金子修一 平塚市議会議員

 
2014/07/28 7:59:39|政策
市政報告を出しました。

    市政報告(写真)を出しました。 内容は下記をご覧下さい。


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市政報告
                                                                                                平成26年7月

 市議会議員となり16年目となりました。来年は4月には市長・市会議

員の選挙が実施されます。

 議会では教育民生常任委員会に所属し、4年間一貫して教育行政の改善

に取り組んでいます。

 市内小・中学校の学力向上、中学校給食の実施、土曜授業の取り入れを

教育委員会と真剣に議論しています。学力向上は取り組んで4年目になり

ます。全国学力テストによると中学校の学力が少し向上してきたように思

われます。全国学力テストの1位・2位の秋田・福井は予習・復習・宿題

を徹底的に実施しています。

 6月市議会は大神地区のツインシティ大規模土地開発の問題が大きな争

点となりました。事業費220億円、市の補助金30億円といわれていま

すがこれ以上になるようです。いまだ補助金は計算されていません。事業

計画だけは進んでいます。

 今後も住み良い平塚を念頭に議員活動に邁進していきます。

 

                  金 子  修 一

                  平塚市議会 議員(4期)
                  第49代市議会 議長
                  市議会教育民生常任委員会 委員
                  平塚市八幡宮 総代
                  平塚市立野町34−17
                  TEL.32−3883

 







2014/07/22 11:46:55|議会
平塚市内小・中学校土曜授業の議会質問
             平塚八幡宮の池の鯉



 6月19日、平塚市議会6月本会議で「市内小・中学校土曜授業」

について教育委員会に質問しました。

 「ひらつか議会だより」の一次原稿が質問者に議会事務局より配布

されましたのでそのまま掲載します。



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標題 2.市内小・中学校の土曜授業


【金子議員】


 文部科学省は本年4月から公立小・中学校の土曜授業を解禁した。

本市教育委員会はこれに対し、どのように対応しているのか。また今

後どのように考えているのか。


○文部科学省は、本年4月より公立小・中学校の土曜授業を解禁し

たが、これに対しての教育委員会の対応と今後の考えについて



(教育長)

 各学校の教育課程は、学習指導要領の基準により校長が編成すると

「平塚市立小学校及び中学校の管理運営に関する規則、に定められて

いる。教育委員会としては、各学校の実態等に応じて校長の判断のも

と、教育活動が展開されることをこれからも支援してまいりたいと考

えている。土曜授業については、学校週五日制の理念、すなわち「学

校・家庭・地域の三者が連携し、役割分担しながら社会全体で子ども

を育てる」という基本的な考え方を十分尊重しつつ、学校週五日制が

すでに制度として社会にしっかり根付いている状況等から、特段の対

応はしていない。今後は、国・県の示す指針等を注視しつつ、社会状

況の変化や学校現場の実情、家庭・地域の意向を踏まえ、土曜授業に

ついて考えていきたい。



***一問一答による再質問***


【金子議員】


 小中学校の土曜授業については、すでに各地で実施している、平塚

は特段の対応はしていない。教育委員会としては校長の判断に任せる

というが、それはどういう見解なのか。

(教育長)

