実は先月の話ですが。
実写版ヤマトを観て来た。 姉が木村拓也のファンで既に一度見たのだが、 実はヤマトにも造詣深いvixenの感想が是非とも知りたいと、 チケット込みのイベントに招待されたのでした。
どのくらい造詣が深いかと言うと、6歳の時初めて買ってもらった文庫本が、「宇宙戦艦ヤマト」だった位付き合いが長い。
文庫本とは我ながら憎い選択をしたとおもう。
ちなみに初めて買ってもらったレコードは 寺尾 聰の「ルビーの指輪」で、しかもB面の「シネマ・ホテル」の方がお気に入りだった。 飲み会でこの話をすると、いつも皆に泣きながら爆笑されるよ、ママン。
さて本題の映画の感想ですが。 脚本は、全てのヤマトの物語をかいつまんで混ぜたもの。 物語のコンセプトは、第一作目のガミラス戦で、 スターシャが実体のない意思集合体というのは「さらば宇宙戦艦ヤマト」のテレサをなぞっている。 (白兵部隊の斉藤の存在、立ち往生の演出もこの映画の流れ) ラスト、地球目前にしたガミラスの大編隊に、ヤマトに一人残った古代がヤマト自爆をもって阻止をするのは、「ヤマト完結編」から。(アニメでは沖田艦長が自爆)
冒頭から実写遊星爆弾で感激するVIXEN。 あ、ワープはグネグネマーブルバージョンじゃなかったです。
木村拓也の古代はアリ。何をやっても「木村拓也」なんだけど、 ちゃんと世界観に馴染んでたからアリ。
佐渡先生が、綺麗な佐渡先生ですた。 アナライザーは乗組員のペットではなく、トランスフォーマーでした。
柳葉「真田」は、声までそっくり。 眉毛も剃れば完璧だったと思う。
緒方直人演じる「島大介」は良かった。 最後のメイサお姫様抱っこでの演技はきつそうだったね! つか、メイサが日本人離れなスタイルだから、両手から余っちゃうよね!
西田敏行はまんま徳川機関長。 この人のシリアス演技は、やはり画面が引き締まります。 …佐渡先生と二役やってもよかったのに。
女子隊員が沢山いたり、森雪が戦闘班(!)のエースパイロットだったりと 全体的に現代風にアレンジされていた。
しかし、黒木メイサはなんて美しい大根なんだ(笑 黒木メイサのビジュアルは大好きです。 ただ、声が若いので彼女は余り喋らないほうがミステリアスでいい。 NHKのフラメンコ番組見た時も感じたが、あと少し、ほんの少し生の感情出して弾けたらもっと素敵な女優さんになりそうで惜しい。
最大の楽しみ、影の主役のデスラー総統… ブランデーグラスもつと意味もなく真似したくなる有名人NO1. 空気の無い宇宙空間で、素顔のままマントたなびかせる漢。 風ないよ!死んじゃうよ! しかも総司令官が一人で戦艦の甲板に立つという荒業を得意とする。
さすがに実体で出すのは難しかったかぁ(笑 青い皮膚でグラスユラユラさせる金髪の三白眼を再現するとなると、確かにヤバイ。 下手すると昔の特撮キャラの悪玉になるし、 リアルだとアバターかブルーマンになる。 でも見てみたかった。実写版デスラー。
CGが惜しかったとの声もあるようですが そんなものVIXENは見ていません。 VIXENのCG審美眼はスターウォーズで時が止まっているので全く問題ありません。
ヤマトマジックは最後までありませんでした。 最後まで沖田艦長生き返ると思ってただけに、新鮮(笑) (※ヤマトマジック…死んだ者が都合よく生き返る魔法)
久しぶりの映画、面白かったです。
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