金子修一 平塚市議会議員

 
2015/09/23 8:00:00|議会
平塚市議会 9月定例会の質問と答弁 A
平塚八幡宮・ぼんぼり祭(社殿より市街地を望む)
 

 平塚市議会9月定例会の質問を9月8日に実施しました。

 議会質問の行政側の答弁内容が議会事務局より配布されたので数回に

わたりこれから掲載します。



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


 【金子議員】

 東海大学の事例とは真田の問題だと思うが、市のそのときの判断、こ

れは確約できるのか。要するに市長が判断するのかどうかという確約が

できるのか。

 (都市整備部長)

 そのときに何%にするという確約を今するということではない。あく

までもそのときになって、その現場の状況を見ながら軽減措置を継続す

るかどうかを判断するということ、その判断をするということはもちろ

ん確約できるし、それは税務を担当している総務部、あるいは都市整備

部、庁内の関係部の意見をすり合わせたうえで最終的に市として決定し

ていくというものである。

 【金子議員】

 そうすると現段階では市の全体、要するに平塚市として5年先に、事

業展開によってだが、軽減措置ができるということてよろしいか。

 (都市整備部長)

 今の段階で5年後についてできるとはっきり言うわけにはいかない。

それはあくまでもそのときに判断するということである。ただし、今ま

での事例からすると、そういう可能性があるかと考えている。

 【金子議員】

 これから5年先の話だが、来年度から課税がアップされて、農業者、

現在農業をやっている人たちに対して税金が上がっていく。農業者への

対策というのはどう考えているのか。

 (都市整備部長)

 農業を継続する方はもちろんいると思うし、農業を継続したくても土

地の造成工事が今年度から順次始まるので、事業によって農業を続ける

ことができなくなった方に対しては、一般的には組合でその農業収入に

対する補償をしている。立毛補償というものである。通常農業をしてい

たら農業収入を得られるだろうというものを補償する制度であるので、

そのように処理されていく。

 【金子議員】

 今の政策というのは、現在大神地区には賛成の人々異議を唱えている

人いるが、そういうものは説明しているのか。

 (都市整備部長)

 個々の問題に対して、質問があったときには当然説明している。た

だ、ここでようやく市街化区域に編入し、組合の認可が下りて9月22

日に設立総会が開かれる。それから順次農業を継続したい方にはこうい

う制度があるという説明を繰り返し行っていきたい。

 【金子議員】

 行っていきたいのと説明をしたのとは違う。説明をしたのかどうか聞

いている。

 (都市整備部長)

 全体での説明、例えば先ほど言った立毛補償という農地に対する補償

について全体説明会として説明したかという資料は今私の手元にはない

が、個々の相談を受けたときにそのように対応したということは聞いて

いる。

 【金子議員】

 今の答弁だと部長が対応していないようである。平塚市として方針を

出しておかなければいけないのではないかと思うが、今後どう考えてい

くのか。

 (都市整備部長)

 事業が始まってから農業を継続したいという方がいれば、まずいつま

でできるのか、あるいは水の問題などいろいろな問題があるので、その

辺についてはその場所によって違うので、個々の説明というか対応にな

ろうかと思う。それで、その際にその場所場所ごとにいつごろ工事が始

まるのか、あるいはいつごろ新たに自分の農地ではなく、今度は宅地と

して利用できるのかということも含めて個々に説明をしながら理解を得

ていきたいということと、合わせて先ほどの補償の問題、あるいは税金

の問題についても分かりやすく説明していきたい。

 【金子議員】

 議会という公の場になったので、この問題が提起されたから公という

部分になるから、今後やはりこういうところまで農業者に対するか地権

者に対して説明をしておくのが適切ではないかと思うが、今後これに対

してどう考えるか。

 (都市整備部長)

