蔵門はかなり若いとき(北海道を一人旅していた頃)から原発がきらい。
だから、夜、軽トラを飛ばして小田原まで足を運び、 『日本と原発』の自主上映の映画を見る。
映画の内容は、とにかく丁寧に問題点が整理され、 かゆい所に手が届いていた。期待以上の満足度。 更に上映後の監督のトークと歌に、久しぶりに感動する。 尾木ママに似た(?)温かみのある話し方に、すっかり引き込まれる。 映画出演中の監督のおしゃれセンスにも目を見張る。ほろ酔い時の本音トークも親しみ大だ。
が、しかし、 臨席の中年夫婦が、 はじめから最後までビックサイズのポップコーンをカリカリ食べながら、 ハンバーガーとポテトの臭いをばら撒いていたのには閉口した。 福島の事故の悲惨な映像を見ながら、 この臭いと音は、もうなんだか、驚きに近い軽蔑の念。 バスや電車での若者の飲食なんて、全然オッケーでしょって気分になる。 たとえ、車内でどんぶりのラーメンをすすっていてもこれほどまで不愉快にはならない。 三谷こーきの映画なら許されそうな気もするけど、 今日は気分を害したので、ひとしきり睨んでおいた。
別に、難しいことは知らなくても、直感でいい。 嫌なものは嫌だと口にして欲しい。 私はそうしたいなあ。
《写真》頂き物の新潟新米と米のジュース。小躍りはこうゆう瞬間にする踊りだと改めて気付く。 もうこれこそ、もったいなくてむりっ!
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