 教育活動を計画するのは基本的に学校長である。ただ、指導要領で

あるとか、いろいろと指摘をせざるを得ないところ、指導すべきとこ

ろは教育委員会が指導している。ただ、土曜授業に関しては、推進

校としてモデル的に実施しているのが厚木で1校ある。全国的には必

要があると回答した市区町村は10%ということで、具体的に取り組

んでいるのはまだ全国的には数例である。ただ、それは教育委員会の

考えかと言うと、教育委員会では対応していないので、私なりに考え

を述べさせてもらえればと思う。実は、学校五日制というのは、これ

からは学校教育だけではなく、土曜・日曜という休日を設ける中で、

学校と家庭と地域が連携して子供たちを育てるということが理念とし

てあった。その理念を受けて、特に平塚では大変地域の方の支援を

受けているというのが実態である。例えば地区レクや公民館まつり、

地域の教育力ネットのいろいろなイベントや行事、あるいは平子連の

関係行事、子供会の活動、中学校に至っては部活動、個人的には塾

や稽古事、野球やサッカーのクラブチームに入っている子供もたくさ

んいる。子供たちは土日も非常に忙しいという実体があることを感じ

ている。子供たちも疲れているのではないかと思う。たまには家族旅

行もしたいだろうし、家庭だんらんの時間もほしいだろうし、家族と

の買い物の時間もほしいだろうし、子供だから当然遊びたいという気

持ちもあるだろう。そういういろいろなことを考えると、ここでまた

土曜日に「一律全員学校に来なさい」というのもどうなのかなと思

う。もう少しじっくりと、国や県の指針をまだ受けていないので、そ

れを受けて条件整備を県や国がしてくるのか、そのようなことを見

定めて、子供たちのことも十分に考えながら、今後考えていきたいと

いう思いである。

【金子議員】

 一つ提案するが、やはりこれは父兄にアンケートを取って調べたら

どうか。いまのは教育長の見解だったが、父兄はどう考えるのかとい

うことをとらえたらよいのではないか。

(教育長)

 土曜授業について、県や国から指針が示されたらいろいろな意見を

聞かなければならない。当然保護者もそうである。保護者は基本的

に、土曜授業を高い率で賛成である。保護者の意向も何らかの形で把

握しなければならないと思う。ただ、保護者は土曜日もぜひ学校に

行ってほしいというだけの考えでは困る。学校五日制の理念を、家庭

も分かってほしい。地域には本当にいま分かっていただいて、土曜・

日曜、年間を通していろんなことをやっていただいている。学校五日

制の理念を保護者にも十分伝えながら、単純にアンケートというだけ

ではいけないと思っている。
 







2014/07/13 8:00:00|議会
ツインシティ大神区画整理事業の平塚市議会 質問と答弁 そのC
     湘南ひらつか七夕祭り・最終日午後8時消灯直前の人の流れ



標題

ツインシティ大神地区土地区画整理組合設立準備会について

(4)設立準備会の正当性及び本市職員の関わり



【金子議員】

 設立準備会は種々の変遷を経て現在に至っている。現在、この事業に

賛成の準備会と、この事業に慎重なツインシティ大神区画まちづくりを

考える地主の会、その他がある。しかし、本市職員は一方的に賛成者の

準備会に肩入れしてきたきらいがある。本市はなぜ準備会を応援し、慎

重派の人たちと話し合いをしてこなかったのか伺いたい。これを考える

と、準備会に正当性、合理性があるとは思えない。今に至って行政はど

う考えているのか。以上について伺う。


○なぜ準備会を応援し、慎重派の人たちと話し合いをしてこなかった

のか。

○準備会に正当性、合理性があるとは思えないが、今に至って行政は

どう考えているのか。


(市長)


 平成18年3月から、地権者の一部で組織する「ツインシティ大神地

区推進委員会」で事業化の検討が進められ、権利者代表部会において、

組合施行を想定して事業計画の検討が行われてきたが、その後、組合設

立準備会が設立された。さらに、組合設立準備会より、平成24年5月

には全地権者の3分の2以上の「技術的援助を申請する署名」をもって

技術的援助申請が本市に提出された。これらのことが地元の意思と捉

え、現在に至っている。この技術的援助申請は土地区画整理法第75条

によるものであり、さらに「平塚市土地区画整理事業助成に関する要

綱」に基づき、組合設立準備会に対して財政面や技術面の支援を行って

いるため、正当性、合理性はあるものである。


***一問一答による再質問***


【金子議員】


 設立準備会の正当性および本市職員の関わりについて、昨日からこの

質問が出ている中で、縷々正当性はある、道理性はあると言っている。

これは市が応援しているのだから当然である。そういう中で、何で地元

と今まで話してこなかったのか。最近になって市長も副市長も部長も、

地元の慎重派の人たちと話す機会が数回あったのでしょうが、何で今ま

でこんなにこじれてしまったのか。こじれた原因は私が調べたところ、

担当の人が一生懸命行っていろいろな自分の思いをいった。会議録の報

告書を見た中で、違っているところが何件もあっても、その当時の管理

職がそれをチェックしているのかと言ったら、していないのではない

か。行っていないのだから。文章だけを見て判断して、このような大き

な事業をどんどん進めてきた。これをどう考えているのか。

(市長)

