有り余る時間を楽しく過す極意を知った友人らとの交流の場。 環境にやさしい趣味の世界へどうぞ。 趣味は現役の時から持つと人生が倍に楽しめます。
 
2010/04/16 20:40:27|竹とんぼとの苦闘
羽根の加工・・・熱い思いを込めて

 翼面をほぼ削り終わった状態の写真です。
 
 写真1 電灯の光に透かした様子です。後縁端が未だ厚い感じです。
 
 写真2 表面(上面)のキャンバーの付き具合です。平でないことを確認出来ます。どの程度付けるかは定かな確信はありません。模索中です。
 
 写真3 裏面(下面)のキャンバーの付き具合です。以前はここは全面平に仕上ていましたが最近は凹みを付けることにトライしています。性能的な効果の定量性評価はデータ不足でなんとも言えません。
 
 写真4 翼端の角度はほぼ水平です。試験飛行をしていない段階ですが、部屋でのフライトでは感触は良さそうです。

 机の横の本棚に一昨年の関東大会の純竹滞空4位の表彰状が飾ってあります。12.16秒の記録です。これ以上を目指して作ったつもりですがさて如何なものでしょう。結果は後々掲載します。







2010/04/15 21:33:53|竹とんぼとの苦闘
羽根の加工・・・表面の削り・・・想定ピッチ角の再現

裏面の粗削りが完了したら表面の加工に入ります。後縁端の線を確実に残しながら表面を削ります。また、蒲鉾型になるようにキャンバーを付けながら徐々に削ります。
全体の羽根の捻り具合は写真3のように再現されます。この捩れ具合は罫書き線に沿って削りだしたもので外力を加えて捻ったものではありません。軸に近い部分から翼端に掛けて翼面の角度が変わっています。

 写真1 裏面粗削り完了

 写真2 表面の粗削り状態

 写真3 粗削り状態の羽根の捻り具合







2010/04/14 21:27:17|竹とんぼとの苦闘
羽根の加工・・・裏面の削り・・・エッジが重要

諸般の事情がありまして、ブログの掲載が滞っていました。

 荒削りの段階では、羽は前縁端の裏側から削っています。
 削る前に残そうとする罫書き線に沿い瞬間接着剤を塗布します。前縁端、後縁端のエッジを残すため竹の繊維を硬くする目的です。
粗削りはナイフで進めます。中心のハブの部分の円形はコンパスで罫書き、その線に沿いナイフで切り込みを入れます。円形にしているのは観てくれが良いからです。最近の竹とんぼ技術理論では、この部分でも揚力を発生させるための戦いが行われていますので、円形は見かけません。
 後縁線は直線のまま残します。このエッジ部分が性能に影響し凹みや出っ張りがあると良くありません。特に後縁端は鋭いナイフエッジに仕上ますので注意が必要です。

 この段階では、翼端の錘に相当する部分は削らないで残しておきます。
 
 粗削りの段階では裏面は平に削り、仕上げの段階に入るとえぐるようにキャンバー(凹み)をつけます。表面のキャンバーとによりコアンダ効果を狙うためです。
 
 この段階で使う工具は、ナイフと半丸ヤスリです。

 写真1 裏面の削り
 写真2 片側裏面の粗削り完了
 写真3 翼端の錘相当部分
 写真4 裏面粗削り完了







2010/03/07 20:48:13|竹とんぼとの苦闘
羽根の加工・・・ピッチの組合せ

羽根のピッチの理屈と竹とんぼの実際とはどような関係が成り立てばよいのでしょう。この点が夢中になる要因の一つだと感じています。全く答えが見つかりません。
 
 滞空用はこんな削り方をしています。
 翼端のピッチを減らし空気抵抗を最小限に抑え、且つ良く飛び上がるように、コンスタントピッチ部分と逓減ピッチ部分とを組合せた羽根を想像します。エンジンが付いていないプロペラを如何に回し続けるか・・・・翼端のピッチをゼロに近づけ抵抗をミニマムにと願うのです。一方で、揚力を得るためにはピッチを大きくする必要があります。この組合せを見付け出す為に10余年も格闘しているのです。未だこれぞというポイントを見付け出せずにいます。

 高度用は一気に上昇させるために、逓増ピッチもどきの削り出しをしています。

 純竹の削り方を見てみましょう。 事例の数字は参考例です。
外形を整えた後に先ず翼端の厚みを落とします。板厚5.2mmの羽根材の翼端を2.8mmまで、羽根の裏側を削り落とします。羽根の表側の皮の部分は錘として残します。
 直径の50%の点から翼端に向かい削り落とします。50%の点では厚さは元の5.2mmを保ち、翼端に近づくに従い薄くし、翼端部分で2.8mmとなっています。削る冶具は、素材の厚さを調整したときに紹介した木片にサンドペーパーを貼付けた削り台です。

 軸心から50%部分はコンスタントピッチ、50%から翼端までは逓減ピッチとなる竹とんぼを想定したものです。

 写真1 外形を整えた羽根材の翼端部分
 写真2 削り冶具で翼端を2.8mmに削る
 写真3 直径の50%の罫書き線。左は削り加工済
 写真4 斜線部分は錘として残す部分







2010/03/05 22:31:26|お知らせ
竹とんぼ仲間  テレビ朝日 「ちい散歩」 に出演 
 神奈川本部相模原支部 「竹とんぼ工房 竹生庵」 の庵長さんからのお知らせです。

テレビ朝日から取材陣が到来収録。竹とんぼ工房(竹生庵)が「ちい散歩」の番組で取上げられました。

放送日 : 3月の16日(火)

番組名 : テレビ朝日の 「ちい散歩」

地井武男さんの気さくな質問に答える感じで、象眼竹とんぼの製作から飛ばしまでを収録されました。
竹とんぼ競技大会や通信紙「夢中人」が話題となったとのことです。

仲間の活躍を是非ご覧ください。
収録の様子を「夢中人」に投稿して頂きましょう。
「竹生庵」は毎月第一日曜日に例会開催。屋外で暑さ寒さを直に体験できる環境との由。

 写真 3枚とんぼ(海老名市在住 Aさんの作品)