人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2012/03/08 6:46:12|紀行
大連を瞼にきざみ引き上げ船



びっくり大連四日間 F (最終)


東鶏冠山北保塁

旅順要塞のなかでも三大永久要塞

と謳われた松樹山、二龍山、

東鶏冠山は日本軍に屍の山を築かせた。

特に東鶏冠山北保塁はその固さを

誇っていたが、203高地が墜ちた後

日本軍の28センチ砲にさらされ、

ついに陥落したのである。

その戦跡はいまも保存されている。

         (写真上二枚)



それから四十数年、戦に戦を重ねた

日本はついに敗戦を迎え、

日本へ引き揚げて行ったのである。

ガイドさんの話によると、

この大連港の埠頭からも、多くの

日本人を乗せた引き揚げ船が

出港して行ったそうである。

         (写真下)




大連を瞼にきざみ引き上げ船




われわれの聞かされた話以外にも

数えきれない数多の秘話悲話が

あったことなのでしょう。




さいごに

このびっくり大連四日間のツアー

は何がびっくりだったかというと

JTBへの旅行代金がオプションを

除き


何と 一万円 であったということです!

満足度300パーセントでした。


やすいの大好き!

次はどこかな〜












2012/03/07 22:24:14|その他
嬋娟(せんけん)たる美女ここに住む春深し



びっくり大連四日間 E



川島 芳子の実家


007に出てくる超美人の中国人スパイ

1907年5月24日 – 1948年3月25日

生存

清朝の皇族粛親王の

第十四王女である。

本名は

愛新覺羅顯㺭(あいしんかくら けんし)

粛親王の顧問だった

川島浪速の養女となり

日本で教育を受けた。

日本軍の工作員として

諜報活動に従事し、

第一次上海事変を勃発させたと

いわれているが

(田中隆吉の回想による)、

実際に諜報工作をやったのかなど

その実態は謎に包まれている。


男装の麗人

日本軍に協力する清朝王女

「僕は祖國を愛す」と題された独占手記

とにかくマスコミに騒がれ

人気絶頂であったようである。

吾輩も美人には興味があるので

いろいろ調べているのである。



1945年8月の日本敗戦以降、

各地に潜伏していた芳子は、

10月になって北平で

中国国民党軍に逮捕され、

漢奸(中国語で「国賊」「売国奴」の意)

として訴追され、

1947年10月に死刑判決が下された。

1948年3月25日に

北平第一監獄の刑場で

芳子は銃殺刑に処された。


辞世の句


家あれども帰り得ず

涙あれども語り得ず

法あれども正しきを得ず

冤あれども誰にか訴えん




写真は川島芳子の実家

現在ホテルになっているというので

再度訪れて、しばらく宿泊し、

スパイ小説の小片なんぞを

芥川賞などを念頭にして

ものにしたいものである。



嬋娟(せんけん)たる美女

     ここに住む 春深し



思い出はとめどなく降る春の雨















2012/03/06 20:49:07|紀行
春の雲もののふ達の水師営




びっくり大連四日間 D


水師営会見所

1905年1月1日、日本軍は

ロシア軍代表より送られた

旅順要塞露軍降服に関する談判の照会を

受け取り、翌2日、日露両軍代表が

ここで、やりとりを繰り返したうえ

露軍の敗戦降服書を結び、1月5日

ここ水師営会見所で

首脳会談が行われた。


血で血を洗う戦いを終わった後

すべてを洗い流し

たがいの健闘をたたえあい

酒を酌み交わす。

まさに武士道

今様ではスポーツマンシップですかな。

ロシア代表ステッセル

日本代表乃木希典

前のほうに二日酔いのもの達がいる。



春の雲もののふ達の水師営




水師営とは地名であり

そのいわれは

清朝海軍の兵営のあった処です。

水師とは水上で戦う軍隊、水軍の事です。

営は軍隊の泊る処、陣屋ということ。


















2012/03/06 19:47:12|俳句中心
朧夜や犬の欠伸と猫の恋



平成24年3月5日 玄鳥俳句小田原教室

に参加しました

終わった後の一杯が楽しみでね〜


@、季語の使い方

A、色重なり

B、どっちがついで、季語に責任を

C、省略してあいまいになる

D、なんなのか具体的に

E、配合がいい

F、よく合っている

G、あたりまえだよな 説明 理屈

H、意味不明

I、はっきりしない、具象性がない

J、作為が見えすぎ

K、意味だけが先行しがち

L、三つがまとまっていない

M、一般的 特徴を見つける

N、よくわかるが理屈かな

O、作者ほど感心はしない

P、しっくりしない

Q、でもね〜それで、どうなの

R.〜といわれても、驚かないし、

    発見もない

S、関連がわからない

21、俳句より俳句鑑賞が勝つ場合あり

22、面白くも何ともない

23、類想

24、人の足を止める様なことを考える

25、対峙がキツイ

26、特定できない、一般的風景

27、いいことばにとらわれて一般的になる

28、よく出てくるフレーズ

29、エコを使った時点でこの句は

    だめになる





朧夜や犬の欠伸と猫の恋



風光る熱燗にあう赤提灯












2012/03/04 18:03:13|紀行
爾霊山登ったあとの余寒かな




びっくり大連四日間 C


203高地に登ってきました。

バス停から約十分 天気がよく

ちょっと汗ばんだ感じがしました。

風邪を引かねばよいがね〜

頂上に 

爾霊山と書かれた塔が建っています。

これは日露戦争後203高地の

砲弾を拾い集めて鋳つぶして、

日本で鋳造したそうである。

爾霊山(にれいさん、なんじのれいの山)

乃木希典が203高地を漢訳した

ようである。

本ブログ2月25日に爾霊山の漢詩

を載せておきました。

当時は禿山で死者累々の無残な山

だったようですが、

今は木が植えられてきれいな山に

なっております。



爾霊山登ったあとの余寒かな



頂上からは旅順口がはっきりと

望まれました。