このGSX-R1100には、GR77C型(GSX-R750 88年)のフロントフォークが入っています。 88年の1100が41φのFフォークに対し、750は43φのフォークが採用されています
たかが2mmですが、されど2mm…。
フォーク自体の構造もそれまでのものとは大きく変わり、伸び縮み減衰力とバネ圧が調整出来る機構が備わりました。 また、Fホイールのシャフト径も20φへ変更されていますので、 88年1100(J型)のアチラこちらを交換するなら、いっそ全交換してしまった方が早いという決断になった次第です
タイトルから脱線しましたが…。
Fブレーキについても同年式の750型からは、油冷最終まで同じ4ポットキャリパーが採用されています。
しかぁ〜〜〜し、私は特にこれを著名なメーカーのキャリバーに交換しようと考えたことはあまりありません。
ブ○ンボのキャスティングキャリパーなどと基本構造はなんら変わらなく、耐久性については純正品なのでリペアキットも安定して供給されており、且つリペアパーツの値段もお手頃ですし、何よりキャリパーサポートを介さないのが一番よろしいかと思います
ブレーキサポートなどは、ブレーキ本来の剛性感をダウンさせてしまうアイテムになりがちです
しっかりとしたSHOPさんの高い加工技術と素材を用いてもナカナカ難しい部分でもあります。
取り合えず効けば良いという感じであれば問題はありませんが、やはり走り込んで腕を磨こうとされてらっしゃる方は、気にする部分だと思います。
確かに、削り出しのキャリパーなどは見た目にも格好良いです。
しかし、現代のSSは何故ラジアルマウントまでする必要があったのか?
この部分にすべての答えが詰まっている気がしています。
あまり長く書いても、「お前は買う金がないんだろ?」と言われてしまえば…その通り。
…貧乏人のヒガミと指摘されても弁解の余地はございません。
ブレーキの剛性うんぬんを語る以前に、
「お前のバイクはフーム自体に剛性がないぞ!!」と、
ご指摘を受けてしまいそうでございます。
ただ、私的には高価なキャリパーをノンO/Hで数年使用するのであれば、
純正キャリパー(出来るだけ高年式のものが望ましい)を1年に1回のペースでO/Hして使用したほうが安心かと思います。
特にレーシングキャリパーはダストシールの存在自体がないのが普通ですからね。
あれはあれで、レース毎に分解整備して使用するものですから、ダストシールなんていらないんですね。 なので、レース部品はチョイスをする際に注意して下さいね
座布団が飛んで来る前に、今日はお開き!!