NEU用のニシオカフローティングマウントはシリコンでモータ取り付け部のジュラ板を挟み込み胴体から浮かせているタイプですが(写真1枚目)、飛行中5000回転付近で共振しているようなゴロゴロした音がしました。地上にて確認したら、同回転付近でモータ全体が共振して振動しています。目で見ても相当な振動レベルでした。
早速ニシオカホビーに連絡。ねじを締めこんでも一定のクリアランスでシリコンを保持できる構造になっていて、中のカラーの長さを短くすれば、シリコンの締め付けが強くなって硬くなるのでそれで試して、といわれました。自分でカラーを削ろうと思っていましたが、すぐに短いカラーを作って送るとの回答が有りました。寸法は元々が10mm、改良品が9mmとのこと(写真2枚目の下のカラーが9mm)。
早速、付け替えて試そうかと思いましたが、何しろ共振の回転数を5000rpm(=83Hz)から8000rpm(=133Hz)、1.6倍位にしたい。つまりバネ定数で言うと1.6の二乗倍の硬さ、2.6倍程度の硬さが必要になります。締め付けを10mmから9mmと10%程度強めても然程効果があるとは思えなかったので、シリコンを従来のエンジンマウントに使うゴム(硬度80)に思い切って変えました(写真3枚目で黒く見えるのが80度のゴム)。もちろんシコシコと鋸で切り出し、ドリルで穴あけして、ペーパーで成形しましたよ。 結果振動は見た目では皆無。但し、若干音質は大きくなったのと、水平飛行でのスロットル位置のゴロゴロ音は未だ出ています。取り合えず、見た目で怖いくらいの振動がなくなったので良しとしていますが。
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