人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2014/11/06 14:21:00|俳句中心
新聞碁を並べてみたり秋の雨





部屋の中は少し寒い

太陽の光が欲しくて散歩に出る


空の一角 色がすこぶるきれいである。

外は意外と暖かく汗ばむほどである。


別の方角の空は雲が多く

その合間より太陽が覗く異様な景


水辺の葵の花が爽やかに咲く

芒原の穂が白く輝く




行く秋や追分あたり鴉鳴く





午後になり

ポツリポツリと微かな音

雨が降ってきたようである。


こっちの空より

あっちの空の方が勝ったようですな〜




新聞碁を並べてみたり秋の雨

























2014/11/03 12:43:00|俳句中心
「 獺祭(だっさい)」てふ大吟醸や文化の日





文化の日 


快晴ですな〜

3連休の最後の日


吾輩 休日は

遠出をしないことにしているのです。


吾輩は混むのが嫌いなんです、

待つのが嫌いなんです、

群れるのが嫌いなんです!


ましてや今日は文化の日

わざわざ外出して反文化的な生活など

したくないのです。


今日は文化の日、そうして 大快晴

文化的な生活をしたいのです。

だから

それなりの最低の準備は

必要なのである。



文化の日漢は黙って飯を炊く




テレビをつけたら 江戸の激斗

しばらくは江戸時代に

タイムスリップをして、文化的な生活

を謳歌しましょう〜


ここのところ

なんでもありのくにから大船団が

日本の宝の海に密漁に来ていると


漁とはいっても魚ではなくて

自分の国では採ることが

禁止になっているのでので他の国へ行って

盗るのだとか〜


100艘とか

200艘とかが来ているそうな


普通密漁というのは夜中に

見つからないようにこそこそと小人数で

くるのが相場なのにね〜


どうどうと

あろうことか紅い国旗まで掲げて

やってきているそうではないか


全世界に彼らの国の大紅っ恥を

曝しているだけなのである!
 


しかもそのなんでもありのくには

大した手もうたずにもう1週間以上も

現状維持のままのようである。



文化の都市といえば唐の時代の

大長安 文化的な国でしたね〜

我親友の李白もそう言うとったね〜


吾輩も詩人のはしくれでして

李白には100%賛同するのだがね〜

吾輩の言うことも李白は100%

間違いなく賛同しますね〜

その行動も大好きでして〜



落書きに李白泥酔文化の日




いつのまにか 江戸から長安へ

タイムスリップしていたようである。



文化の日長湯して揉む首の凝り







 「独坐敬亭山」

          (盛唐)李白


衆鳥高飛尽  衆鳥高く飛んで

          尽き

孤雲独去閑  孤雲ひとり去って

          閑なり

相看両不厭  相い看て両つながら

          いとわざるは

只有敬亭山  只だ敬亭山

          あるのみ





ただあるは敬亭山や文化の日





いつのまにか

酒を飲んでおりました、そうして

タイムスリップは

40数年前ザピーナッツが歌っている

なぬ! ふりむかないで だと〜


そうだな〜

ふりむかないことにしよう〜



名人戦の石を並べる文化の日


ウインナーに溝を入れるや文化の日


酒飲んでテレビを見てる文化の日


文化の日ゴールへ一蹴澤穂希


文化の日何でもありの水滸伝
 





日本酒が大好評らしいですね!

特に海外で日本食ブームとともに

日本酒ブームが起きているらしい。

酒米が不足してこまっているようですね〜

もう減反なんかやめてどんどん

酒米をふやしていけばいい〜

一挙両得ですな〜




「 獺祭(だっさい)」てふ大吟醸文化の日






食と酒は日本の文化の象徴ですからな〜


ということで

もうすこしで吾輩にとって

すこぶる文化的な日は終わろうと

しております。

  最後に 乾杯 !
























2014/11/01 19:52:01|俳句中心
神の旅御一行さま居酒屋へ





今日より十一月


曇天 細雨 そぞろ寒 うそ寒 

やや寒 肌寒 秋寒 冷まじ


こんな日は落ち着く〜

何もしたくね〜 

ぼ〜っとしているだけがここちええ〜


寒いから風呂に入りて〜

だからいま沸かしている。

というわけで

ぬくまって筋肉を弛緩させて〜


さらに脳内神経をもみほぐすため

しょうしょうのアルコールを注ぎいれ

るのである。




神の旅御一行さま居酒屋へ



けじめ無き生き方をへて今朝の冬






















2014/10/29 23:36:00|
紅葉を透かしみる紺碧の空





秋晴 秋日和 菊日和 天高し

纏の空は連日晴れています。


秋も残り少なくなってきまして

11月7日の立冬から冬に入ります。


秋の素晴らしさを感じます。



大昔 

秋と春とどちらが素晴らしいか?

