人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2012/01/31 21:16:32|俳句中心
寝返りに腰のつかえる春炬燵





炬燵の中で寝ていて、

寝返りをうつと、腰がつかえる。

もちょっと炬燵のやぐらが

高ければよかったんだがな〜


今日は一月尽 明日から二月です

立春は二月四日なれど、我輩は

既に春になったつもり

だけど、ますます寒くなる予報

ですね〜



寝返りに腰のつかえる春炬燵



魚屋へ行ってみました。

ひらめ がいて、 どっこ と言う

北海道の魚がいました。

お姉ちゃんに 

どっこはどう料理して喰うのか?と

聞いたが ちょっとめんどうだな〜


しょうがないから 目刺 を買いました!

千葉県産 九十九里で獲れた!

これが うまかった! 料理は簡単。

焼くだけだよ〜 背黒鰯 と言っていた。



つまみには背黒目刺の丸かじり






酒坏尒     さかづきに 

梅花浮     うめのはなうけ 

念共      おもふどち 

飲而後者    のみてののちは 

落去登母与之  ちりぬともよし



酒坏に 梅の花浮け 思ふどち

飲みての後は 散りぬともよし

(万葉集 1656 大伴坂上郎女)




酒坏に梅の花を浮べて 親しいどうしが

飲んだ後は 散ってしまってもええよ〜



散るならば梅 存分飲んだ後にせよ






官尒毛     つかさにも

縦賜有     ゆるしたまへり

今夜耳     こよひのみ

将飲酒可毛   のまむさけかも

散許須奈由米  ちりこすなゆめ



官にも 許し給へり 今夜のみ

飲まむ酒かも 散りこすなゆめ

      (万葉集 1657)




役所でも 許してくれている

今宵だけ飲もうと思う酒なのか

花の咲いているうちは集まれるよ〜

だからさあ〜

梅の花よ〜

ゆめゆめ散ってくれるなよ〜



梅咲かば 内輪の酒はオーケーだ


梅の花 散らずにながく酒のため





禁酒令が天平九年(737)と

天平宝字二年(758)に出ているが

時期的にみて前者らしい。

しかし

梅の花見の内輪の酒だけは

許されていたらしいね〜

法律もこのぐらいの 粋な計らいが

あるといいのだがな〜





(後記)

コメントありがと〜

節分にイワシを焼いて、頭を柊の小枝に

さして戸口にかける。栃木ではやってる

だろ〜ね〜

イワシを焼いて 悪鬼を払う! 悪鬼は

イワシを焼く臭いが嫌い。と言われる。


福は内 福は内 

   そうして最後に一回だけ

鬼は外 

  と迫力満点に豆を打つのである!


しかし 背黒イワシはうまいな〜

さらに 焼く香りも食欲をそそるね〜

どう考えても吾輩は鬼では無いようだ

隣の猫と同じにね〜


それにしても、栃木にも鬼は居そうも

ないけどな〜


昨夜は気の弱い悪鬼連中は家に帰れず

コンビニで夜を過ごし、

今朝(立春)になって

家に帰るようである!


春立てり鬼の輩の朝帰り


料峭余寒(りょうしょうよさむ)

   カラスのああと飛び立ちぬ



            謝!謝!








2012/01/29 22:03:06|その他
頓死もよしまた如来手も鰭の酒




今日はよい天気でした!

それでも、寒かったですね〜

12時より 新年会 撫子囲碁クラブ

撫子公民館まで自転車で行きました。

春になれば桜の花が見ものの金目川の

土手を通って行くのである。

護岸工事が続いてますね〜

工事期間がほんとうに永い


昔 鎌倉幕府の全盛の頃、かの源頼朝が

花見にきたそうだ!

しかし残念なことに前日の春の嵐によって

桜がすっかり散ってしまい

見ることができず「花見ずの川」と呼ばれ

いつしか「花水川」となったそうな!


もし頼朝がこなかったなら、ず〜っと

「金目川」であったのにね〜

だが、どこから 花水川なのかまだ

わからんのだけど〜 場所の話です!



相模野の

    花水川の岸さくら

        散りゆくもよし

             海へ流れて




今日の新年会は酒がでました!

