山神社祭礼(平塚八幡宮末社・宝町)
5月16日(木)、市議会は5月臨時会を開催し、正副議長の選挙を
実施しました。
当日、朝9時より議会運営委員会(議運)、10時から本会議を実
施し議長他の役員を決定する予定でした。
9時からの議運は開始早々、流会、再開の繰り返しでその都度 本
会議開催も延ばされました。
各会派の思惑もあり、なかなか候補者選出には手間取ったという
ことです。
前日の5月15日(水)現在の各会派の議員名を紹介しておきま
す。
湘南フォーラム(民主系、出村・山原・府川・小泉・端・内堀・米村
7名)、清風クラブ(保守系、須藤・吉野・黒部・坂間・数田・佐藤(女)
6名)、公明党(鈴木・永田・伊藤(女)・秋澤・小笠原(女) 5名)、平
塚自民クラブ(保守系、岩田・臼井・出縄・金子 4名)、共産党(渡
辺・松本(女)・高山 3名)、無所属、高橋・江口(女)・鈴木(女、ネッ
ト)・片倉・野崎
各会派、各議員の思惑は選挙前の4月下旬から動きが始まりまし
た。
まず、平塚自民クラブが保守合同を求め清風クラブに申し入れし
ました。
結果的には返事がなく、無しのツブテでした。
選挙の4〜5日前、清風クラブ(保守)と湘南フォーラム(民主系)が2
年前と同様選挙の協力の話し合いに入った。
清風クラブは議長候補が会派内で、黒部4票、吉野2票で黒部に
決まりました。
議長選の前日は各会派の候補者支援に水面下で活発に動き始め
ました。
当日の動きは激動でした。
まず、平塚自民クラブが会派名称を変更し、2年前の平塚クラブに
戻し、保守合同を目指しました。
清風クラブは吉野が会派離脱に踏み切り、無所属になりました。そ
の直後、前々から清風クラブ入会を誘われていた片倉、野崎が合流
し7名になりました。
議運は何回となく流会、本会議の開始時間も不明となりました。
昼前頃より、態勢が固まってきました。
無所属になった吉野に、平塚クラブ(4名)、共産党(3名)、無所属
(高橋・江口・鈴木と吉野)の11名がまとまり、平塚クラブは公明党
の5人に協力を求めました。
前々より、平塚クラブと公明党とは協力関係にありました。しかし、
この議長選では、黒部に投票するということでした。
午後1時40分頃、本会議が開催され議長選挙が行われ、黒部19
対 吉野11 でした。
公明党5票がのった黒部が選出されました。
公明党が吉野に投票していたら、吉野16 対 黒部14 で吉野の議
長となります。
吉野を支持した私にとって、返す返すも残念です。
正副議長選挙後の監査委員他、各種委員の選出は議長選の余
波がもろに露呈しました。
監査委員には、清風クラブ、湘南フォーラム、公明党、平塚クラブ
の4会派が手を挙げました。
定数2名です。 すさまじい闘いが始まりました。
市民にとっては馬鹿馬鹿しい話ですがこれを書き添えます。
議長選後、議運で監査委員を決めることになっていました。この話
し合いが何度となく流会、再開の連続で4会派が一歩も引きません。
市役所終業時間の5時15分を過ぎました。
まず、清風クラブの委員が議長当選したので監査委員は放棄し、
公明党に譲ると発言しました。
取りようによっては、議長選挙で清風クラブは公明党に監査委員
を渡すので投票依頼をたのんだというように聞こえます。
この発言で、平塚クラブは更に硬化しました。
議会事務局より、現在の仮議事堂になっている勤労会館は指定管
理者(民間)運営になっているので遅くとも9時には終わらせて欲し
い、駄目な場合は本会議を開いて翌日へ会期延長を議決して欲し
いとの要望がありました。
議運としても当日はまとまる雰囲気でないので、夜8時30分本会
議を開催し翌日の会期延長を決めました。
5月17日(金)、朝9時から議運が再開され、11時30分過ぎ監査
委員を降りた会派は取った会派から農業委員を割り当てられるとい
う条件で合意した。その結果、湘南フォーラムが監査委員を放棄、
平塚クラブが農業委員を放棄し交互に入れ変えるということで決着
しました。
この後、午後2時30分過ぎ本会議が開催され、3時過ぎすべての
議案が可決されました。
正副議長選挙の臨時議会が2日間にわたるのは8年振りのまれ
にみる異常事態です。
平塚市議会という密室の中の権力闘争を公開しました。
議員がこれ程までに役職取りに活発なエネルギーを持っているの
なら、本会議、常任委員会の質問に活発な発言をなぜしないのか
〜。不思議です。
今の平塚市議会は正副議長に立候補する時にも全議員の前での
所信表明もありません。そして、議長就任時は会派を離脱して無所
属になる。
これらを改革しないといけません。
26年度、平塚市は全国競輪議長会(38市)の会長になります。議
長選出は真剣に考えなければいけない重要な時でもありました。
議員の一人として、市民の皆さんに議会内のゴタゴタを心よりお詫
び致します。
(議員の敬称を略します。)