 今後もちろん事業をスムーズに進捗するには、それぞれいろいろと悩

み、課題を抱えている方がたくさんいるので、それは個々の問題として

説明を繰り返ししていきたいと思っている。それと、先ほどこれまで説

明をしていなかったのかということだが、仮申し出の説明会というのを

行っており、その際に先ほどの立毛補償などの説明をしている。

 【金子議員】

 学校建設は延期になるという話だが、どれくらい延期になるのか。

 (学校教育部長)

 相模小学校の移転問題については、相模小学校の建設については設計

に2年、建設に2年ということが物理的な部分ではある。そういった中

ではやはり建設には保留地の確保というところがポイントだと考えてお

り、その辺が明らかに部分にならないといつごろまでの延期ということ

を具体的に言うのは難しいと考えている。いずれにしても相模小学校の

移転ということについては、大神地区と市との約束ということなので、

これが早期に実現できるよう庁内関係部課と連携をとって進めていきた

いと考えている。

 【金子議員】

 学校建設の保留地というのは学校建設の場所だと思うが、組合設立し

たのだから、保留地はスムーズにいくのではないのか。

 (都市整備部長)

 相模小学校の建設予定地というのは大神公民館の東側の約2ヘクター

ルを予定している。そこを保留地として生み出して、学校用地として市

で購入して学校を建設する予定になっている。そこのところには住んで

いる方もいるし、事業を営んでいる方もいる。また農地として持ってい

る方もいる。まずはそういった方の理解をいただきながら、さらにはそ

の方の移転先を先行整備していって、なるべ<早く当該保留地が更地と

して、建設用地として生み出せるようにしていきたい。

 【金子議員】

 事業の総額220億円は大丈夫だという答弁だが、何回も私は聞いて

いるが、本当に220億円で大丈夫なのか。それと、この事業の補助金

は31億円ということだが、これは追加を繰り返すことはあり得るの

か、ありえないのか。というのは、事業計画は平塚市が作った事業計画

ではなくて、組合設立の準備会が頼んだ民間業者が作った計画書だと思

う。それをいつも前面に出して220億円と言ってきているが、これは

確約できるのか。

 (都市整備部長)

 確かに市の作った計画ではない。それは民間の事業者が作った計画だ

が、その積み上げについては今年の4月1日に認可申請書を受けてから

縦覧までの間、約1か月だが、細かくチェックした。その際には、国土

交通省で公表している公共工事の設計労務単価などを使って適正に積み

上げがされているということも確認しているので、現段階で220億円

を超えるということの想定はできないし、このまま推移していけば

220億円で事業が実施できると捉えている。

 【金子議員】

 今後それが増えたときに、問題はその15年、そこまでが事業計画に

入っていて、みなさんがここで議論したってこれはスタートの段階であ

る。15年先だというと私も分からないし、みなさんも分からないと思

う。そういう中でこの補助金が31億円で大丈夫です、220億円で大

丈夫ですと、それを言い切れるのかどうかが大事だということである。

事業は民開がやることだからそれは構わないが、補助金は市が出す。税

金で出していく問題だから、補助金がいくらになるのかというのが今後

重要な問題になっていくと思う。将来の人たちがこれを負担しなければ

いけない、そういう大事なお金である。それが大丈夫だと言い切れるの

かどうかというのを私は心配している。それはどうなのか。

 (都市整備部長)

