金子修一 平塚市議会議員

 
2015/01/18 8:00:00|政策
「市政報告会と新春の集い」のお知らせ
          平塚八幡宮・左義長神事(どんど焼き)

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平塚市会議員  金子 修一

『市政報告会と新春の集い』
ご案内

               
               平塚市立野町 34−17
               電   話  32−3883


 日頃より市政活動にご理解いただき感謝申し上げます。

 さて、今年で第16回となりました恒例の

    『平塚市議会議員 金子 修一 市政報告会と新春の集い』

                                        を下記のように開催いたします。

 お知り合いの人達もお誘いいただき、ぜひご参加をお願いいたしま

す。
 
 
          記

日 時   平成27年1月24日(土)

      午後1時10分 開場

      1時30分〜3時00分

場 所   平塚市民センター 3F(市内見附町)


会 費   1,000円(軽飲食がつきます)

 







2015/01/07 7:00:00|議会
平塚市議会12月本会議「金子修一市議の質問と答弁」第5回

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標 題 3市職員の不祥事と職員意識の低下


【金子議員】

 平塚市は9月議会で本市職員のコンプライアンスと言える条例を可

決した。また10月28日には、私たち会派「平塚自民クラブ」とし

て両副市長に要望書を提出したが折、その面談の中で本市職員の職務

意識が低下しているので、その対策が必要であると申し入れた。しか

し、11月には本市職員が破廉恥な行為で逮捕されるという事件が発

生した。

 落合市長になり、本市職員の不祥事、すなわち警察事件は何件発

生したのか。職務上の交通事故、物損事故、交通違反の発生は何件に

なるのか。会派として両副市長に職員の意識改革を申し入れしたが、

その後どのような対策を実施したのか。


○落合市長になり、本市職員の警察事件は何件か、職務上の交通事

故、物損事故、交通違反は何件か。


(総務部長)


 落合市長が平成23年4月に就任して以降、本市職員が起こした警

察が関与した不祥事で、交通事故に関するものを除くと、平成24年

度に1件、平成26年度に1件で、合計で2件発生している。また、

職務上発生した交通事故としては、平成23年度には物損事故が17

件、平成24年度には物損事故が9件、人身事故が1件、平成25年

度には物損事故が21件、人身事故が4件、平成26年度には11月

30日時点で物損事故が9件、人身事故が1件となっており、合計で

62件発生している。なお、職務上発生した交通違反については、平

成26年度に1件発生している。


○会派として職員の意識改革を申し入れたが、どのような対策を実

施したのか。


(総務部長)


 職員の意識改革については、常日ごろから研修等あらゆる機会をと

らえて取り組んでいる。特に条例の施行後は、職員研修では10月1

日には新採用職員に対して、11月5日には主管級昇格職員に対し

て、いずれもコンプライアンスに関する講義を実施した。また、10

月10日には、「平塚市職員の法令の遵守等に関する条例」に関し

て、条例制定の背景と目的、職員の基本的な心構えや推進体制などに

ついて、全課長を招集し直接説明するとともに、所属職員への周知を

指示した。その後は「コンプライアンスチェツクシート」などの参考

資料を入手し、より効果的な取り組みに関しての検討を進めてきた。

なお、会派からの申し入れがあった10月28日以降では、11月

17日に「職員コンプライアンス推進委員会」を開催して、市民や職

員に対する平塚市のコンプライアンス体制の周知方法や、効果的な職

員研修の在り方、会派等から提案のあった外部委員の必要性、重点的

に推進するための当該委員会の取り組み目標などについて検討した。

今後は、12月に発行される広報ひらつかで条例の制定を周知すると

ともに、職員コンプライアンス推進委員会の具体的な行動方針を策定

していく。これらのことにより市民の信頼回復に努めるとともに、職

員の意識低下を防ぐための取り組みとして、しっかりと効果が上がる

実践的な工夫を施した研修を継続的に実施していくことを心掛けてい

く。



*** 一問一答による再質問 ***



【金子議員】

 市長に前々から申し入れているように、職員の職務意識が非常に緩

んでいる。そういう気がしてならない。そのことを先日も申し入れた

が、再度、その後の対策を聞きたい。


(総務部長)

