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2012/07/14 22:16:12|イベントの華・工夫
クス玉作りに挑戦

クス玉作りに挑戦しました。
竹とんぼを通じて各種団体とのお付き合いが増えます。何年も交流している間に必ず訪れるのが「何周年記念」なるお祝い事です。
そのお祝いの日に華を添えようと挑戦したのが「クス玉」作りです。
クス玉の作り方のHPが沢山あり参考にしましたが、いざ作るとなると結構厄介なものでした。

写真ー1
水滴みたいな形をしています。
百円ショップで売っているボールを使おうと思いましたが適当なものが無く、風船を使いました。
風船が真ん丸くなるつもりで膨らましたのですが、水滴状の形を成し、写真のような形状となりました。
フックの先に緑色に見えるものが風船の口部分です。
 一層目
新聞紙を5cm角に切り、水に浸けて風船の表面に貼付けます。糊は使いません。クス玉の外殻が出来上がった時点で風船を取り外します。糊を使わない理由は簡単に剥がれるようにするためです。
 二層目〜
新聞紙に糊を付け満遍なく貼り付けていきます。層を重ねるたびに乾燥させます。半乾きの状態で層を重ねると水蒸気により層間剥離を起こします。
何層重ねるかは、クス玉の大きさにもよりますが、5層以上は必要です。乾いた時点で堅く変形しない程度の積層を行います。
 糊
薄力粉を水に溶かしコンロで暖め糊を作ります。
新聞紙に十分染込ませ、風船の外径になじむようにします。このため糊はなるべく薄めにします。結構な量を使います。

写真ー2
新聞紙での外殻が出来たら、障子紙を貼ります。新聞紙の黒文字が見えなくなる程度の積層とします。

写真ー3
金色に塗装します。100円ショップで購入したアクリルの絵具を使いました。20ml入りのチューブを3本使い切りました。

写真ー4
金色はなかなか綺麗に一様な色調がでませんので何回も重ね塗りします。5回位塗り重ねた状態です。
ベランダの風通しの良い場所で乾燥します。







簡易発射機の最終回

簡易発射機の最終回です。

写真ー1
K 引き手(竹筒)
L 引き紐(ケプラーノット6号)
羽根つかみの台座に開けた溝に紐を通し抜けないように固定します。紐の端部にはKの引き手を着けます。
ケプラーノットは磯釣りに使う非常に強いハリスです。柔らかくて強いため使い勝手が良いようです。

写真ー2
紐を引く時のブレーキの掛け方です。左の親指でブレーキシューを抑え、紐に張力を蓄えます。親指を離すと同時に一挙に引きます。
自身も周りの方の安全を第一に発射しましょう。

写真ー3
以前作った発射機の部品全体写真を見つけました。
本体筒の上端に番号が記してあります。各部品の直径の組合せが良いものに同一番号を付し1セットとして構成します。

写真ー4
ある竹とんぼ同好会で使用した組立案内図です。パソコンの中で眠っていたものを発見しました。
当時使用した部品名称と今回掲載の名前が異なりますが、気分で付けたものですので面目なし。お許しの程。

発射機は以上です。
齢を重ねると共に掌の湿り気が無くなり、竹とんぼが巧く飛ばせません。そんな時に助けてくれるのがこの簡易発射機です。普通の軸付竹とんぼを高く飛ばしてくれます。
くれぐれも、自他共の安全に気を付遊びましょう。







簡易発射機の製作 総組立

最終段階に来ました。簡易発射機の部品の製作と組立を続けます。

写真ー1
B 巻込み防止キャップ(竹の輪)
引き紐が上部軸受と軸との間に巻込まれないようこのキャップを着けます。キャップの上部は丸みを付け、引き紐の軸への巻き付けをガイドします。
キャップは軸に接着します。

写真ー2
@ 羽根つかみ
A つかみ台座
B 巻込み防止キャップ
C 上部軸受
G 軸
H ブレーキシュー(赤塗り)
位置関係を調整チェックします。
つかみ台座の軸との接触面に引き紐を通す溝を掘ります。
また、羽根つかみと軸を固定するピンを打ち込むきり孔を明けます。軸表面に三角錐の凹みが見えます。

写真ー3
J 回り止めピン(Φ1.8mmぎんなん竹串)
つかみ台座と軸を仮組みし、Φ2mmの切り孔を明けます
ピンは接着剤で留めます。

写真ー4
本体筒に組立完了の軸周りをはめ込みます。
B巻込み防止キャップを緑色に、Hブレーキシューを赤色に塗り分けました。







簡易発射機の部品製作 心臓部の加工

簡易発射機の部品の製作と組立を続けます。

いよいよ発射台の工作です。@羽根つかみは自分が作っている竹とんぼの羽根の形状に合う寸法とします。設計図では寸法を示していますが、自分なりのものです。
加工を楽にするため樹脂やゴムなどを使います。樹脂の水道ホース、ゴムパイプ、園芸用樹脂の擬似竹などです。

写真ー1
@ 羽根つかみ
例では、瞬間接着剤の樹脂ケースを活用しました。柔らかく加工がし易いためお勧めです。切断面にヤスリを掛けると毛羽が発生しますので、ナイフで円滑なカッティングをした状態(切りっ放し)が良いようです。
垂直に立った面で竹とんぼの羽根を押し回転させます。軸の回転より竹とんぼの回転が速いと坂道側を駆け上がり飛び出す塩梅です。

写真ー2
A つかみ台座(竹筒を2重に)
樹脂の内径にあった竹筒、軸の外径に合った竹筒を組合せ台座を作ります。円い木片でも構いませんが、竹とんぼ症候群の意地で竹筒の組合せを選定した次第です。

写真ー3
同上を裏面から見た図です。

写真ー4
羽根つかみのえぐり部分の感じを表わしています。竹とんぼの羽根の中心近くの幅とひねりの関連を見ながら、えぐる大きさを決めます。
えぐりの高さ(深さ?)は余り高すぎると竹とんぼが飛び出し難くなります。飛行錯誤し、トップの出っ張りを切取って調整しました。







簡易発射機の部品製作 続きの続き

簡易発射機の部品製作と組立を続けます。

写真ー1
G 軸(Φ5真鍮パイプ)
H ブレーキシュー(竹筒)
ブレーキシューは、発射する寸前に引き紐に張力を蓄えるために必要です。ブレーキがないと紐がだらだらと緩み、一挙に飛び立たせることが難しいからです。
シューの外径は本体筒の内径より約1mm位小さい寸法の竹筒を選びます。一方内径は軸に堅く嵌まるものが望ましいです。なかなか適当なのもが見つからない時は、写真のように糸を巻き太さを調整します。


写真ー2
F 本体筒(竹筒)
竹筒の太さは、真鍮パイプ軸の外径5mmを基本として、軸受の竹材の太さから本体の径を選びます。
写真では、ブレーキシューを指で押えるための開口が見えます。左手の親指でシューを押えられる程度の開口の大きさとします。


写真ー3
C 上部軸受
F 本体筒
G 軸(Φ5真鍮パイプ)
H ブレーキシュー
部品が出来る毎に、部品同士の相対位置の整合性をチェックします。


写真ー4
同上を仮に組合せた状態です。
軸が円滑に回るか、ガタがないかなどのチェックします。
確認後、上部軸受を本体筒に接着します。軸に接着剤が着かないよう注意します。接着剤は高粘度のものを選び竹材に浸透し余分なところに着かないよう注意します。