うえきや蔵門★おきらく日記

おきらくに まあおきらくに おきらくに
 
2014/11/29 22:53:01|その他
変な奴
お客さんから頼まれていた植木を買いにいく。
ご婦人方が楽しそうに物色する花苗コーナーを足早にすり抜けて、
やけに地味な、植木苗売り場にたどり着く。
小雨の中、傘もささずに植木を選ぶ。
幹をひょいっと持ち上げて、手元に置きなおし枝振りを検分して、また戻していく。

花も実もない冬枯れの落葉樹の苗たちを前に、
あーでもない、こーでもない、心でブツブツ言いながら植木を選んでいく。
楽しい・・・。
目的の品を決めてからも、完全に仕事を忘れて、植木を眺めている。
人からみたら変な奴だよなあ。
でも、本当に楽しい・・・。

結局、いつも通り、目的外の植木もレジに運ぶ。
花苗は、贅沢品に思えて、よう買わんけど、
植木は買う。値段は数倍だけど、あまり躊躇せずに自分用に買う。
自分でも、変な奴だよなあって、そう思う。

《写真》ちょっと掲載をためらうけれど、載せてみる。虫嫌いの人、ごめんなさいね。
一見、顔と思いきや、お尻なんです。10cmくらいの巨大芋虫は、怖いけど、ちょっときれい。
 







2014/11/27 23:00:03|その他
柚子の大馬鹿
十数年前、お客さんのところに柚子の苗木を植えた。
楽しみにするお客さんを尻目に、実はいっこうにつかず、
「桃栗三年柿八年柚子の大馬鹿十八年、と申しますから・・。」
一つ覚えで、通してきた。

今日、その木に向かい、思わず歓声をあげる。
大きな棘の間に黄色い宝石3つ。
「ああ、本当に、この木、柚子だったんだ。」
今更ながらほっとする。

楽しみにしていた当人は、もうこの柚子を味わえないけれど、
なんとなく、そばで、一緒に喜んでいてくれるような気がして、
ちょっとだけ心があたたかくなる。
寒い日に、ホットはちみつ柚子を飲んだみたいな、
すっぱ甘いそんな気分。

《写真》
撮ってきた柚子は、どうにも絵にならない。
らっきょの花の方が好きと言ったけど、皇帝ダリアが咲く。

 







2014/11/18 22:38:02|その他
らっきょうの花〜健さんを偲んで〜
少し前、畑でラッキョウの花を見つけた。
冬枯れの土と、だらしがない葉っぱと紫の小さな花たち。
セットで一つの風景になる。

花屋さんで見かける鮮やかな花たちよりも、
同じ薄紫の皇帝ダリアよりも、
心のどこかに引っかかって離れない。
そっと傍にしゃがんで見つめていたくなる。

俳優の高倉健さんの訃報。
う〜ん。私も、好きだったなあ。
「不器用な人」だから、やっぱり心から離れない。
そういうものなのかも知れませんね。


 







2014/11/14 23:04:00|その他
右下に猫がいます。
本日の現場で。
どこからともなく猫があらわれ、
「記念写真をとりたいから、シャッターを押してはくれまいか」
というので、
休憩中の重い腰をあげて、撮って差し上げました。

なんとなく挙動が私と似ていて、他人の気がしません。
非常に気が合いそうな、そんな猫氏に癒されたひとときでした。

《写真》構図に悩む一枚。バランスの悪さはご愛嬌です。







2014/11/11 22:58:32|その他
ウグイス
「何でも見てみよう!やってみよう!」

この年齢(とし)になって、多少性格に変化が現れてきた。
いろいろと頭で考えて行動すると、大筋でその先が予測されておもしろくないので、
「直感を信じよ。さすれば・・。」的に突き進んでいる。

いきあたりばったりで、自分の想定外の着地点がでれば、めっけもん。
「驚かしてくれる相手は、自力で呼び寄せろ。」ってそんなカンジかな?

今日一日、選挙カーのウグイス嬢(!)に化けてみた。
ほとんど何も考えずに、直感で動いたら、こういう展開になってしまった。
この小さな田舎町は今、選挙で盛り上がっていて、飛び込む渦には事欠かなかったので・・。

人生初体験の中で、いろいろ、面白がれるものを次々と発見。
ウグイスになると、突然、知らない通りすがりの人に、思いっきり手を振れる不思議。
マイクはカラオケ用ではなくても持つ人を高揚させる事実。等々・・。

まだまだ、未知の世界があるって、やっぱりおもろおますな。

《写真》河童好きって結構、いるんですよ。蔵門も喜んで踊りだす、河童のパレードの図。