と考えた風雅な人がいましたね〜

日本と中国に

秋の葉っぱの方が素晴らしい と

どちらも言っているのですが〜



金目川の土手を散歩すると

桜の木が目立ちますな〜

桜の木の間毎に紅葉樹を植えて

秋と春とどっちがいいか?

などと競わせるなんてことを

やってみませんかね〜

金目川の我散歩道は

今は本当に殺風景ですな〜



ここで大昔の風雅な粋な話などを

載せたいと思います。




天智天皇が藤原鎌足に詔勅を下した。

春山の万花の艶(にほひ)と

秋山の千葉の彩(いろ)とを競わせた

ならば、どちらが優れているかと



そのときに、

額田の王(ぬかだのおおきみ)が

歌をもって判定した。その歌が下記




      万葉集 16 額田王

冬こもり 春さり来れば 

鳴かざりし 鳥も来鳴きぬ

咲かざりし 花も咲けれど

山を茂(し)み 入りても取らず

草深み 取りても見ず

秋山の 木の葉を見ては

黄葉(もみち)をば 取りてぞ偲ふ

青きをば 置きてぞ嘆く

そこし恨(うら)めし 

秋山ぞ我れは


(要旨)

春が来ると、今まで鳴かずにいた鳥も

来て鳴く。

咲かずにいた花も咲いてはいるが、

山が茂っているので、わけ入って

取りもしない。草が深いので、

手に取って見もしない。

秋の山の木の葉を見ては、色づいた

葉を手に取って賞美する。

青い葉をばそのままに置いて嘆く。

その点だけが残念です。

秋山に軍配を上げますね私は


ということで

秋山の千葉の色のほうが

春山の万花の艶よりもよいと


額田の王が判定を下したそうな!




似たような比較が杜牧の漢詩にもある

それを下記に記す。



「 山行 」

           (晩唐)杜牧




遠上寒山石径斜  遠く寒山に上れば

            石径斜めなり


白雲生処有人家  白雲生ずる処

            人家有り


停車坐愛楓林晩 車をとどめてそぞろに

         愛す楓林のくれ


霜葉紅於二月花 霜葉は二月の花よりも

         くれないなり



霜葉は秋の紅葉か そうして

二月の花は 旧暦二月は新暦では三月頃

よってたぶん 桃の花ではないか?






「秋深く山奥深く入り込むと」



         (訳詩)はぐれ雲




はるばると登って  
         山奥深くに入れば


石ころのみちが 
        うねうねくねくねと


とおく白雲の  
        湧きのぼるところに


そんなところに   
         人家がある



遠景すべて   
          赤々と明々と


馬車をとどめて    
          たちつくす


楓の林が    
          夕映えに


紅葉すべて    
          燃え上がる




秋の楓葉は  
       春の花より紅なり






あっちこっちより

紅葉のたよりが聞こえてまいります。

どうも落ち着かないのですが、

吾輩は、トイレに入って

どっしりと、ひそやかに、

俳句なんかを考えているのである。



紅葉を透かしみる紺碧の空



















2014/10/29 0:55:22|俳句中心
黒い実のまどより覗く櫨(はぜ)紅葉






昨日東京で木枯らし一号が吹いたとか


一方吾輩の棲息する湘南の纏では

いかにも温暖にて半袖で自転車に乗り

ふらふら徘徊をしていたのであります。


まあ木枯らしの吹きすさぶ東京と

くらべると冬と春、地と天、

地獄と天国の差がありますかな〜

勿論纏の方が春天国なのであります。


花菜ガーデンへも行きました。

花や紅葉がすこぶる

綺麗にみえました。

特に櫨紅葉がすばらしい。

実が爆(は)ぜるので櫨(はぜ)紅葉

というらしい。

爆ぜた実も何個かついておりました。



黒い実のまどより覗く櫨(はぜ)紅葉




薔薇やその他の花も

秋空に映えておりました。

とても暖かく

眠くなるような日でした。



耕耘機の気怠き音や小春の日