 現在、さまざまな場を使って、コンプライアンスの推進に庁内全体

で取り組んでいる。コンプライアンス推進委員会を開いて、現在、ど

のような取り組みをさらにしていくのかなども含めて検討していると

ころである。今後は身近に起きた事案やその対応を紹介するなど、庁

内LANを使って全職員が共有するというようなことを地道に、継続

的に、体系的に進めていく必要があると考えている。これからも地道

に続けていきたい。



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平塚市議会12月本会議「金子修一市議の質問と答弁」連載 

.                      おわり
 







2015/01/03 8:00:00|議会
平塚市議会12月本会議「金子修一市議の質問と答弁」第4回
       明けましておめでとうございます(平塚八幡宮初詣風景)


 
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【金子議員】

 セットバックをしていない部分は県有地なのか、農道の扱いなの

か。


(産業振興部長)

 セットバックしていない部分は県有地である。


(都市整備部長)

 県有地と、その南側に一部民有地がある。その部分が5メートルに

広がっていない。その広がっていない部分の土地は、当然県有地と民

有地である。


【金子議員】

 その部分も法定の「3分の2」の中に入っているのか。


(都市整備部長)

公共用地以外の土地については、一権利者なので、当然、同意の対象

になる。


【金子議員】

 その部分の面積はセットバックすれば除外される。セットバックし

ていないということは、その土地も含まれた面積が、先はどの土地面

積での同意率の対象として入っているのか。


(都市整備部長)

 公共施設、道路、公園、河川用地などの整備用地以外の土地に関し

ては、同意率の基となる分母である約58ヘクタールの中に含まれて

いる。


【金子議員】

 そういうことを言っているわけではない。県有地の部分が同意率の

中に含むのか、含まないのか。逆に言えば、含んでいなければ面積で

の同意率がダウンするし、含まれていればアップするのではないか。

含んでいるのか含んでいないのか、それを聞きたい。


(都市整備部長)

 県有地については県道と同じ扱いなので、同意率を求める面積には

カウントされていない。


【金子議員】

 その横の個人所有地は、早急にセットバックさせた方がよいのでは

ないか。土地面積の同意率に影響してくると思うが、どうなのか。


(都市整備部長)

 そこをセットバックするかどうかは、農道整備の話である。あくま

でも今、民間の方が持っている土地は当然、法定同意の面積にカウン

トされることになる。


【金子議員】

 そこの部分をセットバックすればどうかと言っている。市がやりた

がらない理由も分かるが、それは不公平ではないのか。行政と私との

「見解の相違」だと思うがどうなのか。


(都市整備部長)

 仮に、民有地でセットバックされていない1反の土地があって、そ

こが数+センチセットバックをしても、さほど同意率に影響はないと

思う。そもそもその方が同意しているのかどうか把握していないが、

市で今お金をかけてセットバックをする理由はないと思っている。


【金子議員】

 なぜ、中心市街地にはお金を入れないのか。イベントの補助などは

当たり前である。どのようにしてよりよい市街地を作るのかというこ

とがお金をかけるべき仕事である。街の中のでは、「何も掛けないで

はないか」という話になっている。そこを聞いている。大神ではどん

どんいろいろな形で補正予算を付けたりしてすぐにお金が出ていくの

に、街の中はいろいろなことを言っても、補助金も出てこない。どう

考えているのか。


(市長)
 決して、中心市街地にこれまでお金をかけてきていないということ

はない。現在も一緒になって、これからどのようにもう一度中心街を

活性化させていくか。それを一緒に考えていこうという状況にもなっ

ている。中心街の皆さんがすべて、お金をかけていないという意見だ

というが、私はそうは感じていない。


【金子議員】

 まちの中は、商業地だが、固定資産税が12億4500万円上がっ

ている。そういう意味で、非常にお金を取られている、税金を払って

いるという認識である。そういう中で、大神の方にはどんどん行くと

いうことがある。紅谷町の長崎屋跡地のパチンコ店の問題は、最初か

らどこかに売り先がないかということをやっていた。それでも、あま

り必要性がないということだったのか。すぐに行政が取り上げて動く

べきだったのではないか。


(都市整備部長)

 長崎屋の跡地の北側に「紅谷町まちかど広場」がある。それは市で

購入し整備したもので、中心市街地まちづくり計画に位置付けられて

いたものを実現したものである。それ以外の民有地については、公共

施設用地として計画しているところはない。むしろ、民間の再開発を

誘導して、いかにコンパクトシティ化するか、街なか居住を進めるの

かというような政策をしているということである。


【金子議員】

 難しい問題だから、市長も部長も、私も、それぞれ思いはあるのだ

ろうが、それぞれの考え方の違いが明白になってきた。私は中心市街

地に住んでいるので内情はよく知っている。税の不公平感がある。そ

このところを、市民のニーズを大事にすべきではないのか。


(都市整備部長)