 土地区画整理事業費の220億円については先ほど言ったとおりであ

るが、市で約束しているのは220億円が増えるか増えないかというこ

とではなくて、平均減歩率41.6%をこれ以上上げないように、それは

地権者にこれ以上負担をかけないように市の方できちっとサポートさせ

ていただくということである。仮に220億円を超えるようなことが

あったらそれはまた別の、例えば国、県の補助金を活用してなんとか穴

埋めをするということもあろうかと思うし、さらには技術的に、例えば

道路の線形を変えたりもろもろの設計をもう一度見直してもう少し減歩

率、公共減歩が下がらないかどうかということも検討しなければいけな

いと考えている。さらには先の議会でも出たとおり、搬入土について、

少しでも安価に、あるいは無償で、さらには有償で入れることによって

事業費の圧縮ができると考えているので、そういうことも含めて相対的

に今後検討し、努力していきたい。

 【金子議員】

 事業費の問題だが、Aでイオンモールなどの誘致企業、これは確約さ

れているという答弁をしたが、例えばイオンモールは商業施設なので、

何年というめどが立たなければイオンモール自体が、厚本の方によい場

所が出たらそちらに移ってしまうという事例が発生したときなどは、今

度は大神の方は買収していても途中で止めてしまうようなことが起きる

のではないか。買収しててもというのは確約していてもそれが買収しき

れないうちに終わってしまうということなのだが、その辺はどう考えて

いるのか。

 (都市整備部長)

 議員が言ったような厚木の方に適地があれば、というのは私は知らな

いが、今のイオンモールの意向だが、それはあくまでもあの大神の土地

に進出をするという意思がある。今は仮契約だが、正式契約がいつかと

言うと、組合設立後、年度内くらいには仮換地指定ができるかと思う

が、その時期を見て正式契約を結んでいくという予定になっている。そ

の後どうするかということはまだはっきりしていないが、土地が空いた

段階で徐々に建設工事が始まっていくというのが今の情報である。

 【金子議員】

 この事業の非常に危惧される部分が相当ある。地権者が、全部で

90%以上が賛成していないということが大きな問題になってくるが、

組合設立したときに内部でいろいろトラブルがあって、どんどん延びて

いってしまったときに、この責任は、Dに入ってくるが、この責任は理

事者の責任だという答弁があったが、私はこれを進めている行政も責任

があるのではないかと思う。行政のトップは市長である。市長にこれは

どういう考えを持っているのかと聞いたが、部長が答弁し、私の質問は

従来から市長になりかわって部長が答弁するので、私は部長が平塚市長

だと思っているので部長の方を向いて質問をしているのだが、これは本

当に組合の理事者が、代表が当然論理上は責任を取るのだが、行政に責

任はないのか。

 (都市整備部長)

 法律上として、先ほど区画整理法上の規定によってという話をした。

ただ、このプロジェクトはもともと県、あるいは期成同盟会で作ったツ

インシティ整備計画に基づく計画である。さらには本市の北の核として

の大きなプロジェクトで、平塚市としても積極的に推進しなければいけ

ないという立場であるので、最終的な責任うんぬんではなくて、それは

最後まできちっと我々として責任を持って事業を収束させていく、その

ための努力をしたいということである。

 【金子議員】

 最後に、市長は本当に地権者の相当の部分の合意が得られない現在で

進めていくということをよしと思っているのか。

 (市長)

 先ほど、議員は9割が同意をしていないという話をしたが、逆で、

82%の方が同意をしている。だからそういう方の意思確認も取れてい

るわけなので、しっかりと事業は進めたいと思っているし、今後組合に

対してもしっかりと支援していきたいと思っている。

 【金子議員】

 私の考えは20%の人がおかしいよと、もっと説明とかいろいろして

ほしいという部分があるので、そこの部分を大事にしなければいけない

のではないかと言っている。いかがか。

 (都市整備部長)

 議員の言うことはよく分かるし、残り20%弱、17%の方の同意は

いただいていない。そういった方に同意をいただかないとこの事業はな

かなかスムーズに進んでいくということはできない。したがって、これ

までの繰り返しになるが、より丁寧に説明をしたいということと、例え

ば4月1日に認可申請を受けたときには同意者が261人だったが、そ

れに対して現在は291人ということで、この7〜8月で30人近くの

方が同意書を出していただいている。それは、事業がせまってきたとい

うこともあろうかと思うが、やはり個々の具体的な検討に入ってきた段

階かと思っているので、そういったことを大事に、細かく説明しながら

理解をいただいていきたい。


 

.                          つづく

 