 当時の取り組みにおいて、慎重派と言われている方たちと話し合いや

接点がなかったのではないかという話だが、このまちづくりの必要性

や、そういう話は申し上げてきたと私は理解している。なおかつ、より

具体的な進め方、県の思い、市の思い、そしてこの事業のまとめ方、そ

の辺の説明の丁寧さが足りなかったのかということで、反省しなければ

いけない点はあると思う。今後ぜひとも、これから議員も含めてこのま

ちの必要性を一緒に訴えていただきながら、「このまちづくりを地権者

の方と一緒にするんだ」という思いを持っていただくように努力してい

きたい。

【金子議員】

 今はそういう気持ちだったと。しかし、3〜4年前に準備会を設立し

てここまで来てしまって、その間われわれの会派は反対した去年の9月

補正予算による1億2600万円の補助金などもある。おかしいとわれ

われは言い続けてきた。そのとき何がおかしいかと言ったら、行政側が

市長をはじめ幹部職員が対応していない。担当課の担当職員だけでやっ

ている。その情報が地元から入ってきて、何で来ないのだということを

言っていたので、いろいろと調べ始めたらいろんなことがでてきたとい

うことで私は今に至っている。市長という職にあった時は、このように

大きな何百億円とかかる事業は、自分で議会で言ったり外部でスピーチ

したときは「大神のツインシティはこうなりますよ、将来的に平塚の発

展になりますよ」と言うのは市長の政策だから結構だが、しかし内情が

こんなにずさんなことで、これを市民に知らせていないということが非

常に問題だと言っている。これから相当の金額が入る。きのうの話では

市の予算を追加投入しなければならないような状態である。30%〜

40%の減歩だと、その減歩を何とか合理的にみんなで助けなければな

らない。市がやらなければならない。そういうことになってきたと思う

が、市がどれくらいの予算をこれから開発につぎこむのか。大体の考え

でよいので聞きたい。

(市長)

 考え方を今回の議会では示した。もちろん地権者の方には減歩してい

ただき、ある程度公共減歩、保留地の減歩にも対応していただかなけれ

ばならないが、今後どうしても同意率が上がっていかないというのは、

負担がこれからどんどん大きくなるのではないかという危惧、不安感

が、大きいものがあると思う。ですから、それをもう上げないと、それ

以上はまちづくりの公共性をもって、市が一緒に支援をしていく、技術

面、金銭面についても支援をしていく、そういう考えを示したわけであ

る。

【金子議員】

 そういうことがあるので、何でこんな鹿島なんかに、3月、4月中に

協定を結んだのかということである。そういうものはもっと先に行った

ときに、組合ができたときに決めましょうというのが常識ではないのか

と先ほどから言っている。その整合性はどう考えているのか。

(都市整備部長)

 4月28日には確かに基本協定書を準備会と結んだということだが、

正式には組合が設立されて総会で承認を得てから、最終的には契約する

という運びになるので、それは350人の地権者全員の総意をもってそ

こで契約するという形になる。

【金子議員】

 「総意をもって」というのは100%ということか。

(都市整備部長)

 「総意をもって」とは、総会の中でそれを議決して契約するという意

味である。

【金子議員】

 準備会の総会とか規約とかあるが、今の準備会の規約を見ると、すご

い規約になっている。第10条(役員の任期)の中に「任期の満了前に

辞任によって退任した委員は、後任者が就任するまで引き続きその職務

を行う」とある。要するに誰かを探してこなければ、自分は退任できな

いという、そういうような規約をつくって今までやってきているわけで

ある。そして私から言えば「強引」に、皆さんから言えば「一生懸命」

やってきて、このような結果になっている。ちょっと急ぎすぎではない

か。もっとゆっくりやったほうがよいだろうということである。そうす

ればみなさんがもう一回白紙の土俵に立ってやれば解決する問題でしょ

う。それを何で4月になってもめている最中に業者を決定するのか。決

定しないで延ばせばよいではないか。

(都市整備部長)

