メランコリ

鉛色に光る空、海からの風が松林をわたる音、落葉松の黄葉が舞い降るさま、六月の夜の濃密な香り・・・私の記憶のすべての背景にあるもの・・・私が還りたいと希うところ。
 
2005/12/28 11:05:35|その他
’80.冬〜夜のクィーン・エリザベス
船底の窓という窓が
プラネタリウムのように輝きはじめ
オリオンの帆が港の空高くあがった
 
暗い波が 光を散りばめ
潮の鼓動を伝えてくるのを
彼女は聴いている

六月は遠く 夜の香気は凍りついたままだ

朝 冬の花を摘んで
貴女の曳く水脈を
春のように 飾りつけよう





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