2015/09/19 8:00:00|議会
平塚市議会 9月定例会の質問と答弁 @
平塚市湘南平より平塚市街・江ノ島・三浦半島


 平塚市議会9月定例会の質問を9月8日に実施しました。

 議会質問の行政側の答弁内容が議会事務局より配布されたので数回にわ

たりこれから掲載します。



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜



標 題  1 家庭ごみ有料化と収集の民間委託


【金子議員】


 家庭ごみの有料化は全国的に実施され、近隣自治体でも取り入れられて

いる状況である。本市では、家庭ごみの有料化についてどのような考えを

持っているのか。

 また、家庭ごみの収集は、福祉戸別収集と粗大ごみを除き、ステーショ

ン方式を採用している。市街地、住宅地を問わず、ごみステーションに関

わるトラブルが地域問題となるケースが数多くあるように思われる。そこ

で、ごみを各家庭の玄関先に置く戸別収集方式を取り入れ、従来のステー

ション方式との併用を実施してはどうか。

 ごみの収集運搬処理に関わる経費は多大である。現在、本市の家庭ごみ

収集は、ペットボトル、容器包装プラスティックを除く資源再生物以外

は、市職員による直営で実施されている。本市においても、民間収集事業

者を活用した業務委託の導入を考慮すべき時期にあると思われる。ただ

し、収集作業職員がいる以上、一気に民間委託に切り替えるようなことは

不可能だと思うが、部分的にテストケースとして民間委託を導入してはど

うか。


○家庭ごみの有料化について、どのような考え方を持っているか。

 (環境部長)


 家庭ごみの有料化を導入する他の自治体は、ごみの減量化が必要不可欠

な状況を契機としている。一方、本市では、ごみの総排出量は減少傾向に

あるとともに、ごみ処理施設の稼働をはじめ、焼却灰の資源化処理など、

円滑に運営しているところである。家庭ごみ有料化の導入は、ごみ減量意

識の向上、資源化率の向上、公平性の確保などに効果があるとされている

ので、市民理解を得られる説明が必要だと考えている。


○家庭ごみの戸別収集導入とステーション方式との併用を実施してはど

うか。

 (環境部長)


 現在、家庭ごみのステーションは市内約9300か所設置されている

が、ガラス被害への苦慮、ごみの分別、減量化意識の低下による不適正排

出、ステーションの設置、変更が容易ではないなど、維持管理を主に担っ

てもらっている地域自治会の負担が増している。戸別収集は、収集場所が

増えることによる経費増が見込まれる一方、現状におけるごみ排出に対す

る公平性の確保や自治会の負担軽減、さらに、今後の老年人口増加を見据

えたステーション排出困難者への対応などの諸課題解決とともに不適切排

出の抑制効果も期待できるものと考えている。


○家庭ごみ収集業務の民間委託を導入してはどうか。

 (環境部長)


