けっこう長いこと生きているので、
大抵のことでは驚かない体になってしまった。
それはちょっと悲しいって、真剣に思う。
そんな私が、先日、
「え〜、なになに???、まじ?うっそお!」
と、久しぶりに心底驚いたことがある。
びっくりしすぎて、軽トラのハンドルを切り損ねそうになったくらいだ。
坂道をゆるいカーブでくだっていると、
坂道をゆるいカーブでのぼってくる原チャリ。
運転手あたりに目をやると、なんかへんな物体が肩に乗っかっていて・・。
よく見ると、それはじいさんの肩に両足でふんばって立っている白い猫で、
その1組が風をきってすれ違っていく。
まさにサーカスの公道版。
カーブの出口あたりを見つめる1人と一匹の視線が、恐ろしくそろっていて、
笑ってしまう前に、なぜか羨望のまなざしで目が釘づけになった。
心からもう一度、すれ違いたい。願わくば、その姿を写真に収めたい。
そう思っていたら、数日前2度目の遭遇ははたしたけれど、
突然すぎて、シャッターはきれない。
こういうさわやかに驚かせてくれる人、大好きなんだよなあ。
《写真》猫様は無理なので、近所の子犬さんたちの愛くるしいお姿を・・。