有り余る時間を楽しく過す極意を知った友人らとの交流の場。 環境にやさしい趣味の世界へどうぞ。 趣味は現役の時から持つと人生が倍に楽しめます。
 
2010/06/19 22:54:56|竹とんぼの面白さ
よじ登り・・・自作の虫・・・想像の虫・・・手先の造形

 ここ暫くは竹とんぼから離れて、よじ登りの「虫」作りに励んでいます。あぜ道で見つけたひなげしや小判草の擬似虫に加え、かるーい紙粘土で虫を作りました。
 「てんとう虫」や「カタツムリ」です。てんとう虫に色付けするためインテーネットで色柄の種類を調べてみました。ありました。ニジュウヤホシテントウムシという名の背中には20以上の斑点が付いています。一番多いのが28の星がある仲間で、ジャガイモや茄子の葉を食べる農家の天敵だそうです。

 マグネットの磁力の大きさ、虫ピンの頭の大きさ、全体の重さを調整し、よじ登りの途中で落ちない虫を作っています。紙粘土は非常に軽く、大きな形で作っても0.15グラム以下に収まりました。この重量を計測するのに、スーパー竹とんぼ作りに欠かせない0.01グラムまで計れる重量計があるから助かります。

 紙粘土を指先で捏ねながら虫の形を想像し、指先に指令を出します。あまり永く捏ねていると乾き、紙の粉が指先から舞い上がります。手短に造形し水をつけて部品をつなげます。
これを見た子供たちのびっくりする笑顔を思い浮かべながらせっせと作ります。

 写真1 紙粘土で形を作ります。部品のつなぎは水気を付けま     す。
 写真2 下塗り、粘土の白色が色を引き立たせます。
 写真3 目を付けます。
 写真4 色斑点を付けます。最後につやだしニスを2回塗り      ます。

 斑点は、竹串の先端を平にし、適当な径に削り、白目と黒目、星の丸の大きさにします。絵具を先端に付け、印鑑を押す要領でマーキングしていきます。絵具が薄いと地の色が透けたり、溶け出しますので、適当な濃さ(粘性)が必要です。
目つき、背中の丸み、星の数と色の組合せを愉しんでいます。
60過ぎの親父が何をしてるんだ、と変人扱いにされないようこっそり密やかに愉しんでいるこの頃です。







2010/06/17 20:25:14|活動の様子
FM湘南ナパサ・・・この人と60分・・・ラジオ放送
 FM湘南ナパサの「この人と60分」というラジオ番組に紹介されました。このラジオ局は平塚駅前のNMビルにあり、地元に密着した局です。ナパサとは、周波数の78.3をもじったものです。
「この人と60分」という番組は1994年7月から続いている長寿番組とのことです。パーソナリティは、木下秀成さんです。
非常に上手な進行会話に導かれて1時間が大変短く感じました。

 生い立ちの話から始まり、現役時代のエピソード、竹とんぼ協会の話等色々の会話を交わし1時間が過ぎました。
国際竹とんぼ協会への入会案内もちゃんとできました。







2010/06/15 9:46:17|竹とんぼの面白さ
よじ登り・・・小判草がわらじ虫に・・・自然の造形

またまた、よじ登りの続きです。
小判草(俵麦)の群生を相模川の近辺で始めて見た時、海辺の岩場を走り回るワラジムシの群れのように感じました。女房に聞くと「小判草」という名の植物で、我が家の猫の額にも以前育っていたとのことでした。
 良くも虫に似ていると感心させられます。特に茶色の実は、目がある如く黒ずんで見えます。すぐ思い浮かんだのが「よじ登り」の虫に使うことでした。

 左右の鱗のような部品ばばらけないように瞬間接着剤で固め、色付けをし、目玉を書き入れます。透明ラッカーを吹き付けたり、アクリル塗料を塗ったりと、鱗を一体に固める方法を色々試行しましたが上手くいかず、瞬間接着剤に落ち着きました。良い方法があれば教えてください。
可憐に風に吹かれる小判草が、醜い虫に変身します。

