MAKOTO UMEBARA
梅原 真
高知市生まれ。デザイナー。1972年高知放送プロダクション入社。テレビ美術担当。スペイン、アメリカ遊学後、デザインを一次産業再生のために使いたいと、1980年梅原デザイン事務所主宰。1988年、高知県土佐佐賀町のかつお一本釣り漁業再生のため「土佐一本釣り・藁焼きたたき」をプロデュース。8年間で20億円の産業を作り出す。1989年、高知県大方町にて、4kmの砂浜を巨大なミュージアムに見たてる「砂浜美術館」をプロデュース。ゼロエミッション美術館として、2000枚のTシャツが砂浜で「ひらひら」する風景を作る。2010年モンゴルでひらひら、2011年ハワイでひらひら。1995年から(株)四万十ドラマのプロデュース。「四万十のひのき風呂」「しまんと紅茶」「しまんと地栗」などの商品開発をベースに、流域の産業を再生する。2005年、四万十川流域で販売するものはすべて古新聞で包もう! をコンセプトに「しまんと新聞バッグ」をプロデュース。ベルギーをはじめ世界に展開。現在TOHOKU NEWSPAPER BAG PROJECT進行中。デザインはモンダイ解決ソフトであると考えている。「一次産業×デザイン=ニッポンの風景」という方程式で活動する。 主な著作に『ニッポンの風景をつくりなおせ』(羽鳥書店)、『おまんのモノサシ持ちや!』(日本経済新聞経出版)『AXIS』(2011.8月号)