 当初の総合設立認可のスケジュールから、昨年の12月から募集を始

めやってきたという一連の流れである。私が着任したのは4月だが、4

月にはすでに決まっていて、4月末に基本協定書を結んだということだ

が、それはあくまでも基本的な協定書であり、それを正式には総会で議

決しないと契約はできないということである。
 







2014/07/11 8:00:00|議会
ツインシティ大神区画整理事業の平塚市議会 質問と答弁 そのB
      湘南ひらつか七夕祭り・神奈川県警察音楽隊パレード


【金子議員】

 いろいろの地元の会議では、「国土交通省では90%以上の行政指導が

ある」と言っているようだが、そのようなことはないのか。

(都市整備部長)

 20年ほど前までは、県から「約9割」という口頭の行政指導があっ

た。その後、国土交通省が平成13年に出した土地区画整理事業の運用指

針では、「7割・8割・9割」という数字ではなく、あくまでも法律に基

づく「3分の2以上」となったものである。

【金子議員】

 3分の2というのは法律上の67%ぐらいだと。本当にまちづくり、地

権者、賛成・慎重、そういう人たちのトータルとして、組合設立にもって

いったとき、果たしてこれができるのか。いま言った「できる限り」だと

か「3分の2」だとか、国土交通省の法律の中でやっていくという

ことだが、成功するという自信があるのか。

(都市整備部長)

 
事業の成功という観点からすると、3分の2では、私は成功は難しいと

思っている。それは、3分の2の同意ということは、逆に言えば3分の1

近くの方が同意していないということである。その中で事業を進めるとい

うことは、非常に難しいと思う。そういう意味で昨日も、「8〜9割くら

いないと厳しい」と発言をしている。ただ、何%が成功のポイントなのか

ということは非常に難しくて、近隣市の同意率の状況を見ても、中には

100%のところもあるが、70%ぎりぎりのところもある。そのような

中で事業を実施して、事業を実施する中で合意形成を図っていくパターン

もある。それは地域によってまちまちなので、大神地区が何%であったら

よいというようなものはない。

【金子議員】

 今の答弁の、70%というのはどこの事業で、成功したのはどこの事業

か。

(都市整備部長)

 神奈川県から情報を収集したが、地区名などは一切非公開と聞いてい

る。県内の10地区を確認したが、70%台が2地区、最低では71%と

いうところがあった。さらには80%台が3地区、90%台が3地区、

100%が3地区という状況である。その地区ごとの特性があり、田畑が

主なところもあればある程度家が立ち並んでいるところもあるので、そう

いう状況下でどういう方が賛同しないのかによって、事業の進捗は大きく

変わってくると思うので、一概に何%だからよいというものではない。

【金子議員】

 平塚の場合、それに当てはめてどれくらいになるのかという予想もしな

いで、ただやってみるということなのか。予想はついているのか。

(都市整備部長)

 率だけで言うと、8〜9割はないとスムーズな事業展開は厳しいという

判断である。事業をスムーズに展開するには、例えば工事をするときに道

路を広げたり、進入路を造ったり、いろいろな場面が想定されるが、そう

いった大事な部分に同意していない方が土地を持っていると、例えば

95%の賛成があってもなかなか進まないというところもある。そういう

意味では、なるべく土地を多く持つ方や、中心となるところに土地を持つ

方には、できるだけ多くの同意を集めていかないと事業のスムーズな展開

は図れないのではないかという感はあると思う。当初の計画ではそういう

ようなスケジュール感をもって進めていこうとしていたということであ

る。

【金子議員】

 同意は集まらないがお金は出す。事業者の選定は即やってしまうと私は

理解した。鹿島の関係者が副会長に入っているので危惧していた。そうし

たら案の定こうなってしまった。今年6月2日にその当事者から地元の慎

重派の会の会長に出ている文書があるが、その人が書いているのは、選定

された企業が元務めていた会社で、選定に不正があったのではないかとい

う質問がどこかであったのだろう。するとその人は、そんなことはありま

せんよという中で、「不正の事実があれば公正取引委員会または警察署に

通報していただき、法に沿って判断を仰ぐべきだと考えています」と、こ

んなことを書いている。こういう文書が出ること自体がナンセンスではな

いか。こういう文書が出ていることに関してどう思うか。

(都市整備部長)

