うえきや蔵門★おきらく日記

今日、とある会合で、隣に見知らぬ女性が座った。

普段はシャイで、うまく話しかけられない蔵門も、
テレながら、少ししゃべった。
最初は目を合わせることすら苦手な私も、
２時間でそこそこ打ち解けて、笑いも生まれる。
飼い主（彼女）と飼い犬（私）のような（？）安心感に包まれる。
あーなりたいなあ、とふと思ってしまう。

自然体でさわやかな女性と、
今日ちょっとだけお友達になりました。

《写真》
このマメ（シカクマメ）の広報大使を、ヤーコンの時期で忙しくなるまで、勝手にやっている。
うまいっす！いや、ほんと。

 

｢うわ〜、生き返った！｣
カイズカイブキのカレッパ（枯れた葉）まみれの体と土ぼこりをお風呂で洗い流したあと、
今日も、この言葉が勝手に口からこぼれる。

私が繰り返してる毎日は、
死んでなんかいないから、簡単に生き返れる。
当たり前のことが、今日はやけに胸にしみる。

普段は、作業中は携帯のメールが鳴っても見ないのに・・。
なぜか、今日は虫が知らせた。
見てしまって、｢しまった。｣と思った。
頭を切り替えようとすればするほど、抜け出せなくなる。
お客さんとの笑顔が、少しぎこちない。

高校時代の友人の訃報。
あの頃は弾丸登山が当たり前だと思っていたから、
富士山頂上でご来光をバックに、へろへろの顔で一緒に写真をとったっけ。
へろへろだったけど、簡単に生き返れたよね。あの頃は。

また今日も、おきらくでない日記を書いてしまった・・・ね。

《写真》フリンジの朝顔が雨でしぼんだ。




 

小学校低学年だった気がする。

家族で静岡の親戚の家に行く途中・・。
乗換え駅で停車中の電車にのった。
やれやれと座席に落ち着くや否や車内放送で、この電車が目的地に向かわないことに母が気付く。
慌てた母は、まず先に私を電車から降ろし、
他の家族をせきたてながら、網棚の荷物を降ろしているまに、ドアがしまった。
走り出した電車の窓越しに「ここで、動かずに待ってなさい！動いちゃだめよ！戻ってくるから！」
母が叫んでいるのを、ただ一人呆然と見送っていた。

国鉄のホームは、ただただ広く、
永遠と感じられる時間、私は降ろされたドアの場所で、動かずに待ち続けていた。
心配した駅員に声をかけられたが、たぶん首を振ったのだろう。
もう一生、家族と再会できないんじゃないかという心細さを
唇をかみ締めて開かないことで、じっとこらえていた。

今でも、時々何かの拍子に、この情景が心によぎる。
胸の奥がツンとすっぱくなる。
こういう感覚は、一生消えないみたいだ。

　　　★★★

今日、畑で春に生き別れたカマと再会した。
草を刈っていて、カツンとあたって、触った柄の感触がカマだった。
木製の柄がコケむし、鉄製の歯はさびさびで見る影もない。
持ち替えて、そのカマで草を刈ってみる。
木製の柄がぬるっとすべったけど、カマの歯が雑草を切って落とした。
なんだか胸の奥がツンとした。

心細かっただろうなあ。カマさん。

《写真》カリンと並ぶくらい大好きなサギソウの花。
 

崖から突き落としても死にそうもない！とよく言われる。
「頑強な体ありき」で、
私のライフスタイルは確立しているから、
ほんのちょーっと、不調に傾くと、
自分の生活の中でコロコロと落石の音が聞こえ、局所崩壊の恐怖に怯える。

昨日はちょっと魔が差した。
「一週間、微熱が続いて・・・。夏の疲れが出たのかしらね。」
うそではないけど、相手を選ばず口が滑った。
その直後、すぐに「え、うそうそ全然問題ない。ちょっとお腹出して寝てただけなんです。」
言い直してみたものの、
付き合い浅く、私がほら吹きだと知る由もない、マダム二人に大いに心配される。
「歩いて帰るのは危険よ。家まで送るから私の車に乗りなさい。」
「ここは風がくるから、車くるまでこちらで休んで・・。」
大騒ぎをされた。

微熱くらいで蔵門は負けない！
慣れない気遣いに、恐縮しつつも心で抗いながら、
日没前小雨振る中、畑で種まきをしてしまった。

で、今日は、さすがに、反省。症状の鼻水が咳きへと変わる。
午前中に用事を済ませ、午後はとどまる。家にとどまる。ぐっと、踏みとどまる。
今更ながら、山盛りのオニオンスライスと医者知らずと言われるトマトを口から押し込む。
何年ぶりかに栄養ドリンクも、いってみた。

半日、いい子にしてたから、明日はきっと、心配御無用！元気です！

《写真》ひまわりの種はヤマガラちゃんの好物。今日見てたら、殻がくちばしに挟まってジタバタしていました。言ってくれれば、取ってあげるのに・・。
 

猛烈に喉がひりひりするので、

はい、三択です。

�@カラオケを歌いすぎた。

�A昨日、神奈川県を応援しすぎた。

�B耳の遠い老人相手に大声で１日しゃべり続けた。

いかにも、蔵門らしからぬのが、答えかな？想像におまかせいたします。

ここまで痛いと、ビールもひりひりして辛いから、

あんまり冷やさない泡盛を、ちびりちびりと処方いたしました。

《写真》網戸ごしのカマキリ氏