銘柄は「枯法師」

茶碗二杯ですっかりできあがって

しまいました。

その後 囲碁をうったのですが〜

投げ 凪げ 薙げ 和げ 無げ でした

しかし 枯法師 はうまかったな〜




冴え返るトイレの中で李白の詩



ほろ酔いのみみ美しや早春賦



頓死もよしまた如来手も鰭の酒



囲碁の寄り合い下萌えの土手を行く






















2012/01/27 20:30:19|俳句中心
春泥や超新星の雫垂る





昨日は俳句(山脈)の新年会でした。

いつもの“いまい亭”にて

庭の松がいつ見ても立派ですね〜


例年どおり ノンアルコール

0.00% のビールを飲んで

酔ったつもりで、会話は大盛り上がり。

なんせ 年季の入った 作家連中

創作演技はおてのもの

今年も楽しい俳句ができそうだ!



美しい言葉、興味ある言葉、古い言葉、

最近の言葉、ただの言葉、下品な言葉、 

人間の言葉、不思議な言葉、秘密の言葉、

遊びの言葉 等々を使いこなして!

感動を詩にする!


そんなルーツはどうやら万葉集に

あるようだ!


特に日本に文字が無かった時代

漢字を駆使して表現したものに

かぎりなく面白さをかんじるのです。



アルコールを飲んだつもりの新年会


春寒料峭狗の欠伸も消えていく


寒木瓜や腕差し伸べる五葉松





石麿尒   (いしまろに)

吾物申   (われものまをす)

夏痩尒   (なつやせに)

吉跡云物曽 (よしといふものそ)

武奈伎取喫 (むなぎとりめせ)



石麿にわれ物申す 

夏痩せに良しいふ物そ 鰻取り食せ

      (万葉集 3853)



石麿さんよ〜

夏痩せに良いというもんですよ〜

鰻をとって召し上がりなさいな〜




痩痩母    (やすやすも)

生有者將在乎 (いけらばあらむを)

波多也波多  (はたやはた)  

武奈伎乎漁跡 (むなぎをとると)

河尒流勿   (かわにながるな)



痩す痩すも 生けらばあらむを

はたやはた 鰻を獲ると川に流るな

      (万葉集 3854)



痩せてはいてもな〜 

生きていればこそ だよね〜

鰻を獲るんだなどと言ってな〜

くれぐれも 川に流されるなよ〜



上は万葉集原文 中は訳文 

下は我輩の拙訳(赤字)



通称 石麿という仁敬の老がいた。

生まれつき体がひどく痩せており、

たくさん食べたり飲んだりするのだが

容は飢えた人のようであった。

そこで 大伴家持が戯れに

この歌を作ってからかったものであろう!



春泥や超新星の雫垂る














2012/01/25 23:38:18|俳句中心
超新星のしずく落ちたり春の泥



冬夕焼け烏の黒く燃え上がる




今日は夕焼けがとてもきれいでした!

夕焼けは夏の季語になっているけれど、

冬の夕焼けも素晴らしいもんですな〜



昨夜の雪はもうとうに消えて

心の中にだけ残り雪が見えています。




月一輪残雪浮かぶ石の上



超新星のしずく落ちたり春の泥



箱根越えぬかるみの野の残り雪





春になると急に時計の動きが速くなり

四季が急激に回りだすのです!



我が朋友の李白にもアルバイトで

創った 四季の歌 があるのです。

稼いだ金はどうしたかって?

それは当然 当時は毎晩 美しい月が

出ていたそうです!

春も夏も秋も冬も 月に向かって

杯を挙げていたようで御座います。





「子夜呉歌」(子夜四時歌)

         (盛唐)李白 




 其一 春


秦地羅敷女  秦地のらふ女



採桑緑水辺  桑を採る緑水のほとり



素手青条上  素手 青条の上



紅粧白日鮮  紅粧 白日あざやかなり



蚕飢妾欲去 蚕飢えて妾は去らんと欲す



五馬莫留連 五馬りゅうれんするなかれ




桑を摘む秦地の女白い指


子夜呉歌〜楽府詩集、呉声歌曲であり、

それ以前に 子夜歌 があり、

東晋以前に子夜(しや)という女性が

作った曲であり、内容は 女性が恋人を

思う情を詠った作品が多い。

これらの曲にあわせ李白が創ったのが

この詩のようである。

桑摘みをしている美人の羅敷女に

太守が言い寄るが、蚕が飢えている

から帰ります。五頭立ての馬車の太守

さんも、さっさとお帰りなさい!

