有り余る時間を楽しく過す極意を知った友人らとの交流の場。 環境にやさしい趣味の世界へどうぞ。 趣味は現役の時から持つと人生が倍に楽しめます。
 
2011/07/25 23:08:44|竹とんぼの面白さ
竹とんぼミニ発射機

加齢と共に掌の湿り気が無くなり、竹とんぼの軸が勢い良く回せなくなったと感じている方は居りませんか。
軸付きの竹とんぼを飛ばす冶具を周りにある材料で作りました。
諸先輩が残してくれたポンチ絵を参考に、身近にある材料でお金を掛けないことを心掛けました。

 150mmほどの軸がすっぽり入る真鍮パイプを基準に各部品を作ります。真鍮パイプは外径5mmです。この寸法をベースに、軸受、ブレーキ、主筒などの部品に使う竹材を選びます。
近くの川岸に繁茂している篠竹を機会ある毎に切り取り保管してあります。ドリルを使わないで希望の内径を得る方法として活用しています。どうしてもぴったりの寸法の部分が見つからない時には、ドリルにて内径を調整します。

 肝心なことは、ブレーキ機能を持たせることです。紐を引く時に軸がだらだらと回らないよう指でブレーキを掛け、紐をピンと張り一気に引出します。ここがポイントです。

 組立過程で、接着剤の塗布方向をを間違えると軸と振れ止めの隙間に接着剤が侵入し着いてしまったり、余分な部分に侵入してしまうことがありました。

 写真ー1 ミニ発射機組立図
       あるグループの皆さんに講習用として作った図

 写真ー2 部品完成

 写真ー3 仮組立

 写真ー4 篠竹の備蓄品







2011/07/24 23:35:26|竹とんぼの面白さ
梅雨の候・・・・竹にはカビが一番怖い!

今年漸く、竹とんぼの材料がカビに侵されないでこの梅雨を乗越えました。
何時も何時も、カビだらけの竹材。ある時は全国大会で一寸した表彰状を頂いた競技用竹とんぼがカビだらけ。
如何に思いやりが杜撰であったかを反省する毎日です。

 写真ー1 お嫁に出す前の娘たち
 一切のけがれも無く送り出すには、検分です。
 竹とんぼの面白さを知ろうと竹とんぼ教室に来られた方に、一定のルールとマナー、加えて流儀をお伝えする以上、品質管理、人質管理が最大重要です。
参加するイベントに供出する羽根のチェックは徹底的に!!が信条です。

 写真ー2 塩梅を・・・バランスを
 ベランダに干す梅干・・・・毎年10kgを漬けてます。
 その横に竹とんぼの材料が山と積まれ天日干し。
 女房に怒られっぱなし。面目ない、頓首。

 写真ー3 梅干よりも肩身が狭い・・・・僕は何時飛びたてるんだろう??
 失敗の繰返しでした。漸く、カビの生えない梅の塩梅、竹とんぼの竹そのものを生かすことが出来なかった反省の日々。やっとこさ、何とか3,000枚の竹とんぼ素材にカビという迷惑を掛けないで済みました。

 竹に遊ばれる楽しさを日記に記載しま〜っす。
 (時々は手抜きします。ごめんね。)







2011/07/23 21:46:02|竹とんぼの面白さ
自動巻取式発射機−3

写真ー1 発射機台座とハンドル
 発射機台座とハンドルの部品が出来ました。各部品の角部に丸みをもたせバリを無くします。
 
 写真−2 羽根の印刷・・・・羽根の版画
 小さな羽根を竹材に罫書くのは大変です。ゴム印を作りました。一度にたくさん印画します。写真の例では、30mm、50mm、60mm長さの羽根を印刷したところです。

 写真ー3 羽根の加工
 羽根のサイドをえぐり加工し、終わったら個々の部品に切断する方法をとります。細かな加工をする時に、材料を握る部分を残し作業を行なうのが楽です。最初から羽根を所定の長さに切断してしまうと指で保持するが困難です。
サイドのえぐりをミニルーターで加工したところです。