 現在、大型ごみなどの収集は予約申し込み制で実施しているが、家の中

からの運び出しや引っ越しの際に発生する一時多量ごみの収集には対応し

ていない。そこで、現在事業系のみに限定している本市の一般廃棄物収集

運搬業の許可条件を一部家庭系まで拡大していくことについて、来年4月

の実施を目途に、市民の利便性の向上および民間活用の観点から平塚市廃

棄物対策審議会に審議をお願いしているところである。また、定年退職に

よる収集業務職員数減少に対応する民間委託について、家庭ごみの有料

化、戸別収集導入とも合わせ具体的に検討を進めていく。



*** 一問一答による再質問 ***


【金子議員】


 平塚市の予算の執行の中で、ごみの収集には相当の経費がかかってい

る。その中で、これから市民に対しても行政の支出に対する応分の負担と

いうか、自己の負担分は必要な時代に入ってきている。平塚市だけでな

く、このごみの収集問題は全国的にも大きな問題になってきている。収集

の部分で、平塚市は3人乗車でごみ収集を直営でしているが、その部分は

少し経費を節減しなければいけないというのが私の持論であり、無料化と

いうのは市民にとっては非常にありかたい政策だと思うが、私はこの部分

も少しは負担していただきたいということも考えている一人である。そん

な中でこの有料化も、全面的にコストがかかった分を市民に負担してもら

うというのではなく、それ相応の部分の有料化というのが必要ではないか

ということである。そういう前提があるが、答弁で市民理解が必要である

と言っていた。まったくそのとおりだと思うが、この必要な市民理解を今

後どのように得ていくのか。廃棄物対策審議会で協議するという答弁も

あったが、行政ではどのように市民理解の必要性を考えていくのか。

 (環境部長)

 先行の自治体の内容から、アンケートを実施する、または丁寧な自治会

への説明をするというようなところで、年数もそれなりにかけて理解をい

ただいてきたという自治体の状況が見られる。本市としても廃棄物対策審

議会の議論はまた改めてしてほしいと思っているが、市民の理解が十分に

行き届かないと有料化については簡単に前へ進めないという理解をしてい

るので、時間をかけて説明していくという部分が第一になるだろうと認識

している。



標 題  2 ツインシティ大神地区土地区画整理事業の問題点


【金子議員】


 大神地区土地区画整理事業は、8月28日に同地区内は市街化が確定し

た。しかしこの地区内は、従来からツインシティ大神地区土地区画整理組

合設立準備会が存在し、これに平塚市が肩入れするという図式により現在

に至っている。現在、組合が新たに設立されたが、この事業は多難、苦難

が予想される。それは組合設立に異議を唱える地権者が5分の1近くいる

ということである。

@この事業完成は、何年何月を予定しているのか。また事業地内の道路、

水道などのインフラ整備はいつ着手し、完成は何年になるのか。

Aイオンモールなどの誘致企業は確実に進出するのか。学校建設は計画通

り完成するのか。

B農地が市街地になり、年々固定資産税がアップし、5年後には100%

市街地課税になる。現在農業で生計を立てている農家は、この事業の遅

れ、不確定要素の発生でダメージが多大になる。市はどのような対策を考えているのか。

Cこの事業の総額220億円は、改めて見直しをしたのか。市のこの事業

に対する補助金はいくらになるのか。

Dこの事業が計画どおりに進展しない場合、これを積極的に進めている市

長は、責任をどのようにとるのか。これは市長の答弁をお願いしたい。


○事業完成の時期およびインフラ整備の着手と完成時期はいつか。

 (都市整備部長)


 ツインシティ大神地区土地区画整理事業については、インフラ整備は今

年度中に着手し、おおむね12年後の完成を予定している。また、事業完

成は、清算期間を含めて15年間を計画しているので、平成41年度末を

予定している。


○誘致企業進出の確実性と相模小学校完成時期について伺う。

 (都市整備部長)


 立地企業予定者は3社がツインシティ大神地区土地区画整理組合設立準

備会によって選定されており、本年6月の準備会主催による事業推進説明

会では、各社から地権者に対し土地区画整理事業区域内への進出の意思

と、施設計画の概要が改めて説明されたところである。今後の流れとして

は、平塚市ツインシティ大神地区土地区画整理組合の設立総会の承認を経

たうえで、仮換地指定時期を目途に、土地区画整理組合などと正式契約す

る予定となっている。また、相模小学校については、平成30年4月の開

校は延期せざるを得ない状況である。


○農地の固定資産税減免措置終了後の対応を考えているのか

(都市整備部長)


 ツインシティ大神地区について、本年8月28日の市街化区域編入に伴

い、農地における固定資産税の納付額は平成28年度から市街化区域とし

ての課税になるが、手続きをもって平成28〜30年度の3か年は10分

の9が減額され、平成31年度については3分の2が減額されることにな

る。平成32年度以降については、事業の進捗状況により、免除措置の継

続について判断していきたいと考えている。


○事業費220億円は見直したのか。市の補助金はいくらか。

 (都市整備部長)