 それは鹿島建設(株)横浜支店のOBの方からの文書ということだが、

私が思うには、いろいろなことを疑われているということを感じ取られ

て、そうではないということをきちんと表したかった。その表現としてそ

のような文書を出されたのかと。それは、心の中にはきちんと不正はして

いないということの証明と受け止めている。



次回は7月13日掲載します。

 







2014/07/09 8:00:00|議会
ツインシティ大神区画整理事業の平塚市議会 質問と答弁 そのA
             湘南ひらつか七夕祭り


標題

ツインシティ大神地区土地区画整理組合設立準備会について

(2)設立準備会の役員名と役職並びにその前職

(3)区画整理事業の施工業者を鹿島建設株式会社横浜支店に決定した経




【金子議員】

 設立準備会の役員名と役職並びにその前職について伺う。


○設立準備会の役員名と役職並びにその前職を伺う。

(都市整備部長)


 設立準備会の役員名と役職並びにその前職については、平塚市情報公開

条例5条第1号(個人に関する情報)に該当することから、役員名、役

職、前職については申し上げることを控えさせていただくが、準備会の会

長は公にされており、福田文雄会長である。

【金子議員】

 この事業の施工業者は、建設関係の業界紙によると、準備会は平成26

年3月中に鹿島建設株式会社横浜支店に決定したと報道されている。この

施行者決定に至るまでの経緯と、募集要項をどこで配布したのか。どのよ

うな組織で、何名で決定したのか。またなぜ組合設立前の3月中に決定し

たのか、その理由を伺う。


○施行者決定までに至るまでの経緯は、募集要項はどこで配布したの

か。

○施工者の決定は、どのような組織で、何名で行ったのか。

○なぜ組合設立前である3月中に施工者を決定したのか。

(都市整備部長)


 地元では、より確実性の高い検討を進めるとともに、認可後の事業促進

を図るために、3月中をめどに事業協力者の選定を進めたものである。選

定経過だが、平成25年12月に組合設立準備会が事業協力者の募集を開

始し、平成26年3月に組合設立準備会の委員8名で構成する選定委員会

にて、提案書を提出した3社のプレゼンテーションおよびヒアリングを実

施した。この結果、組合設立準備会では、事業協力者として「鹿島建設株

式会社横浜支店」を選定し、平成26年4月28日に基本協定書の締結を

行ったものである。なお、募集要項の配布は、設立準備会の事務所がない

ため、準備会からの依頼により市担当課の窓口で配布を行った。


***一問一答による再質問***


【金子議員】

 設立準備会の役員名とその前職。これは言わないのは分かっていた。今

回なぜこれを出したかというと、この中で鹿島建設株式会社横浜支店の出

身者が副会長で一人いる。そのことを公式に発表してもらおうと思った。

 区画整理事業の施工者が鹿島建設株式会社横浜支店に決まった経緯とい

うことで、簡単な答弁をいただいた。その中で準備会の委員8名で選定委

員を決めた。3社からプレゼンがあった。4月28日に協定書を締結した

ということだが、この募集要項をどこで把握したのかというと、市の担当

窓口である。準備会は事務所を持っており、人間がいるのではないのか。

なぜ市の担当窓口で配布しなければならないのか。理解できないので説明

を求める。

(都市整備部長)

 準備会に事務所はない。準備会から受けているコンサルタントの現地事

務所はあるが、準備会の事務所ではないので、そういった関係から配布す

るところがないので、という依頼が準備会から市に対してあった。あくま

でも配布するだけで、中身にはタッチしないで配布するだけということ

で、市で配布した。

【金子議員】

 今の答弁で分かるように、市は準備会に丸抱えというか、全面的に支援

というか、これでもかというくらいの援助をしている。普通に考えたと

きに、これだけの大きな事業の募集要項を配布するのに、なぜ疑惑を招く

ようなことを市がしてきたのか。普通の市民が聞いたら、このような何百

億という事業を決定していくのに市の窓口で募集要項を配布するなどとい

うのは、正当性や合理性があると思うのか。

(都市整備部長)

