コアの素材がスタイロフォームのIBで柔らかいからなのかはわかりませんが、直貼りは、表面の処理がバギングで完了のため、その後の加工とかで傷やへこみが付かないようにそっと扱わないとダメなんですね。なんの気を使わずに、気づいたら傷やへこみが沢山付いてしまってますね。まずは初めてのトライアル品ということで我慢しましょう。コア材について、IBではダメと言われてるのですが、尾翼をバギングしてみると意外と剛性があって、バルサフィルム張りに比べれば格段に良く、重量もバルサの肉抜き&オラライト貼りより軽いくらいで全然使えます、、と思います。ヒンジについてはトライアルということで、材料費をケチるため、アラミド繊維は入れていません。切込みを入れ表面のマイクログラス一枚を残してヒンジ代わりにします。追加の補強で3Mのクリアテープを張っておきましょうかね。 胴体への取り付け部はバギング後からグラス補強しました。バルサ機と違って、直貼りはバギング前に全ての準備、組込が必要なんで、段どりがイマイチ分からなくて、一つ抜けると樹脂の硬化時間の兼ね合いもありやり直しがききませんので、一発勝負はなんですね。試作での工程検討、慣熟が必要です。尾翼からやってよかったです。垂直は2枚目でやっと完成。バギングで難しいところは、真空引きでしょうか。皆さんが使われるマイラーシートの代わりに薄いPPのクリアファイル(0.2mm)を使い、試しに掃除機で吸引したら、薄いPPクリアシートにも関わらず、力が全然足りないし、吸引し続けたら加熱して、保護回路が働き、止まってしまいました。慌てて吸引しようにももうスイッチが入らず、しょうがないので上下にキッチンペーパーを3枚づつ置き、上から平らな板を介して20kgのバッテリーをのせ、重りによる圧力をかけて硬化待ち。きっと失敗でしょうねと思って、硬化後にPPシートをはがしてみたら、以外に綺麗にできていました。が、やはり端部は十分に押さえられてなくてマイクログラスがコアに密着しておらず浮いてしまいました。とりあえずトライアルなで、端部にエポキシ樹脂を刷毛塗りし、硬化後に成形してごまかしました。端部の処理は課題だなー、ムズイ!! 真空引きはやはり硬化するまでポンプを回し続けるのでしょうか。一度真空にしてポンプを止めたあと気密をしっかり保てないとすぐに空気が戻ってたるんでしまいますね。 さすがに主翼は掃除機では吸引しきれないので、安物の真空ポンプを購入しましたが、樹脂の硬化まで少なくとも24時間ほど回し続けて壊れないか心配です。 主翼はこれからトライですが尾翼でそんなに悪くなかったのでPPクリアファイル0.2mm厚のA1サイズのものをマイラーシート代わりに使ってバギングする予定です。 |