うえきや蔵門★おきらく日記

おきらくに まあおきらくに おきらくに
 
2012/08/23 22:25:31|その他
猪だより〜今年もきたよ、来ましたよ。〜

今年の猪の被害は甚大。
あちこちで被害状況を耳にするたび嫌な予感はしていたのですが・・・。
今朝早く、ついにわが畑でしりもちをつきました。
まだ収穫には程遠いサツマイモの根が全て掘り起こされ、食い荒らされたあと。かぼちゃも未熟な実の残るつるを食いちぎっていきました。ほぼ全滅状態です。


人間の泥棒にかぼちゃをごっそり盗まれた時ほどの怒りはありませんが、
わずかに残ったサツマイモとこれから狙われるであろうサトイモ・ヤマイモの周りに
マキビシをまこうか、竹やりで囲おうか、ぶつぶつ思案中です。

所詮、ぼーっと生きてきた人間たちは、獣たちの生きる力の前では無力なんですね。
だから、まあ、程ほどに抵抗を試みて、生きる力を思い出してみようかなって、思うクラモンです。


《写真》トウモロコシとスイカだけは万全の対策を施し、無事私の胃袋に納まりました。種から育てた小玉スイカ、上出来。








2012/08/21 23:12:05|その他
川越銘菓 福蔵

前職の職場で、
上司はや系に極めてちかい暴君、その上、仕事が忙しくてつぶれそうだった時期があった。
ゆるゆるの天国のような部署から電撃的に移動してきたばかりの私は、周りに見方もなく、泣くことはあっても笑うことを忘れていた毎日だった。
数ヶ月過ぎる頃、ふとしたきっかけで隣席の先輩の冗談がつぼにはまった。
『ぐふっ』ときたところで、背中合わせの先輩が留めのジョークを浴びせてきた。
『ぶふぁっ』と、飲んでいたコーヒーを噴出した私はその後は、堰を切ったかのようにおなかが痛くなるまで笑いが止まらなかった。

鎧のようなガードを、笑いは木っ端微塵に吹き飛ばし、
私は地獄から救われた思いだった。
もう相当昔の話なんだけど、忘れないんだよな。あの噴出したコーヒー。


《写真》何の因果か、2週続けて同じ菓子を違う方からどばっといただく。それも遥か遠い川越の銘菓だそうだ。見覚えのある紙袋に、『ええっ!?』と固まる。
『福蔵』というお菓子。私の屋号の『蔵』だから愛着もわくが、非常に大きくて重たいヘビーな和菓子。おいしいが、一日一個が私的には限界なのですが・・まだ、山のようにあります。
《蛇足》このお菓子を『ふくぞう』と呼ぶのかはわかりませんが、このお菓子が呼び覚ました昔の話に触れてみました。








2012/08/15 21:43:31|その他
針ノ木・爺ケ岳天空散歩

全てを捨てて南極にでも飛んで行きたいくらい、心から涼を求めていましたが・・・。
予算の都合上、日本の長野の雪渓歩きで手を打ちました。
雪渓を吹き抜ける涼しい風どころか、予想以上の急勾配に冷や汗だくだく。
あの荷物では、アイゼンの爪がちいっと足りんかったかな?

旅の最後に、自分が歩いた道を振り返る瞬間が一番好きさあ。
その瞬間のために、歩いてるみたいです。








2012/08/10 21:57:48|その他
植木屋・夏の陣おわる

年々、植木屋・夏の陣は厳しさを増している。
最高気温にしろ、キリをもむようにつきささる紫外線にしろ、
私が植木屋をはじめた10年前と比べたら、明らかに悪化傾向にあると私は思う。
それでも夏に仕事をしないわけにはいかないし、
猛暑という言葉や記録的な最高気温にも、みんな鈍感になっていって、
32度の炎天下で働くことが当たり前・・・が今年も続いた。

どうにか、生きてお盆休みになだれこみ、
もう目も当てられなくなった畑を死に物狂いでリカバリー開始するころ、
体中の古傷が悲鳴を上げ始めます。
強そうに見えて、本当はナイーブな私の体が、
「ちきしょう!こきつかうのもいい加減にしやがれっ!」と、暴れだします。
かわいそうなので、少しだけ冷房の部屋で、なだめすかして休んでもらおうっと。


《写真》山での癒しはチングルマの風車








2012/07/23 22:38:48|その他
順路のない展示会場

自分で自分にほとほと呆れるのだが、
順路のない展示会場で展示物を見るのが苦手だ。

美術館しかり、地方の歴史資料館しかり。かつてサラリーマン時代に再三足を運んだ大型展示会場しかりだ。
隅からコの字型に順序良く歩いていって「よしよし」と思っていると、
突然円形の展示コーナーになっていたり、点在する島のように分散する美術品が現れたりする。
大海に放り出されたようで、かなり戸惑う。戸惑うと言うより、もうほとんど不愉快に近い状態になる。
放り出された瞬間から、心は展示内容どころではなく、どういう順番に歩くかという一点に意識が集中してしまう。つまるところ、まるっきりの台無し状態なのだ。

それでいて、一人旅で知らない町を歩き回るのは昔から得意だ。
延々と当てもなく、さまようことを目的とした道は心底楽しい。
目的もなくさまようのと、展示を見るという目的下で歩くのとでは、いったい何が私をこうも変えるのだろう。

先日、炎天下の作業のこと。
広大な芝生に植え込みが無秩序にあって、その芝を刈払い機で刈って、熊手で集める仕事を丸一日。進路を常に自分で決めながら進むことに少々疲れたから・・・
自分の苦手分野と得意分野を少しだけ掘り下げて考察してみました。


《写真》軽トラの荷台に住み着くカマキリ兄弟は、すくすく成長中。