東京横浜に初雪が降りました!
またしても我が纏の里には雪は
降りませんでした。
我輩は雪の降らない里に住んでいる
ようなのでございます!
雨 霙 雪 そうして 初雪
それぞれ 定義があるようですな〜
気象予報士でないのでわかりません!
「三丁目の夕日」(日テレ)を
ず〜っと見てしまいました!
いい映画でした、芥川賞も大変
なんですね〜
女優の我が大好きな 小雪ちゃんが
出演しておりました!
初雪や今年も小雪酒うまし
もう充分出来上がっちゃっております。
はなひるや西施のように眉顰む
「 春夜宴従弟桃花園序 」
(盛唐)李白
夫 それ
天地者 天地は
万物之逆旅也 万物の
逆旅(げきりょ)なり
光陰者 光陰は
百代之過客也 百代の
過客(かきゃく)なり
而 しこうして
浮世若夢 浮世は夢のごとし
為歓幾何 歓をなすこといくばくぞ
古人取燭夜遊 古人燭を取りて夜遊ぶ
良有以也 まことに故あるなり
況 いわんや
陽春召我以烟景 陽春 我を召すに
烟景をもってし
大塊仮我以文章 大塊 我に仮すに
文章をもってするをや
会桃花之芳園 桃花の芳園に会して
序天倫之楽事 天倫の楽事を序す
群季俊秀 群季の俊秀は
皆為恵連 皆恵連たり
我人詠歌 我人の詠歌は
独愧康楽 独り康楽に恥ず
幽賞未己 幽賞未だやまざるに
高談転清 高談うたた清し
開瓊筵以坐花 瓊筵を開きて
以って花に坐し
飛羽觴而酔月 羽觴を飛ばして
月に酔う
不有佳詠 佳詠 あらずんば
何伸雅懐 何ぞ雅懐をのべんや
如詩不成 もし詩成らずんば
罰依 罰は
金谷酒斗数 金谷の酒斗の数に依らん
「 春夜 従弟の桃花園にて宴会を開く 」
(訳詩)はぐれ雲
もとより
広大な大自然は 万物の旅籠なり
流れる時は 絶えることなき旅人の群れ
そうして
浮世の命は夢のよう
喜怒哀楽の時間も どれほどあろうぞ
昔の人の
燭をとりて 夜も遊び楽しむは
それなりの 訳のあること
ましてや今は
心浮き立つ陽春
霞棚引く 自然の誘いは
我をして 詩を書かせんと
詩材と文章を 与えてくれる
桃花匂える庭園に集い
肉親間の楽しみをのべよう
ここに集う
我がDNAの俊秀たちは みな詩才あり
彼らのできばえは 我をも超える
深き静かな 驚きに
談論の興 ますます盛ん
宝玉のような宴席は 花の下
杯を飛ばして 月に舞う
すぐれた詩歌 あらずんば
高雅な心 なんとしょう
もし
詩ができなかったなら
罰杯の数は 金谷園にならいましょう〜
金谷園とは
西晋の貴族 石崇(せきすう)は、
当時の洛陽城から西北約10KM
現在の洛陽市からは東北約15KMの
金谷澗に沿うた景勝地に 金谷園という
別荘を作り、そこでの酒宴では、
各自が詩を創って、胸のおもいを述べ、
詩が出来なければ、罰杯を飲ませた。
「もしあたわざる時は 罰酒三斗」
斗 は さかずき の意
したがって 罰酒は さかずき三杯
ということになる。
以上が「金谷酒斗数」のいわれです。
我が宿はいたるところに春の空
我が旅は浮生(ふせい)の夢か春朧
我が心は寄る辺なき春はぐれ雲
春浅しただ一片のはぐれ雲
春の夜の夢はぐれ雲の月に舞う
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