 写真ー4 発射機と羽根
 削り終わった羽根、完成したミニ竹とんぼ、発射機への組込み状態です。

 この発射機に合致する羽根の長さは、最大70mm位が妥当と思われます。それ以上の長さの羽根では軸の長さが長くなるため、引き紐を最大引出しても飛出しませんでした。このような冶具でも分相応な相対関係があることを発見した次第です。







2011/07/22 21:57:21|竹とんぼの面白さ
自動巻取式発射機−2

 羽根の長さ30〜70mm位の小さな竹とんぼをどのように飛ばすかを一生懸命考え、実践している方に9年前にお会いしました。大宰府(第20回)大会の前夜祭です。ある大学の教授でした。
ストローを30mmくらいの長さに切り、竹とんぼの軸をそのストローに刺し、軸の下端をパッチン方式で回転させていました。また、息を勢い良く吹きかけ回転させて竹とんぼを浮かせる方法も教わりました。各種の工夫された発射機を見せて頂きました。大教授が子供の笑顔で愉しんでいた姿が脳裡に焼きついています。この大会で、象嵌滞空19.96秒を出し3位入賞をした記念すべきひと時でした。

 さて、発射機の部品を作ります。
 
 写真−1 軸受台の切り込み
 小さな部品を一度にたくさん作るときには、加工する部分を並べ造作が終わったら個々の部品に切断する方法をとります。下駄の歯の様に加工しています。

 写真ー2 軸受台の切断
 一つ一つの軸受台に切断します。コの字の形の部品に真鍮の軸受けを嵌めます。写真の状態で×線が部品の端面に罫書いてあります。この×を中心に孔を開けます。孔は、外径5mmの真鍮パイプがシックリ嵌まるよう加工します。

 写真ー3 軸受
 真鍮パイプを切断します。パイプカッターと切断したパイプです。

 写真ー4 発射機台座
 軸受台と台座を組立、軸受の入る孔を同時加工します。別個に穴あけした部品を組立ると孔の芯が合わないことが多いため、同時加工します。真鍮パイプを押し込みます。







2011/07/20 21:48:30|国際竹とんぼ協会紹介
復刊活動のお願い:『竹とんぼからの発想 』

 現役の時から竹とんぼにはまりソフトランディングに成功、多くの仲間との交流の機会を通し、会社生活だけでは遭遇し得ない機会に恵まれ2倍の人生を楽しんでいます。
大量の団塊世代が定年時期を迎え、有り余る時間の過し方に戸惑う姿を見るにつけ、お手伝いができたらと思い、竹とんぼを介して色々な活動を続け大いに遊んでいます。
 数年前、竹とんぼの趣味仲間(竹とんぼ症候群奇族集団)のバイブルであり、垂涎の的になっている「竹とんぼからの発想」を復刊できる機会があることが判り、仲間同士で運動中です。漸く規定投票数を越え、講談社との復刊交渉が始まるに至りました。しかし予断を許さない状況、皆様の今一歩のご支援をお願い致します。
既にご投票いただいた方にも現況のお知らせと共に、知人、友人の皆様へのご協力依頼をお願いする次第です。
 団塊の世代の大量定年を迎える今こそ、このような貴重な資料が必要です。手作りの面白さ、その温もりにより人づくりを教えてくれる貴重な出版物です。
 講談社のブルーバックスは「科学もの」をテーマにした文献の集合体であるため、読者が限定され、古本が出回ることが非常に少ないです。新刊当時1,000円程度のものが、AMAZON古書価格では18,900円の高値を付けたこともあります。
  多くのメンバーがご高齢でパソコンを使える環境に無い方も居られます。この投票方式は、インターネット以外での手法は通用しませんのでなかなか集票が進みませんでした。是非ともご協力頂ければ幸いです。友人の皆さんにもご紹介下さい。

■『竹とんぼからの発想 ブルーバックスB-636』復刊リクエスト投票ページ
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=19276&tr=b

 当協会には全国に仲間がいます。竹とんぼ教室の出前には近場のメンバーと連絡を取り合い、地区活動や各種イベントでの竹とんぼ教室開催のお手伝いに応じています。ぜひご連絡下さい。