緑が丘通信「新しい二宮の風」

「二宮と湘南」の自然と 「オープンな二宮町議会をめざす会」を「美しい街・緑が丘」から新しい風にのせて発信します
 
CATEGORY:他自治体・議会

2012/02/27 23:06:03|他自治体・議会
中井町まちづくり講演会・・自治基本条例
「住民参加のまちづくりと自治基本条例」という題での中井町まちづくり講演会があり聞きに行って来ました。
講師は中央大学法学部教授磯崎初仁氏。
場所:中井町農村環境改善センター 13時30分~15時40分 聴衆約50名
 
 中井町はこれからまちづくりの理念や基本的なルールを定める「自治基本条例」制定に向けて理解を深めるために講演会を企画された。
 既に「自治基本条例」が作られている自治体は神奈川県では川崎市、平塚市、茅ケ崎市など16市町で33自治体の半数となっています。また策定中も横須賀市、鎌倉市、山北町など5市町、未策定が(これから作ろうとしている)中井町や(全然、作る気配が全く無い)二宮町等11市町となっています。
 
 講演は
1・最近の地方自治の動き(自治基本条例の背景・・地方分権や自治制度の改革から           行政だけでは「よいまちづくりは出来ない。」ので住民参加、協働が大切)
2・住民自治とは何か(1)代表民主制の原則、(2)住民参加の必要性 
   (3)直接民主制とコミニュテイ自治(4)参加と協働の考え方
3・自治基本条例とは何か自治体の自治(まちづくり)の方針と基本的なルールを定め  
   る条例、参加と協働を保障するもの、団体自治と住民自治の両面で自己決定の  
  範囲を拡大しようとする取り組み。
4・中井町に自治基本条例が必要か
5・自治基本条例をどう作るか、
6・自治基本条例の類型、
7・何を盛り込むか、
8・住民参加の具体的方法、
9・自治基本条例によって何が変わるか
  (1) 期待される効果、(2)役場、町民の意識改革とまちづくり、大磯町基本条例の例   
や自治基本条例の構成について話された。
 
 今までの私のブログでの類似記事は以下です。
「私たちの町の憲法を作ろう・・大磯町基本条例講演会」
[地方分権改革」の出前講座
 






2011/05/24 22:00:50|他自治体・議会
全国ランキング5位の大磯町議会運営委員会傍聴記
大磯町議会運営委員会を傍聴してきました。
 
 とき  平成23年5月24日(火) 午前9時~10時17分終了
 ところ 議員控室 出席  議長を委員含む委員7名、傍聴議員3名、一般傍聴者3名 
 用意されていた資料
1・議会運営委員会式次第、  2・大磯町議会6月定例会追加議案、
3・大磯町内の放射性物質調査に関する陳情、
4・健康相談事業「おあしす24」についての陳情、
5・一般質問の時間割案1と案2、
6・平成23年大磯町6月定例会一般質問表(17ページ)  
7・6月議会定例会議事日程タイムスケジュール(予定)
大磯町議会は以上の資料が議員と同じものが)般傍聴者にも用意されていてコピーの持ち帰りが許可されます。
 
開会挨拶のあと議題に入り議題は
(1) 提出予定議案の追加について 行政側から説明                                 
 
(2) 提出された陳情の取り扱いについて
 ① 1健康相談事業「おあしす24」についての陳情は福祉文教常任委員会へ付託
 ② 大磯町内の放射性物質調査に関する陳情、
  議員から「大磯町独自の調査、測定は可能か」「検査する地点はどこか?」「(この要望は)町へ出されたのか?」「大磯の農産物はJAに出している。二宮、平塚にも出された方が効果がある。」等の意見が出され総務建設常任委員会で30日に審査と決定された。
 
(3) 一般質問の時間割について事務局から時間割の説明のあと(休憩時間の扱いにして)一般質問の事項や時間の確認と字句、文言の修正をしていた。
今日の夕方までにHPに掲載されるという事でしたが6月定例会一般質問通告書、6月定例会議案で出ています。ホントすごいです。
 