 もちろん市民のニーズは大事だと思うが、中心市街地は今、非常に

変化があるとおり、天沼の再開発から見附合周辺のことまで、諸々あ

ると思う。それらを総合的に、このまちをどうしていったらよいのか

ということを考えなければいけない。その中に当然、市民の二−ズや

商業者のニーズ、あるいは事業者のニーズがある。そのようないろい

ろな方から意見をいただき、皆さんが「こうあるべきだ」というよう

な街づくりを進めていくように、われわれも誘導していくものと考え

ている。


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.                                                        つづく

 







2014/12/30 8:00:00|議員
平塚市議会12月本会議「金子修一市議の質問と答弁」第3回
 
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*** 一問一答による再質問 ***

 
【金子議員】

 同意者が法定数に達した後、市は組合設立に同意するのかというこ

とだが、そのときになってみなければ分からないというのでは歯切れ

が悪い。再度答弁を求める。


(都市整備部長)

 地権者の同意率が法定数である全体の「3分の2」の同意では、裏

を返せば3分の1近くの方が同意していないということなので、その

状態で土地区画整理事業を認可して進めるとスムーズな事業の展開が

図れないということが当然想定される。今の段階でなるべく多く同意

をいただきたいということで、同意率80〜90%を目指していきた

い。


【金子議員】

 「個人情報取扱事務登録簿」が問題ではないか。これを見て愕然と

した。登録簿は平成25年4月1日に更新されているので、落合市長

はこれを見ているはずである。実施機関は市長名である。この登録簿

は組合設立準備会と神奈川県の共有であるということだが、個人情報

がなぜ民間の組合設立準備会に流れていくのか。もっとすごいのが、

「家庭状況」を見ると、親族、家族構成、居住、社会生活、学業、職

業、所属団体、経済状況、資産状況、収入所得、賦課状況、取引状

況。このようなものがすべて組合設立準備会、つまり民間に流れたと

いうことである。大神地区の人たちの情報が流れていることをどう考

えるのか。


(都市整備部長)

 家庭状況、生活状況、経済状況など事細かな情報が組合に流れてい

るという話だが、そもそもこの登録簿はツインシティ大神地区の運営

事務、いわゆる面整備の事業の推進のために登録しているものであ

る。この事業は市と準備会、県それぞれが一体的に整備を推進してい

る。その中で登録簿に記載されている事項だが、これは基本的には土

地登記簿から氏名や住所などの基本情報を入手し、そのほかの家庭状

況や社会生活などの状況については準備会がヒアリングを行い得た情

報を記録として残しているということである。三百五十数名の地権者

全体の情報がこの中に入っているということではない。したがってヒ

アリングを実施していない方の情報は登録されていない。


【金子議員】

 経済状況、資産状況、収入所得、賦課状況、取引状況なども書類か

ら見ると共有されて、流れているのではないか。これらの情報の収集

方法は、今の答弁とぜんぜん違うのではないか。本人からの収集、本

人以外からの収集、その収集元は平塚市自治会連絡協議会、そのほか

では保有する課、固定資産視課などから情報を取っているではないの

か。


(都市整備部長)

 例えば、平塚市自治会連絡協議会からは賦課状況や取引状況を入手

したということではない。「社会生活」の中に所属団体などがある

が、それは自治会の役員をどのような方がやっているかというような

情報をいただいたものである。したがって、そのようなところからす

べての情報をいただいているのではなく、事業を推進するために必要

な情報を必要な団体からいただいた、あるいはヒアリングで個人から

受けたということである。


【金子議員】

 この登録簿も問題かおる。市民の皆さんも、傍聴の方も議員も理解

してほしいのは、心身・家庭状況、社会生活、経済状況、そして「セ

ンシティブ情報」というものがあって、この中に「思想、信条、宗

教、人種、民族、犯罪歴」と、このようなものまで入っている。これ

は非常に問題だというのがこの件で発覚した。私はこのようなことを

いろいろな形で市が濫用しているのではないかという気がするが、答

弁を求める。


(都市整備部長)