 ツインシティ大神地区土地区画整理事業の事業計画については、認可申

請から縦覧までの間に審査しており、近年の社会経済情勢の変化による建

築資材単価や人件費の上昇分を考慮して公共施設整備費などの経費を積み

上げていることから、現在の計画どおり推進していくものと考えている。

また、市の補助金については約31億円を予定している。


○計画期間で事業が完成しない場合、市長はどのように責任を取るの

か。

 (都市整備部長)


 土地区画整理法の規定により、土地区画整理組合の理事が組合を代表す

ることになっている。なお、ツインシティ大神地区は本市の将来都市構造

において重要な北の核となることから、このまちづくりを実現するため、

事業完了までしっかりと組合を支援していきたいと考えている。



*** 一問一答による再質問 ***


【金子議員】


 答弁で15年後完成を目途にしているとあったが、それは議員に配られ

たツインシティの事業内容でもそのように書かれているので、それが答え

なのかなというのが私の感じたことである。それで、この事業完成が12

年後と言ったが、ここにいる方々は12年後ここにいるのか。いないとい

うのはだれでも分かると思うが、その中でいろいろ重要な問題がいくつか

ある。@からDまで質問したが、一番私がダメージをこうむるのが、もし

この事業がおかしくなったときは、農家の問題、100%課税に5年先に

なるのをどうするのかと言ったら、5年後に軽減措置を、そのときに判断

するという答弁をしていたが、それでよいか確認したい。

 (都市整備部長)

 農地の固定資産税の軽減措置について、これは地方税法に規定されてお

り、3年間は10分の9が減額、4年目は3分の2が減額される。5年目

以降については地方税法の規定は特にない。それは市の裁量で決めること

になるので、そのときに事業の進捗がどの程度進んでいるのか、あるいは

使用収益の停止になっている人、あるいはそのまま使う人、いろいろな状

況があるので、そういう事業の進捗をもろもろ加味しながらその段階で判

断していくということである。

 【金子議員】

 市の裁量とはどういう部分なのか。

(都市整備部長)

 これはこれまでも東海大学の近くで行っている土地区画整理事業の5年

目以降、固定資産税などを減額しているという事例もある。あくまでもそ

の事業の状況を見ながら判断するということであるので、そのときに

100%課税をかけるか、あるいは何%減額するのかということを市の裁

量でその状況を見ながら判断するというものである。

 

