漫

もうすぐ夏へ向かうような

汗ばむ気候


曼珠沙華をみて、金木犀の匂いをかいで

秋なんだな〜

これから寒い冬へ向かうのだな〜

時折 秋雲が流れていく



振り返る何処へ行っても金木犀




不思議な花を見つけました



何処から見てもペットボトルのよう

なななんでこんなにたくさん?

どんな理由があるのでしょう?

不思議なことがあるものです。



秋はたしかに夜の長さを感じますね〜

しかし

この長さが楽しいのです!





俯仰して宇宙に遊ぶ夜長かな



宿急ぐ逢魔が時の櫨紅葉



逢魔が時(おうまがとき)

夕方の薄暗い時 禍の起こる時刻。


櫨紅葉〜はぜもみじ



それにしてもこのペットボトルは

どんな意味があるのでしょうか?


もしかしたら 魔除け〜


秋深し逢魔が時の魔除けかな




(後記)

ペットボトルの花の怪!

いやああ〜 迷探偵さんの推理

たくさんあるもんですね〜

おそろしいですね〜 こわいですね〜

人の世の話ではないような気がしますね〜

少しずつバランスがくずれて

秋風にかさかさと音を立てて

とにかくペットボトルの花は

きもちがわるいのです!

まるで悪魔が悪魔祓いをしているようで

とてもよき人たちの住む纏に

こんなこの世のものとも思われない

景色があるなんて!

多分あの近辺には奇人変人鬼女熟女が

棲息していて夜な夜な

悪さをはたらいているに違いない

とくに今時の夕方 逢魔が時に

何か事件が起きるようでならないのだ

我輩は日本一の小心者故 暗くなったら

あの近辺には近寄らないことにしよう!

禍をできるだけ避けるように

泥鰌のように鰻のように

しばらくは泥の中にもぐっていよう!

これぞ 我が得意な 泥鰌の術なのだ

記者会見も怖いからね〜



逢魔が時はチャックして黙っていよう

              (泥鰌なのだ)





              謝!謝!