 (4) その他 6月議会定例会議事日程タイムスケジュール(予定)の説明、
 
私の感想・・大磯町は陳情説明に来ていた陳情者に議員の意地悪質問はなく好意的だった。一般質問の時間割もみんなで相談していた。大磯町は町民情報コーナー(写真)があり議会や行政の資料を町民がいつでも自由に閲覧できます。政務調査費、全員協議会や議会運営委員会等、全ての議事録もあります。その点も素晴らしいと思いました。






2011/05/17 22:58:10|他自治体・議会
大磯町議会議会・運営委員会傍聴記
 二宮議会ではたった5分で終わったりしている議会運営委員会、他所の議会とどこが違うのか先進的な議会運営を学ぶために大磯町を傍聴して来ました。
 
とき :平成23年5月16日 午前9時30分~10時50分
ところ:大磯町議会議員控室
 
 大磯町議会運営委員会は執行者側の挨拶(理事)にはじまって
議題は(1)6月議会提出議案概略の説明とその質疑
        (2)その他で    
     その他は執行者側から1・「クールビズを5月17日から前倒しで実施したい。
      2・「予算説明でプロジェクターを使いたい。」
      3・「室長も予算説明に同席させたい。」との提案がありその質疑がされた。
 
      (3)が請願、陳情の取り扱いについて等であった。
 
(1)は①一般会計、②下水道特別会計、③一般会計事故繰り越し④下水道特別会計事故繰り越しの繰越明許費繰越計算について ⑤専決処分、⑥大磯町自治基本条例⑦ ⑧⑨⑩⑪条例の一部改正について執行者側から概略の説明がされ「事前審査とならないよう質問を許可します。」との委員長発言で質疑がはじまりその質疑を聞きました。
質疑の内容は大磯議会は1週間位で全協や委員会の議事録が出るそうですから、そちらで確認してください。
 
 議運のやり取りは一問一答式で回数制限は無く議長も他の運営委員と同じ様に同じ席で質問をしていました。質疑を聞いていて「議会改革を進めているのだ。」という自負と行政に対し権威を感じました。
事務局は「議案の賛否をその日のうちにHPに載せる。」ようにしたいそうで大磯町議会の制度は素晴らしいと思いました。 二宮議会は本会議議事録が出るのは3ヶ月後、次の議会が始まる頃です。
 
 先進的と言われる開成町と比べてもHPや広報誌で見る限り大磯町が圧倒しています。大磯町議会はホームぺージでほとんどの議会の日程や議事録が確認出来ますが
(開成町が進んでいるのは日曜議会と行政側からの答弁骨子の提出、通年議会ですが)開成町議会はHPでは議会日程等詳しくはわかりません。
その意味でも大磯町議会の制度は素晴らしいと思いました。






2010/10/07 23:45:27|他自治体・議会
開成町、大磯町の場合は・・議会基本条例
私のブログやメールに沢山のご意見を頂いているので返信のその一つを紹介します。
 
 M様、皆様ご意見ありがとございました。
開成町議会は日曜議会(年1回)をやっていて 私は去年6月にその傍聴に出かけて来ました。
開成町は平成22年第1回定例会(3月会議)で「議会基本条例」を全会一致で可決し今年4月1日から施行されています。
それに先立つ1年前を試行期間中としていて その時期に傍聴に行って来たのです。
 
開成町「議会基本条例」は
1・「日曜議会」を実施
2・「一問一答方式」の導入
3・「通年議会」の導入
4・町長に「逆質問権」を付与
5・議会としての「議会報告会」の開催等の内容となっています。
 
大磯町議会も平成21年7月24日の臨時会で「大磯町議会基本条例」を可決・成立させ、11月1日から施行されています。
 
大磯町は委員会等の公開、一般質問の一問一答方式・対面方式・町長の反問権(逆質問)・質問回数の撤廃、会議録の公開(検索システムの導入)、全員協議会の公開、政務調査費の自由閲覧、町民と町議会議員が自由に意見や情報を交換するための一般会議の開催など様々な議会改革に取り組んでいます。
詳しくは大磯町議会HPでご覧ください。(http://www.town.oiso.kanagawa.jp/gikai/jyourei/jyoureiseitei.html
 