.                          つづく







2015/09/04 8:00:00|議会
平塚市議会9月議会質問
平塚市役所
 

 平塚市議会9月定例会で下記の質問をします。

 質問は9月8日(火)10時からです。


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


質問項目


1 家庭ごみ有料化と収集業務の民間委託について


 家庭ごみの有料化は仝国的に実施され、近隣自治体でも取り入れられて

いる状況です。本市では、家庭ごみの有料化についてどのような考えを

持っているのか伺いたい。また、家庭ごみの収集は、福祉戸別収集と粗大

ごみ(臨時ごみ)を除き、ステーション方式を採用している、市街地、住

宅地を問わず、ごみステーションに係るトラブル等が地域問題となるケー

スも多くあるように思われる。

 そこで、ごみを各家庭の玄関先に置く戸別収集方式を取り入れ、従来の

ステーション方式との併用を実施したらいかがか伺いたい。

 ごみの収集運搬処理にかかる経費は、多大である。現在、本市の家庭ご

み収集は、ペットボトル、容器包装プラスティック(プラクル)を除く資

源再生物以外は、市職員による直営で実施されている。本市においても、

民間収集事業者を活用した業務委託の導入を考慮すべき時期であると思わ

れる.ただし、収集作業職員がいる以上一気に民間委託に切り替えるよう

なことは不可能と思うが、部分的にテストケースとして民間委託を導入し

てはいかがか伺いたい。


 以上、質間します。



2 ツインシティ大神地区土地区画整理事業の問題点


 大神地区土地区画整理事業は、8月28日に同地区内は市街化が確定し

た。しかしこの地区内は、従来よりツインシティ大神地区土地区画整理組

合設立準備会が存在し、これに平塚市が肩入れするという図式により現在

に至っている。

 しかし現在、組合が新たに設立されたが、この事業は多難、苦難が予想

される。それは組合設立に「異議」を唱える地権者が5分の1近くいるとい

うことです。

 これより質間します。

@この事業完成は、何年何月を予定しているのか。また事業地内の道路、

 水道等のインフラ整備はいつ着手し、完成は何年になるのか。 
                              
Aイオンモール等の誘致企業は確実に進出するのか。

 学校建設は計画通り完成するのか。

B農地が市街地になり、年々固定資産税がアップし、5年後には100%

 市街地課税になる。現在農業で生計を立てている農家はこの事業の遅

 れ、不確定要素の発生等でダメージが多大になる。市はどのような対策

 を考えているのか。

Cこの事業の総額220億円は、改めて見直しをしたのか。市のこの事業

 に対する補助金はいくらになるのか。

Dこの事業が計画通りに進展しない場合、これを積極的に進めている市長

 は、責任をどのようにとるのか。

 これは市長の答弁をお願いしたい。 

 以上質問します。



3 JR相模線の平塚駅延伸


 JR相模線の茅ヶ崎駅より平塚駅への延伸は、渦去実現に向け、平塚市民

の間では大きな議論と期待をもたらした。

 事実、平成16年から19年には、橋本駅から平塚駅に直通電車が運行

され、平塚駅までの延伸ができることが実証された。

 しかし、平成20年以降、延伸の話がとだえて久しくなる。

 平塚市は、その後どのような対策をとってきたのか。また今後はどのよ

うにこの事業を進めていくのか伺いたい。
    


4 振り込め詐欺を含む特殊詐欺について


 社会的に大問題になりでいる振り込め詐欺を含む特殊詐欺に対して、本

市ではどのような対策をしているのか。

 市内での過去3年間の特殊詐欺による被害件数、金額はどのようになっ

ているのか。

 また、特殊詐欺は犯罪内容が多様化しているようですが、どのような事

例があるのか。

 本市ではそれに対してどのような対策をしているのか。


 以上伺いたい。







2015/09/01 8:00:00|議会
平塚市議会・9月議会質問
 湘南平塚花火大会
 

 平塚市議会は8月26日より9月18日まで開催されます。

 私は9月8日(火)午前10時より、総括質問として下記の項目を

質問します。


発言通告

1、 家庭ごみ有料化と収集の民間委託

2 、ツインシティ大神地区土地区画整理事業の問題点

3、 J R 相模線の平塚駅延伸

4、 振り込め詐欺を含む特殊詐欺について







2015/08/26 8:00:00|政策
平塚市庁舎の建設発生土に鉛が確認
平塚市役所・駐車場建設現場に鉛が確認
 

 平塚市役所・新庁舎建設工事にともなう汚染土が新たに判明しました。

 建設発生土搬出に必要な地質分析試験結果で鉛の測定値が基準値を超え

ていることが確認されました。

 現状のままでは基準値を超過した土は搬出する事が不可能なため今後建

設発生土の処理について受け入れ先の千葉県と協議を進める。〜という行

政の説明がありました。

 これによる工事の遅れ、追加費用は追って発表するという事です。市役

所建設は当初から問題がいくつも発生し、工事費100億円が150億円

に膨れ上がっています。工期も1年以上遅れています。現在地に決定した

前大蔵市長とこれを推進した市議会議員の責任が問われます。当時は、市

役所は見附台広場に移転し、市民センターとの合築による複合施設にすべ

きと私たちは提案しましたが、この計画は少数議員ということで実現でき

ませんでした。

 今になると残念でたまりません。