高麗山の花と虫

いつ見ても心が和む高麗山。いつまでも大切に残したい高麗山の自然。一人の思い出にせず、記録して多くの人に伝え残したい。私たちに続く子どもたちの贈り物づくりに、あなたも参加しませんか?(間違いがあればご指摘を、則訂正します)
 
2008/05/22 0:02:43|その他
ヤマアカガエルの旅立ちは今週か?
夕方気になり高麗神社へと急ぐ。
お池の周りに子どもたちが群れている。
「それ跳んだ」「早く捕まえろ」
「小さくてつぶれちゃう」と大きな声。
網やヒシャクでオタマジャクシを
すくっては砂の上に投げる。

「何してるの?」と声をかけるわたし。
「かえろ」「帰ろうー」と
ヒシャクを放り出して一目散に消え失せた。

砂の上には、1センチにも満たない小さなカエル。
前足や後ろ足が生えてはいるが、まだしっぽが着いている。
一匹づつ拾っては池に帰す。
身体が乾いて死んでいるのもいた。

私も小さい頃は同じことをしたなーと思い出した。
この辺ではまだオタマジャクシと遊ぶ子どもがいるんですね。

帰り際、トイレの灯の近くで
クサカゲロウを見つけた。








2008/05/19 0:20:31|その他
キブシの一枝になんと、ナナフシが3匹も!

早朝観察の季節がやってきた。
今朝も6時から8時までの2時間だったけど
それなりの収穫がありました。

突然のムカデにはびっくりしました。
何かを探しているのかものすごい数の足が、
かなりのスピードで動いている。

シラユキゲシの花はもう終わっていたが、
そこには小さな細長い実を付けていた。

代わりに咲き出したのが、サワギクです。
辺り一面に咲き誇っています。

いつかのキブシ、また例のものがいないか
きょろきょろと枝枝をじっと観察する。
いました。
なんと一枝に3匹のナナフシがいました。

大きな木にへばりついているマメヅタ。
よく見ると、丸い葉の間から細長い胞子葉が
何本か目につく。

今日もあちこちでマルバウツギが満開です。







2008/05/08 0:37:17|その他
連休終わり、山は静けさが戻る

あの賑やかさは何だったんだろう。
今日はいつもの静かな山に戻っている。

小さな小さなオトシブミが
大きな若葉を一つ一つ値踏みをしている。
子どもたちのねぐらに適するのはどの葉かと。

大きな桑の木が出てきた。
いました。
野生の蚕、クワコの幼虫です。
ちょっとアゲハの幼虫に似ていますね。

満開のスイカズラを訪問しているのは
クロマルハナバチです。
忙しく飛び回り、
デジカメのシャッターに合いません。
おしりばっかり撮れてしまいます。
ホバリングしていると、羽が写りません。
そのくらいスピードが速く
シャッターが追いつかないんです。

ふっと足元を見ると
シャガにここでもヤブキリが
しがみついています。







2008/05/08 0:10:52|その他
王城山には安田善次郎が楽しんだ七福神がある

高麗山の西の駅よりに王城山がある。
明治の頃、安田善次郎がここに別荘を造った。
王城山を買い足して
七福神や西国三十三番の写しを置いたという。
安田善次郎は
東大の安田講堂建設に百万円を寄附した人。

いくつもの仏像があるが、
なかでも布袋様が楽しい。
子どもが参加する観察会の際には
必ずここによって記念写真を撮る。

周辺の山ではフジがあちこちで満開です。
足下にはイモカタバミ、こちらも満開です。







2008/05/05 22:39:33|その他
連休は高麗山も人で渋滞。虫もびっくり!(2)

人の列が切れてしばし静寂。

そろっと出てきたのが
 アカシマサシガメです!

葉っぱの上にちょこんと座っているのが
 マルカメムシかな?

帰りがけに神社入口の
 アシナガバチの巣作りをチェック。

最後が「虫こぶ」です。
 この主はイヌツゲタマバエです。
 丸い玉の中を食しながら成長します。

みなさん!
今が一番良い季節、
虫も花も鳥も、
そしてまもなくカエルも山に帰ります。