、、という内容である。

本詩以下四首を 春 夏 秋 冬 の

(子夜四時歌)と題される。





 其二 夏


鏡湖三百里  鏡湖(きょうこ)三百里



函萏発荷花  函萏(かんたん)

         荷花(かか)をひらく

五月西施採  五月 西施は 採る



人看隘若耶  人は看て

       若耶(じゃくや)をせまくす

回舟不待月  舟をめぐらして

         月を待たず 

帰去越王家  帰り去る 越王の家




蓮の花西施の遊ぶ若耶渓


函萏(かんたん)〜蓮の蕾

荷花(かか)〜蓮の花

西施(せいし)〜越王勾践が

 呉王夫差に献上し

 その歓心を買った美女。

 越国会稽の出身で

 若耶渓で蓮を採っていたとされる。





 其三 秋


長安一片月  長安 一片の月



万戸擣衣声  万戸 衣をうつの声



秋風吹不尽  秋風 吹き尽くせず



総是玉関情  すべてこれ 玉関の情



何日平胡虜  いずれの日にか

       胡虜(こりょ)をたいらげて

良人罷遠征  良人 遠征をやめん




月一片万戸に響く砧かな



砧をうつ〜布地を打ちやわらかくして、

衣服に仕立てやすくする。離れた夫に

冬着を準備するため秋の夜の風物詩として、

好んで詩歌に詠われた。

妻は長安にいて、夫は西域の守りに

玉門関(玉関)にいる 

そんな設定かな!





 其四 冬


明朝駅使発  明朝 

        駅使(えきし)発っせん

一夜絮征袍  一夜 

        征袍(せいほう)にじょせん

素手抽針冷  素手 針をひけば 

         冷やかなり

那堪把剪刀  何ぞ耐えん

         剪刀(せんとう)をとるに 

裁縫寄遠道  裁縫して 遠道によす



幾日到臨洮  いずれの日にか

        臨洮(りんとう)にいたらん




縫い上げて飛脚に託す冬支度


どうやら詩の設定は

それぞれなようである。

今回は 臨洮(りんとう)に夫は

行っているようである。

臨洮は現在の甘粛省 

岷県のことである。

洮河という河が流れておりこの川に

臨んでいたので臨洮(りんとう)と

言ったのであろう。観光地で有名な

九塞溝のかなり北の方にあります。

秦代の万里長城の西方の起点にあり、

以来、

西方守備の重要基地とされていた。


李白は既に有る曲にあわせて

女性の気持ちになって

春 夏 秋 冬 と詩を創って

歌わせたようである。

李白先生も歌謡曲の作詞家の仕事も

して印税を稼いでいたのかな〜

プロデウーサーがいて、歌手は

AKB48 な〜ん ちゃって!

















2012/01/24 7:41:48|その他
初雪や朝陽をうけて紅一点

ついに纏の里にも初雪が降りました!

東京より遅れてほぼ二日

まあ東京よりはかなり南国で

気候も温暖 冬暖かく夏涼しい

湘南地方ですからね〜

特に平塚の纏は

東京と較べると天と地ほども差の有る

過ごしやすいユートピアの如き土地


白い雪が我が庭に舞い降りているのを

見ると嬉しさのあまり、

走り回っちゃうのでありました!

そうです、犬と同じなのです。


今朝 雨戸を開けたら 白い雪

寒木瓜の紅が

ひときわ輝いておりました。


今日は燃えるゴミの日

雪景色の中 喜んで出してきました。

雪景色とは言っても白さが見える程度

それでも雪に間違いないのでした!



スーパーで我が名呼ばれる春隣




昨日は春節 旧暦の一月一日でした。

いよいよ春ですな〜



残照や犬の欠伸と猫の恋



春節や虫の如くに顔を出す