 昨年の12月に配布する前に、市ではできないと断ったが、いろんな事

業者、最初募集開始のときに配布をしたのが13社受け付けたが、広く長

い時間配布しなければならないので、そういった観点からやる場所がない

ということで、やむをえず市で配布をしたということである。これに疑義

が生じるということについては、そのように思われたのであれば申し訳な

いと思うが、公正を期してきちんとやっているし、市は関与していない。

【金子議員】

 市が関与するかしないのかの以前に、「李下に冠を正さず」という言葉

を知っているか。こういうことはあくまでもきちんとしていなければなら

ない問題である。それなのにこんなことをやっている。私も知らなかった

が、業界紙にも3月中に決定したことが出てきていたのだから、私だけが

知らなかったのか分からないが、こんなになっていたなんて全然思わな

い。そんなことをやっていたということである。委員が8名でやっている

のに、委員の名前も言えないし、関係者の名前も言えない。そんなことで

市がこれに対し、これから将来、何十億か何百億円か分からないが出して

いく。なぜこういう不透明な、霧の中みたいなことをやっているのか。3

月中に決めたというが、4月28日に、協定を結んだというが、なぜこん

なにあせるのか。焦る理由は何か。

(都市整備部長)

 当初は組合設立の時期を平成26年度の、もともとは25年度中という

話があったと思うが、それから26年度の早い時期にという話があった。

そういうことを考え、逆算して12月くらいから募集をしたということで

ある。それは、「あせって」ということではなく、当初そういう計画で

あった。それがいま同意を集めていて、同意の取得状況が思うように進ま

ず、そちらの方が延びているので、その認可からすると大分前倒しし過ぎ

ではないかと思っている。

【金子議員】

 真田地区は事業を開始して25年経って、まだ延々と続いている。反対

派がいる。まだ相当の部分に市のお金をつぎ込むのかという気がするが、

今の答弁だと行き当たりばったりだと思う。で、この議会の中で、平塚市

はどれくらいの同意が必要かという部分の確約をお願いしたい。

(木川副市長)

 法上は3分の2以上ということであるが、円滑なこれからの事業運営に

ついては、できるだけ多くの賛同が必要だろうと、8割、9割を目指して

いくべきだろうと思っている。賛同については350人の地権者、できる

だけ多くの方、言えば350人の方に賛同していただきたいわけだが、そ

の状況を見て総合的に判断していくべきものと思っている。

【金子議員】

 「できる限り」とか「80〜90%」などの数字を使っているが、現実

に、これは3月いっぱいで組合を設立するという予定が秋まで延びてい

る。延びたというのは賛同者がうまくいかなかったからではないのか。6

月11日現在で賛同者が63%、面積で52%というのは非常にびっくり

する数字である。これしか賛同者がいないのか。この程度で本当にできる

のか。
(都市整備部長)

 今年1月に本同意を取り始め、全地権者350人がいる。確かに4月の

時点では人数も50%に届いていなかった。それが日々、少しずつは増え

てきて、6月11日現在、人数で63%、面積で52%となっている。こ

れはこれからも伸び続けなければならないし、そのように努力しなければ

ならないと思うので、今までいろいろな説明会を開催したが、それではご

理解いただけなかったことは反省すべきところだと思っている。よりきめ

細かな、ていねいな説明、そしてさらに将来にわたって具体的な説明を

して、より安心して事業に入っていけるような環境をつくっていきたい。

【金子議員】

 もう一度言うが、そのようなきれいな言葉を使ってもだめである。お金

を使うのだから。民間会社では計数管理が大事である。いつ完成・成立す

るのか。いくらかかるのか。また、どれくらいの同意になるのか。そのよ

うな予測を立ててやっているのではないのか。コンサルタントやアドバイ

ザーを使ってやっているのではないのか。そこに補助金が出ているのでは

ないのか。そんな答弁でよいと思うのか。

(市長)

 目標を持って同意率を高める努力をしていくこと。これはどうしてもや

らなければいけないことだと思う。なかなか数字を示せないのは申し訳な

いが、このまちづくりについては地権者の皆様の合意をいただけなければ

進まない事業なので、懸命に丁寧な説明をし、平塚市も、県も一緒になっ

て進めていきたい。



次回は7月11日掲載します。