 鱗状に重なり合った中心部分に虫ピンを差し込むのに苦労します。かなり硬い組織で、真中に刺すのに全体が壊れそうになります。結果、0.8mmのドリルで孔開けをする始末でした。

 7月4日 都内で開催されるボランティア活動に持参し、高年齢の方たちと遊ぶ道具を準備中です。当方は遊ぶ道具を作ることを愉しんでいます。

 写真1 比較的若い小判草(開成町あじさい祭り)

 写真2 茶色に実った小判草(平塚金目川沿い)

 写真3 瞬間接着剤で固め中

 写真4 目玉を入れてみた試作品







2010/06/14 11:45:15|竹とんぼの面白さ
竹とんぼが教えてくれた・・・歴史を再認識・・・札幌大会余話

 読売新聞日曜版(2010・6・13)に掲載された「開拓使札幌麦酒醸造所」の歴史記事を読みました。
以下、記事の抜粋です。
「村橋久成・・・北海道開拓 顔に刻まれた決意
薩摩藩加治木島津家一門の嫡子でロンドンに留学、函館戦争に新政府軍軍監として参戦。開拓使に採用され、官営ビール工場建設を推進、「札幌麦酒醸造所」を完成。」

 昨年開催された「第27回全国竹とんぼ競技大会 in 札幌」の後夜祭で訪れた場所です。入り口に並べられた樽に書かれた文字の読み方が判らず今日に至っていました。記事に挿絵が付いており、ビール樽に書かれた文字の意味が漸く理解できました。

 「麦とホップを製すればビイルとゆう酒になる」

 先入観は恐ろしいもので、左か右の上段から横方向に読むものと思いましたが読めません。樽を積み替えたためにごちゃごちゃになったものと思っていました。右上から斜め左下に読み下ろしていくと、「麦とホップを・・・」と読めました。

 読売新聞の挿絵で、記者は村橋久成にこう言わせています。
「政治と利権を製すれば腐敗という酒になる」

 サッポロビールのHPで詳しくその歴史を学び、意味がわかりました。 また勉強になりました。竹とんぼのお陰です。







2010/06/12 22:31:24|竹とんぼの面白さ
よじ登り・・・擬似虫・・・自然界の巧妙さ

よじ登りの話の続きです。
磁石の上下運動に追従し「擬似虫」が動くからくりを面白がっています。
以前は「かるーい紙粘土」を使いてんとう虫、カタツムリなどを擬似虫として作りました。散歩の途中で見かけた花の種が虫の形に似ており使えそうだと持ち帰り、竹とんぼ仲間から「ながみひなげし」という植物であることを教わりました。
何か利用できそうなものは無いか、転用が利くものはないかなどと常に問題意識を持ち続けると、案外答えが向こうからやってきます。

 写真1 殻で作った擬似虫です。重さを量りながら0.2グラム以下のものを選び色を塗ります。虫ピンの頭を刺し、マグネットの相手役とします。

 写真2 殻を集めた状態です。

 写真3 黒い部分は、殻から出てきた種子です。一つの殻に何百もの種子が隠れています。花びらが落ち、種子が実ると殻の蓋が開き、種子が外に飛び散るようです。

 写真4 左の緑色が残っている殻はまだ完全に熟していないもので、三度笠の蓋が閉まっています。
右の茶色のものは、蓋が開き六角堂の柱のような間から種子が飛び出るようです。収穫した殻をポリ袋に入れ、1時間半ほどの散歩道、振り回していると種子が飛び出て、殻が空洞になります。
風にそよぐ勢いで種子が隙間から飛び出すとのことです。自然界は素晴らしい工夫を凝らしていることをまざまざと見せ付けられました。

 三度笠のような殻に色づけしながらじっと見ていると、「竹とんぼつくりへの工夫が足りないぞ!」と叱られたような気がしました。