 個人の情報を濫用しているのではなく、あくまでも区画整理事業を

推進するために必要な最小限の情報を入手して、事業に役立てている

ということである。先はどのセンシティブ情報、「思想、信条、宗

教」といったものは一切入手できないことになっている。


【金子議員】

 厚木市の森の里の残土をツインシティに搬入する。市は詳細を把握

していないというが、本当は把握しているのではないか。


(都市整備部長)

 内容は把握していない。覚書を結んでいるという情報は得ている。

それはこの質問を受けてから大神の土地区画整理組合設立準備会なら

びに厚木市役所、そして森の里東組合に確認して、そのような覚書を

結んでいるということは分かったが、中身については、それぞれから

「一切公表しないでほしい、公表できない」ということを確認してい

る。

【金子議員】

 県有地のセットバックの問題だが、まず、県有地なのかどうか確認

したい。


(都市整備部長)

 当該の土地は県有地である。平成の何年かに県が国道129号沿い

に「道の駅」を造りたいという構想があり、それに基づき購入したも

のだと聞いている。


【金子議員】

 それでは、ほかの個人所有地はセットバックを行っているのに、な

ぜこの県有地だけセットバックを申し入れないのか。


(産業振興部長)

 この農道については、全体が5メートルの幅員で平成元年に整備を

していたが、買収が整わなかった部分が約70メートルある。この部

分の幅員は4・1メートルある。今現在、市内では、農道を整備する

ときに有効な車道幅員は4メートルという形で整備している。そのよ

うなことから十分にいまの農道の基準をクリアしている。ほかに整備

しなければならない農道がたくさんあり、この場所は今の基準ではク

リアしていることからほかの場所を優先して整備している。


【金子議員】

 4・1メートルの幅員があれば農道の基準に合っているというが、

ほかのセットバックを行った場所はどうするのか。


(産業振興部長)

 今の状況で、限られた予算の中でどこを整備しなければならないか

ということを考えたときに、ほかに幅員が4メートルないところやガ

タガタの道もたくさんあるが、この大神の農道については幅員が4

メートル以上ある。5メートルで造った場所もあり少し形は悪いが、

農道としての機能はしっかりと果たせるということで、ほかの場所を

先行している状況である。


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2014/12/26 8:00:00|議会
平塚市議会12月本会議「金子修一市議の質問と答弁」第2回
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標 題 2ツインシティ大神地区土地区画整理事業の問題点


【金子議員】

 ツインシティ整備事業は正念場を迎えている。以下質問する。

@同事業の地権者の同意率は。

Aこの事業は組合設立し、線引きの承認申請が来年3月末である。こ

の期限を延長することを県と話し合っているというが、それは事実

か。

B地権者の同意が法定数字に達したとき、市はただちに組合設立に同

意するのか。過去の市長答弁によると、90%以土、その後80〜90%

と答弁しているが、変更はないか。

C個人情報取扱事務登録簿の中に「ツインシティ運営事務」が、都市

整備課で所管されている。事務の目的は、ツインシティ大神地区土地

区画整理組合設立準備会および神奈川県との情報共有で、その対象

者はツインシティにかかわる地権者、借地権者となっている。その記

録内容は、「家庭状況、社会生活、経済状況」とある。この個人情報

を民間である組合準備会と共有していることは、個人情報のたれ流し

ではないか。市民のプライバシーを市長はどう考えているのか。

D厚木市森の里東土地区画整理事業が組合施行で実施される予定であ

る。その開発による残土80万立方メートルが、ツインシティ計画地

内に搬入されるとのことである。それは事実か。

E大神864〜868番地に県有地が存在している。その土地の道路

の部分がセットバックされていない。県は平塚市より申し出がないか

らセットバックしないと言っているようであるがそれは事実か。市長

はこの件に関し、十分認識していると聞いているがそれも事実か。

F市の中心市街地は商業、住宅の人口密度の高い地域である。ここに

住む商業者、市民からよく聞く話は、「大神の開発にお金を注ぎ込ん

でいくから、まち中は衰退していく」ということである。元長崎屋跡

地にパチンコ店が出店するが、なぜ市はこの用地を取得して市の公共

施設を造らなかったのか。



@ツインシティ大神地区土地区画整理事業における地権者の同意率

を伺う。


 
(市長)

