うえきや蔵門★おきらく日記

おきらくに まあおきらくに おきらくに
 
2012/11/26 17:39:44|その他
クランク大根

彼が悪いわけではなく、
行く手に思いもよらない障害が待ち受けていたのでしょうね。
結果、クランクして成長いたしました。

ふつう、障害物にあたった時点で、
「えーん、もう成長するのやーめたあ。」とか、
「ちきしょ、こんなとこに物を置いとくんじゃないよ、けつまずいちゃうじゃねーか。」で、二股に割れるのが一般的ですが・・・。


くじけたり、そしてグレたりせず、曲がってもなお健やかに・・・、
大根が人生訓を語ります。
胃袋に収める前に、お写真だけでも一枚残しときましょう。








2012/11/17 20:50:58|その他
ほろ酔い

雨の日の休日は、たいてい、台所に立っている。
音楽も聴かず、ただ黙々と、ひたすら何種類もの野菜を刻む。
愛すべき自分の野菜たちを、十分に活用する時間がとれなくて、
償うように、悼むように、感謝しながら野菜を刻む。
刻む音に導かれて心がすっと軽くなっていく。


家族が朝から不在で、
今日は誰とも口をきかないのに、
今日はそれが丁度いい。
営業も、お愛想もない素の自分は、本当は寡黙なんだと自分で驚く。
雨が「今日は、無理しないでいいよ。」って耳元でささやいた。


夕餉はぶり大根で日本酒を開ける。
昼間の沈黙の反動で、少しだけ饒舌だけれど、
心から満足する一日の最後に、
ほろ酔いになれる自分が、とっても好きなんです。

《写真》お茶の花。凛とした空気に包まれます。








2012/11/11 22:32:48|その他
時間よ止まれ

自分が自然体でいられる居場所に昨日はいました。
心の底から笑えるその時間が、止まってくれればと、そっと願います。


充電した電池はしゅるしゅる風船がしぼむように、目減りするから、
まだ何とか幸せを噛締められる今夜のうちにこれを書いています。


全国育樹祭がらみで静岡で苗の植栽ボランティア。
仲間と斜面を登ったり降りたり滑ったり転んだり。
空を見上げて、飛行機雲を見つけたり・・・。


《写真》これは静岡ではなく長野の秋の空。短い秋が終わりました。








2012/11/08 23:10:04|その他
一人と一匹

けっこう長いこと生きているので、
大抵のことでは驚かない体になってしまった。
それはちょっと悲しいって、真剣に思う。

そんな私が、先日、
「え〜、なになに???、まじ?うっそお!」
と、久しぶりに心底驚いたことがある。
びっくりしすぎて、軽トラのハンドルを切り損ねそうになったくらいだ。


坂道をゆるいカーブでくだっていると、
坂道をゆるいカーブでのぼってくる原チャリ。
運転手あたりに目をやると、なんかへんな物体が肩に乗っかっていて・・。
よく見ると、それはじいさんの肩に両足でふんばって立っている白い猫で、
その1組が風をきってすれ違っていく。
まさにサーカスの公道版。
カーブの出口あたりを見つめる1人と一匹の視線が、恐ろしくそろっていて、
笑ってしまう前に、なぜか羨望のまなざしで目が釘づけになった。


心からもう一度、すれ違いたい。願わくば、その姿を写真に収めたい。
そう思っていたら、数日前2度目の遭遇ははたしたけれど、
突然すぎて、シャッターはきれない。


こういうさわやかに驚かせてくれる人、大好きなんだよなあ。


《写真》猫様は無理なので、近所の子犬さんたちの愛くるしいお姿を・・。








2012/11/04 6:27:18|その他
明日へのエネルギー

お庭の手入れをして、御代をもらうとき。
畑で取れた野菜を買ってもらうとき。

このお金で、「あー、生活が楽になる。」
「あれを買いましょ、これにつかいましょ。」
なんて気持ちは、ほとんどなくて。


自分の作ったものや、自分の行為が他人に評価される、
その喜びがほとんどなんだよね。
こんな自分でも、人が対価を支払おうと思える存在だと確認できる瞬間。
なんとなく、一人じゃないんだなあって思えるから。


ま、その時の、お客様の喜んでいる笑顔やねぎらいの一言は、お金には換えがたくて
たぶんお客様が想像する以上に、明日へのエネルギーになっているんだよね。
だから、頑張れる!


《写真》↑でもたまには、これに使います。ごくごくたまにです。