 Mさんは「今までの議会では、議員からの一方的な質問があり、行政側からその回答をするというパターンでした。ボクシングの試合で、一方の選手は両腕を縛られ一方の選手は自由に打ち込んでいい、なんてルールで試合が行われているのが今の議会です。」との問題提起、認識ですが実際はまるで違います。
 
議員のパンチ力不足(議員としての能力や調査不足)もありますが、行政は議員の質問に全然、答えていない、質問の核心に答えていないという事が大問題なのです。(市民派の議員さんに聞いて見て下さい。) 
 
二宮町議会では議員(質問者)も行政(答弁者)も それぞれ勝手に時間無制限で演説しているだけです。議会質問がピンポンとなるような 一問一答方式(その範囲での逆質問)、質問回数の撤廃を決めた大磯議会は素晴らしいと思います。
あとは議員の質と能力の問題だと思います。
 
そして通年議会についてですがMさんは「よく議員定数を削減しろとか、議員の報酬を下げろとか言いますが、現実に職業化している議員の在り方でいえば、むしろプロ意識に徹底してもらい、通年議会で、しっかりと市民のために働いていただく、というのも選択肢だと思います。」と述べておられますが
議員は市民の税金を歳費として頂いている行政チェックのプロなはずです。議会は委員会も含めて年に30日もありませんが議員には毎月、給料が出てボーナスまで出ます。おまけに政務調査費、議員年金と一度やったら辞められないそうです。
議会で寝ていても給料が貰えるいい商売なのです。
 
「通年議会」では、(今まで定例会は年4回開催され、それぞれ定例会ごとに会期が決まっていましたが)この定例会を年1回とし、会期を1月から12月までの1年間として、本会議や委員会が随時開催できます。
議会は年4回「市長(町長)の招集」で開催されますが、通年議会になると市長(町長)が年1回議会を招集するだけで、あとは必要に応じ「議長」が本会議の休会と再開を繰り返す事になります。本会議がいつでも再開できるので、緊急に議案等の審議が必要となったとき、会期中に制限されていた委員会活動が通年になることで活発になるなど効率の良い議会運営がはかられとは思いますが(Mさんの言うように)それで議員の質が向上するとは思えません。
 
これは余談ですがこの前、大和田一紘先生の「基礎から自治体財政を学ぶ講座」(平塚財政研究会主催)がありました。
みんな、真剣に勉強している時、先生のすぐ目の前、一番前で始めから終わりまで寝ている人がいました。休憩のとき、その人の事を聞いたら何と「今度の市議選に出る。」というではありませんか?
「こんな人が出たら議会でも寝ているだろうな。」と思いました。
 
 私は平塚市議会も大磯町議会も開成町も傍聴しました。それぞれに問題はあるようです。要はあまりにも市民が議会の実態を知らない事です。それで私はブログを書いていますがこれからの課題は町民、市民目線で市民派の議員をどう送り出していくかだと思うようになりました。   






2010/10/04 8:54:22|他自治体・議会
私たちの町の憲法を作ろう・・大磯町自治基本条例講演会
大磯町自治基本条例講演会
 
10月2日(土)、大磯町で自治基本条例の策定準備が進められていますが、私たちの町の憲法を作ろうというテーマで「大磯町自治基本条例講演会」が開かれました。
講師は神奈川大准教授諸坂佐利氏。
 
自治基本条例は、自治の基本理念や制度体系を定め、自治のあり方と担い手の役割を明らかにして、それぞれが行う運営・基本制度等を示す自治のまちづくりを進める制度的最高規範、町の憲法です。
 
 講演と資料を見て感じたのは大磯町の条例(案)では町民の権利及び責務(第3章)とともに議会や議員、町長等の責務(第5章)も定められていて議員、職員は資質、能力の向上に努めなさいとスキルアップを求めている事です。
能力や資質が問われている議員さんの多い二宮町、考えて貰いたいものです。
 
二宮町では話題にもなっていませんが自治基本条例は川崎市、平塚市、大和市、海老名市、寒川町、大井町、開成町、箱根町、湯河原町、愛川町、茅ヶ崎市、南足柄市の6市6町で制定されています。また、大磯町を初め8市町でも検討がされています。
 
大磯町の自治基本条例策定の取り組み案については大磯町HPでご覧ください。






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