社会人になったばかりの頃、 研修で複写機の品質保証の仕事を行う。 低温低湿、高温高湿といった条件を再現した、 環境試験室という小さな部屋で複写機たちは 何千時間も過酷な労働を強いられていた。
われわれ人間はというと、定時間ごとにその部屋に飛び込み 用紙をたしたり、刷り上ったものを取り出したりと、 微力ながら試験の手助けを行う。
微力とはいえ、ストップウオッチを首からさげて、常に時間を気にしてすごし、 入室のたびに、ドカジャンをはおったり、あるいは上着を脱いで半そでになったりする、 その「人間耐久試験」(私はこっそりとそう呼んでいた。)は、 身をもって、製品のおかれた過酷さを知る意味で、その後の私の人生に大いに役に立ったと思っている。
で、 ここのところの、気温の変化は、どうだ!! 昨日は、スーパー暑かったのに、今日は、とんでも寒い! これはまさに、人間耐久に他ならない。大丈夫か!? ということで、 途方もなく懐かしい、研修時代の思い出を紐解いてみました。以上。
《写真》私が、よく使う道にある道路標識。わかる人にはわかりますが、わからない人にはわからないでしょうねえ。さてと、どっちに進めばよいでしょうか。
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