うえきや蔵門★おきらく日記

おきらくに まあおきらくに おきらくに
 
2015/06/17 22:49:46|その他
同じ釜の飯
蜂にさされたことのある人なら、きっとわかるだろうけど・・。
さされてから1日もすると、
患部がパンパンに腫れて、やがてドラえもんの手に変貌する。
皮膚は、熱をもってテカテカに光り、耐え切れぬ痒みにもがき苦しむ。

おととい、今年最初の一撃をくらう。
懲りずに、またやってしまった「蜂さんとの鉢合せ」。
電光石火、卒倒しそうな痛みが体を突き抜ける。

こんな想いをさせる蜂に対しても「さん」付けするのは、
刺し違えた相手への、ささやかな追悼の意。
私の手はあと数日でケロッと治るけど、
マグナムジェットで敵撃ちされた上に、一族郎党(巣ごと)葬られる蜂さんの無念はいかばかりか。

毎年、同じ想いでいるから、同じことを書いているとは思うけど・・。
たとえ鉢合せしても、「話せばわかる」仲になりたい。

《写真》畑のブロッコリーに大量のアオムシ君が取り付いている。
食害被害はたかがしれるけど、さんざん驚かされるのと、腐敗を呼び込むフンにはさすがに閉口する。
それでも「くん」付けしてしまうのは、
「同じ釜の飯を食べた仲」だからかな。
ほとんど、いつも、アオムシ君の食べ残しを、私が頂戴する生活が続く。

ちなみにカエルさんは私のマブダチ。

 







2015/06/14 16:41:59|その他
近所の公園
昨朝、早起きをする。
畑の草刈ついでに、家から車と歩きで10分程の公園に行く。
ハスとハナショウブが咲き誇り、
「おー、わんだほる〜!」
手放しで喜ぶ!

「こんなに素晴らしい花々を、たくさんの人にも愛でてもらいたいっ。」
人並みの気持ちはもちろんあるけど、
朝の、誰もいない、この静けさと一体となった風景は、
いや〜、もう最高!
できることなら、ずーっと、独り占めしていたい。
(実際、できたんですけど・・。)

ただの強欲ばばあ、クラモンの独り言でした。

《写真》家からこんな近くに、こんなところがあるって、やっぱりすごいっ。

 







2015/06/08 23:04:01|その他
真竹のたけのこ
今年も”真竹のたけのこ”の季節がやってきた。

異常気象、自然災害、人的災害があふれる今。
季節がめぐって旬の食物をいただけることに、
心から感謝する。 
もう、「あたりまえ」なんて言葉は使えない。

すっかり、田舎暮らしが板についた私は、
ひょひょいと竹やぶに入り、たけのこをいただく。
(注:入林許可済みの竹林)

孟宗のたけのこが終わって、だいぶ立つので、
たけのこ感謝祭を我が家でおごそかに行う。

感謝祭といえば、てんぷらが定番。
「てんぷらあげるぞ〜!」って叫ぶと、
採り立ての野菜たちが、我も我もと手を上げるので、
この時期、特に頭が痛い。

まずは、主役のたけのこと山うど。
ズッキーニとエシャロットと間引きニンジンも揚げてみる。
たまねぎと、貯蔵かぼちゃはおととい揚げたから、目をそらして。
そうそう、ソラマメは今年最後だから、いっときますか。
う〜ん、いんげん、春菊、青じそもあうんだよなあ。
新じゃが、なす、ピーマンはこれからずーっと続くけど、初物食べたいしなあ。
まったくもってきりがない。

感謝祭のごちそうは、ほぼ(←ごはんにイカの塩辛のせたので)精進料理一色となる。
油代しかかかってないけど、
「ご馳走食べた〜!」って気分になる。っていうか、食べ過ぎた。

《写真》双子の若竹。自分で脱皮していくから、ほんとにすごいっ!

 







2015/06/07 22:41:24|その他
他人の空似。
数ヶ月前、最近友達になった方のお宅にお邪魔する。
写真立てに飾られた、ご夫婦の写真を見て、おもわず口走る。
「私、ご主人様と、どこかで、あったことある!知り合いかも。」
自称若年性(!)アルツの頭を叱咤しながら、
一生懸命、接点らしきものを、ひとつづつあげてみる。
どれも決定打はなく、「たぶん、駅でなんどかすれ違ったのだろう。」ということで蓋をしておいた。
(この手で、どうしても苦しいときは、きっと前世で知り合いだった。で片付けることもある。)

数日前、奇跡的に、その友達のご主人様とご挨拶をする機会を得た。
にこやかに挨拶してわかれて数分後(まったくもって、スロー点火。)、
「あ!(電球マーク)」定番のスタイルで手を打った。

「どこかであったことがある」という、はがゆい想いは、すーっと、昇天する。
最近のノーベル物理学賞を受賞されたA氏の顔が、その時はっきり思い出された。

「ふ〜ん、A氏と知り合いなんだあ。」
自分で自分に突っ込みをいれる。

どことなく上記A氏に面影が似た、友人のご主人とお会いしたというお話でした。
ご静聴ありがとうございました。
(写真を拝見したのも、お会いしたのも、一瞬のことなので、あくまでも雰囲気が・・・、
ということですので、さらっと聞き流してね。)

《写真》窓から、赤い花がぽちっと見えると、なんとなく視界に入るたびに脳みそが活性化する。
そんな気がする。

 







2015/06/06 18:03:47|その他
ロマン・ロラン
「変わってるねえって言われるとぞくぞくする。私にとっての褒め言葉なんだあ。」
時々、口にする。

今日も口にしてる時、ふと心によぎることがあった。

学生時代の恩師が私のために、就職希望企業への推薦状に書いてくれた言葉。
『大河の流れを思わせる人物』

たぶんこのフレーズが、
その先の扉を開かせる魔法の呪文になったことは間違いない。
幾度となく振り返ってみても、
この評価以前と、以後の私の人生はあきらかに違ってきた。

とにかく、感謝すべきはふたつ。
恩師が私をただの「風変わりな学生」で片付けなかったこと。
(変わっていることを、とてもよく褒めてくれたっけ。)
恩師が敬愛する作家がロマン・ロランで、
物理学者にも関わらず(?)文学的表現に長けていたこと。

当時は、「ロマン・ロランをよめよめ」攻撃に閉口したけれど、
今日は珍しくくつろいでいるから、無性に、読みたくなった。
先生にも、ちょっと会いたくなった。


《写真》「変わってるねえ。」と言われて、帰る途中に見た海。
なんとなく、しっくりきた、こころに。