人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2012/04/07 12:05:38|俳句中心
青い空もぐらの穴からうずらの子




今はまさに清明の時節でしょうか!


春うららかに山河草木光輝く、

人々の心も「清々しくも明るい」

蝶が舞う花の盛りを迎え、

雁は北へ帰る頃、昼は霞、夜は朧月

もぐらが化してうずらとなり、

虹が現れ始める。

二十四節季の一つであり、農作業も

始まる頃となったのである。




清明やさざ波に立つ鷺の足


青い空もぐらの穴からうずらの子


曲水の宴詩もつくらずに酔いにけり


生涯の今が何処でも花満開





桜の花は何処にでも咲いていますね〜

小さな公園にも、どこの川の土手にも

神社にも、民家の庭にも、

本当に日本人は

桜の花が好きなんですね〜





 「清明日宴梅道士房」

       (盛唐)孟浩然



(一)

林臥愁春尽  林臥して春の尽くるを愁へ

開軒覧物華  軒を開いて物華を覧る

忽逢青鳥使  忽ち青鳥の使に逢ひ

邀入赤松家  邀へて赤松の家に入る



(二)

丹灶初開火  丹灶 初めて火を開き

仙桃正落花  仙桃 正に花を落とす

童顔若可駐  童顔 若し駐む可くんば

何惜酔流霞  何ぞ流霞に酔ふを惜まん





「清明の日 梅道士の庵での宴会」

        (訳詩)はぐれ雲


(一)

樹林に隠れ棲み、春の終わるのを愁い

軒窓を開けて、草花を見ていると

女仙西王母の使いという青鳥に逢い

迎えられて、仙人赤松子の庵に入る



(二)

仙薬を煉る竈に、初めて火が入り

三千年に一度実のなるという仙桃の花が

ちょうど今散っている

仙薬により不老になり、

童顔を保てるならば

どうして仙酒に酔えないことなどを

惜しむことはあろうか


流霞(りゅうか)〜仙人の酒のこと。



花満開 

   流霞(りゅうか)に酔いて

             しまいけり








「 清明 」

          (晩唐) 杜牧



清明時節雨紛紛  清明の時節 

            雨紛々

路上行人欲断魂  路上の行人 

            魂を断たんと欲す

借問酒家何処有  借問す 酒家は

            何れの処にか有ると

牧童遥指杏花村  牧童遥かに指さす

            杏花の村




牧童の指さす先は春の風



















2012/04/03 20:53:42|その他
春嵐半身浴の真っ最中






吾輩は湯船の中で風雨の声を聞くことが

がきの頃から好きなのである。

今夜は未曽有の春嵐

雨と風が協力し合い、素晴らしい曲を

奏でている。

雨は風の力を得て速力を増し、

我があばら家を打ち続けている。

雨と風と構築物が三位一体となって

自然のハーモニーを醸し出している。

幸いにして、晩春 寒くはない!

半身浴をして長い時間

楽しんでいるのである。



春嵐半身浴の真っ最中



ごおごおと風の嘯く春嵐















2012/04/02 18:26:44|俳句中心
ちらほらとあっちこっちに初桜






昔日本には聖徳太子という偉人がいた。

同時に10人の話を聞いて、

夫々に的確な回答をしたという。

飛鳥時代の政治家であり、推古天皇の

摂政として、十七条の憲法や

冠位十二階などを定め、律令国家を

確立した。

仏教を厚く信仰したという。


隋の煬帝に遣隋使を送り、其の書に

「日出処天子致書日没処天子無恙〜」

とな〜 

外交も立派にやっていたようである。


昨今 国会中継をよくやっているが、

10を聞くどころか、1つさえまともに

聞けず、回答はとんちんかん。

これが日本人かと疑いたくなるような

政治家が多いのである。

内政 外交 ともになさけないことでは

すまされない危うい国になっている。


聖徳太子のような政治家を

渇望するものである。



万葉集の中に聖徳太子の歌が

たった一首だけ載っています。それは



家有者    いへにあれば

妹之手将纏  いもがてまかむ

草枕     くさまくら

客尒臥有   たびにこやせる

此旅人可憐  このたびとあはれ



家にあれば 妹が手まかむ 

草枕 旅に臥(こや)せる

この旅人(たびと)あはれ

   (万葉集 415 聖徳太子)




意味は


家にいたなら、

妻の手を枕にしていたであろうに、

草を枕の旅路に倒れてしまいこのように

この旅人はなんと哀れなことであろう



この歌に後世 おひれ せびれ 

むなびれ はなひげ あごひげ がついて

この行き倒れの人物は

達磨大師だったとな!

これらの片岡飢人伝説は、日本書紀

をはじめとして、後世さまざまの

書物に登場する。

好意的にとれば、聖徳太子の慈悲心

および、やさしい気持ちの表れかもね〜



てふてふの犬のさんぽについてゆく


さざなみを遡上するかげ竜天に




ついに 今日

金目川河内川の桜が咲き始めました!


ちらほらとあっちこっちに初桜














2012/04/01 21:30:02|中文俳詩
白花花 白玉蘭花 朝天陽




ちょっと留守にしていたら

白木蓮が一気に咲いていた!

純白の花が太陽に向かい、青空に向かい

微笑んでおりました!

今年は咲くのが遅かったのかな〜

白さがすばらしい、

すがた かたち もすばらしい!


木蓮は中国原産 日本へは十世紀前に

伝わったらしい。

中国語では

木蘭 mu4lan2

紫木蓮は 

紫玉蘭 zi3yu4lan2

白木蓮は

白玉蘭花 bai2yu4lan2hua1




白花花 白玉蘭花 朝天陽


bai2hua1hua1

bai2yu4lan2hua1

chao2tian1yang2


上記の漢俳句を翻訳すると


純白の白木蓮の陽に向かう


 となります。



今日は囲碁の日 撫子公民館で

打ってきたが、

めためたでしたな〜

しばらくさぼっていたからな〜

気を入れ替えてやるとするか〜

















2012/04/01 8:49:42|
舌出して犬と向き合う四月馬鹿





「深夜に茶を入れる」


電車で帰ってきた。

グリーン車の中で、

ビールを二缶飲んだ。

トイレに三回行った。

つまみはチーズ明太子

すこし塩味が濃いと感じた。

強風のためダイヤが乱れていた。

雨の降る前は

空は土色であった。

畑の土を巻き上げて空を覆って

異様な感じだった。

中国から黄砂が飛んできたわけでは

なさそうだ。

湘南新宿ラインが不通になっていた。

上野駅で降りて、乗り換えた。

久しぶりの上野駅

懐かしかった。トイレに入った。

よく出るもんだ。


家に帰った。雨は止んでいた。

ぼんやりしていたら、

いつの間にか深夜になった。

酒が飲みたくなった。箱酒がある。

つまみも欲しい。

ソーセージに切り筋をいれて、

エリンギをきって、バターを融かし、

塩コショウ

香りがいい、味もいい、酒もうまい。


こんどは、お茶が飲みたくなった。

ポットの湯を再沸騰させた。

静岡茶をいれた。濃いお茶にした。

いい香りが鼻をつく。


いつのまにか朝がきた。

今日は四月一日 エープリルフール

天気もまあまあ


テレビをつけると、新報道2001

政界大揺れ 

な〜んにも出来ないんだな〜

早く投了して、はじめからyarinaosou!

今日は午後から囲碁の日



舌出して犬と向き合う四月馬鹿