西湘バイパス 説明会が22,23,24日にあります。時間は10時、13時、16時です。 私は今日、午後1時の回に出席しました。参加者40人ぐらい 昨日の10時からの1回目は100人いられたそうです。 参加して強く感じたのは、海沿いの特に袖ヶ浦プールの近所の方の被害と恐怖は、計り知れないということです。 何しろ、毎日1分間に何回も波の回数と同じように、家の中が揺れてタンスもガタガタ揺れるから、本物の地震が来てもわからないぐらいだそうです。 これは西湘バイパスの橋脚の下が空洞になっていて、波が太鼓のようにどおおんと、つきあげることによる現象のようで、明らかに人災です。普通、海のそばに住むだけでは 波で家が揺れるということは聞かないですよね。台風が過ぎ去っているのに。 以下は、山田則子さん記録の文章が、よくまとまっているので 掲載します。 説明者:国土交通省 横浜国道事務所 小田原出張所長竹淵伸一氏、 中日本高速道路活ロ持担当課長 大沼氏
1.:国土交通省 横浜国道事務所 小田原出張所長 竹淵氏より 昨日(22日)、鋼矢板(幅40cm、長さ12m)の打ち込みを終了。 被災している箇所には、今後2列目の鋼矢板を打っていく。 工事に際して騒音が出るが、22時から6時は工事しない。 道路崩落の原因究明と本復旧については「西湘バイパス検討委員会」を設け、大学教授や地域の方々と進めていく。
2.中日本高速道路活ロ持担当課長 大沼氏より 中日本高速道路管区では、以下の4箇所が被災している。 1. 二宮インター下 砂がなくなり、橋脚、基部が穿鑿され構造物がむき出しになっている。 2. インターから西寄り 海への雍壁の下に波が入り込んでえぐられ、雍壁が海側に傾いている。 3. さらに500m西 ボックス(海岸に出る歩行者用トンネル)の下がえぐられ、宙ぶらりんになっている。ボックス手前(陸側)の道の下もえぐられている。 4. 船着場周辺 えぐられている これ以上海岸の砂が流れないように、国交省と同様に鋼矢板を打ち込んでいる。隙間にはセメントをしみこませて固める。 橋脚、雍壁周辺に道路から石を落として積み重ね、波を消すようにする。 テトラポッドを横須賀で作る段取り。出来上がったら船で運ぶ。 現在は真鶴から石を運んでいる。
3.質疑応答 Q 海の振動がひどくて夜眠れないほどだ。中日本が石を入れて少しよくなったが、あとどれくらいで納まるか。(袖ヶ浦プール西側の住民) A 雍壁の下に波が入ってぶつかるので、大きな音と揺れがある。なるべく早くと、業者も一生懸命やっているので、どうかご理解いただきたい。 現在は石をぽつぽつとスポット的に入れているが、最終的には点をつないで線から面へ範囲を広げる。海からも石を入れていくが、波が高いと下に機械を入れるのが難しいので、順次進めていく。もう少しの間ご辛抱をお願いする。
Q 渋滞の予測、緊急車両の進路確保についてお聞きしたい。復旧工事の際には周辺住民に工事の行程表を配布してほしい。 A 渋滞、緊急車両については後ほど調べてからお答えする。行程表は二宮町の地域推進課と連携してお知らせする。
Q 袖ヶ浦プールの下は橋脚を波が洗っている。これまでと同じものを作ったのではだめだろうが、どうなるのか。 A これまで経験したことがないので、今後は委員会で原因を究明していきたい。
Q 真鶴から石を運んでいるというが、今までどのくらい運んだのか。また今後どのくらい入れるのか。テトラポッドはどのくらいのものを予定しているか。 A 石はこれまでに25,000㎥入れた。テトラポッドは現在16tのものを使っている。今後の測量を踏まえて16tか25tを使う。
Q 鋼矢板とテトラポッドを設置したら波による揺れはなくなるのか。板に波が当たって揺れが続くのでは。また、県道を南下して国道一号線を越えようとすると、インターチェンジから出て国道に右左折する車と接触しそうになる。バイパスから出る人たちは、二宮インターから入る車がいないと思ってスピードを上げて右左折する。 A 鋼矢板は最初に打ったもので、今後石やテトラポッドを入れることで音や振動はがくっと減ると思う。通行に関しては現在もガードマンが対応しているが、状況をお聞かせいただいたので今後は看板を増やすなどして対応していく。
Q 秦野方面から入ってくるときにあぶない。それと、道路だけでなく砂浜を取り戻してほしい。 A 砂浜については、昨日からの説明会で住民の皆様から伺っている。合わせて対策をうちたい
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