 地権者の同意率については、12月2日現在での同意状況は、人数

では地権者353人のうち257人の同意で、同意率は約72.8%

である。面積では、約58ヘクタールのうち約38ヘクタールの同意

で、同意率は約65.5%である。


A「第7回線引き見直し」の申請の締め切りの延長について、県と

話し合っているのは事実か。



 (市長)

「第7線引き見直し」については、ツインシティ整備事業の実現に向

け、神奈川県に対し、私をはじめ、副市長および都市整備部長がそれ

ぞれ県に出向き、調整を行ってきた。これまで、平成26年度末を目

途に第7線引き見直しにかかる都市計画の変更案の申し出を行う予定

で進めてきたが、このほど県から、その申し出は平成27年6月末ご

ろを目途とするスケジュール変更の通知があった。引き続き、県との

協議、調整を図っていく。


B地権者の同意が法定数字に達したときは、市はただちに組合設立

に同意するのか。また、目標同意率を80〜90%としていること

に変更はないか。



 (市長)

 組合設立の認可申請をするための要件である3分の2の同意では、

土地区画整理組合設立後の事業運営が厳しいことが想定されるため、

スムーズな事業運営を図るためにはより多くの同意が必要であり、こ

れまでどおり8〜9割の同意を目指していきたい。


Cツインシティにかかわる地権者等の個人情報を組合設立準備会と

共有していることについて、市長はどう考えているのか伺う。



 (市長)

 個人情報収集の目的だが、ツインシティ大神地区土地区画整理事業

や市街化区域編入により農地が宅地化され、各々の資産価値変動が見

込まれるため、地権者や土地の状況を把握し、事業計画による造成計

画の検討や、地権者の土地活用等を個別に検討する必要があるためで

ある。また、個人情報取扱事務登録簿の記録内容については、家庭状

況として、戸建て形状等の建物状況、社会生活として、兼業農家等が

多い状況を踏まえて勤務先等の連絡先、経済状況として、所有地番や

将来の土地活用の設計に必要な営農等の収入状況である。これらの情

報については、登記事項証明書のほか、個別ヒアリングを実施した際

に収集した。また、これらの情報を準備会と共有していることについ

ては、登記事項証明書は一般に公開されているものであり、ヒアリン

グは当時、県市を事務局として準備会が主体となり実施したものであ

る。プライバシーについては、十分な配慮を行っている。


D厚木市の「森の里東土地区画整理事業」に伴う建設残土がツイン

シティ計画地内に搬入されることは事実か。



 (市長)

 厚木市森の里東土地区画整理事業に伴い発生する土砂のツインシテ

ィ大神地区への搬入については、本市は詳細を把握していない。準備

会では事業費の削減に向けて、他地区の事業によって不要となった土

砂の活用についてさまざまな検討を行っていることは事実である。一

般的には、土地区画整理事業に伴う基盤整備を行う際に、造成工事に

必要な土砂の確保が必要であり、土砂購入により費用が発生するの

で、他地区からの土砂活用を検討することは事業費削減への取り組み

として重要であると考えている。


E大神地区の県有地に隣接する道路のセットバックについて伺う。


 (市長)

 当該の道路は、認定外道路ニノ堰55号線であり、市が用地を取得

し農道の拡幅工事を行っているものである。平成元年に工事を実施し

たが、当時は県の所有地ではなく別の地権者が所有していた。農道を

拡幅するために地権者と用地交渉を行ったが、交渉が整わなかったた

め、当該地は拡幅には至らず現在の状況となっている。


Fツインシティ大神地区に市の予算をつぎ込むことで、中心市街地

が衰退するという声を聞く。なぜ市は紅谷町の長崎屋跡地を市が取

得して公共施設を造らなかったのか。



 (市長)

 中心市街地のまちづくりについては、都市マスタープランにおい

て、「大規模店舗の撤退等が発生した際は、周辺の土地利用を含め、

立地環境を多角的に評価し、計画的な土地利用の誘導を進める」とし

ており、あわせて市街地環境の整備と改善を図るため、「平塚市優良

建築物等整備事業補助金交付要綱」に基づく補助金により、民間事業

者による再開発を促進することとしている。さらに、上位計画上も、

当該用地を公共施設用地として活用するという位置づけがないことか

ら、長崎屋跡地の取得を行わなかった。なお、中心市街地活性化のた

めの本市の近年の取り組みについては、平塚駅北口駅前広場のバリア

フリー化、紅谷町まちかど広場や駅西口駐輪場の整備、中心市街地で

開催されるイベントヘの補助等を実施している。



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