昨夜来の雨 午前中は激しかったが
すっかり止んで、晴れ間も見えた。
明日は晴れの予報。
眠れずに雨音を聞く木の芽時
春鳴くや鳴かぬものまで鳴きだして
春鳴くのは亀でして 百千鳥が囀りだして
鬼もときには泣くようだ
夏には夜鷹が鳴いて げじげじは鳴かない
秋は蚯蚓が鳴き 螻蛄が鳴き 蓑虫も泣く
放庇虫は鳴かずにこいたりひったりする
冬には寒烏が嗄れた声で
鮟鱇がぐずぐずぐずぐずと〜
おっ 星が出ているではないか
ぼんやりとだれか見ている春の星
超高速のニュートリノの発見は
測定方法が少し甘かったようですね、
残念ながら次の結果を
待ちましょう!
「 春風 」
(中唐)白居易
春風先発苑中梅 春風まずひらく
苑中の梅
桜杏桃梨次第開 桜杏桃梨
次第に開く
薺花楡莢深村裏 薺花楡莢
深村のうち
亦道春風為我来 またいう 春風
我が為に来ると
この詩は春花の咲く順番
宮中御苑での順番は
春風は先ず梅の花を咲かせ
次は次第に桜杏桃梨(おうきょうとうり)
桜(ゆすらうめ) 杏(あんず)
桃(もも) 梨(なし) と
などが次々と咲いていく
草深い田舎では
薺花楡莢(せいかゆきょう)
薺花〜なずなのはな や
楡莢〜にれのさや くらいしか無いが
春風は我らのために吹いてきたと
喜ぶのである!
俺が春桜杏桃梨(おうきょうとうり)
薺楡(なずなにれ)
これに梅を加えて
中国の春の七種ですかね〜
梅の花 桜杏桃梨 薺楡
これぞ漢詩の 春の七種
春の潮超新星の雫垂る
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